訳わからん このシャバは

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南北閣僚級会談、決裂と両国の思惑

2007年06月02日 22時58分44秒 | Weblog
         やっても無駄だと言ったのに、会場を後にする南北代表

【筆者記】
北朝鮮の核放棄か、それとも韓国のコメ支援かで話し合われた南北閣僚級会談について朝日新聞は会談が事実上決裂したことについて次のように伝えています。
「ソウルで開かれていた韓国と北朝鮮の閣僚級会談は1日、事実上決裂して閉幕した。韓国側は核問題が進展していないことを理由にコメ支援の再開に慎重な姿勢を崩さなかった。これに対し、北朝鮮は核問題の停滞は米国の金融制裁が原因と主張している模様で、韓国の対応に強く反発した。北朝鮮の核問題をめぐる6者協議は2月、核関連施設の稼働停止などを盛り込んだ「初期段階の措置」で合意したが、マカオの銀行バンコ・デルタ・アジア(BDA)の資金送金問題のために足踏みしている。今回の南北会談の結果は、今年に入って好転しつつあった南北関係にもBDA問題が影を落とした形で、BDA問題が長引けば、韓国政府は戦略の練り直しを迫られそうだ。」ということだそうだ。
今回の会談でも韓国は従来の立場を説明し初期段階措置を早く履行するよう求めたたが北朝鮮側は「民族重視の精神で問題を解決すべきだ」と反論し、核問題とは切り離してのコメ支援再開にこだわったそうです。人道的支援を優先しろなんて他国に対してコメを早く持ってこいなんて感謝の気持ちもあったものではない、まるで親戚同士の話し合いで一方の親戚が財政的に苦しい状況だから、米をもってこい、持って来なければ持っている散弾銃で脅かしてやると言っているのと同じです。
それを機嫌を伺いながら探りを入れる韓国、そして一方の脅しの北朝鮮、本当にいいコンビです。
今回の会談で韓国側が提案した国防相会談の開催や南北鉄道の部分連結などは、すべて持ち越し。次回会談の日程も決まらなかったそうですがなにか朝日新聞を読んでいると、北朝鮮のことについてどうも同情的な記事が多い、やはり対話と圧力ではなく、対話と人道支援というスタンスで書いているとしか思えません。
BDA問題が今回の決裂の最大の原因としていますがはたしてこの考えは正しいのなのでしょうか。この問題の最大の要因は北朝鮮が「初期段階での措置」つまり核関連施設の稼働停止を早急に履行しなかったことです、それに対して支援などあるはずがありません。
すべての狂いは盧武鉉の「融和政策」の破綻から出たことなのです。
では今までの流れと盧武鉉の今後について私なりに少し書いてみたいと思います。
先月の29日に開催された南北閣僚級会談、会談は和やかな空気で始まりました。北朝鮮のクォン・ホウン内閣責任理事は「統一への田植えと言う気持ちだ」だと満面の笑顔で話し、それに対してアホで有名なイ・ジェジョン統一相は「列車が前にすすむように前進するよう努力しましょう」と答え、この会談が統一に向けての第一歩だとする印象を与えました。
この雰囲気などから核問題について北朝鮮に対して柔軟な対応を促すことが出来るのではないか期待されていました。
しかし、この会談では米の支援40トンを人道的な立場から支援を強く求めた北朝鮮と核の放棄の履行を求めた韓国との間で真っ向から意見が対立し、案の定、会議は懐疑(かいぎ)的となり、意見は暗礁に乗り上げ、最終日に完全に物別れに終わりました。次回の日程も決まらなかったのです。
盧武鉉の融和政策に水をさす結果に終わった今回の会談は盧武鉉の考えでは国際的に通用しないことが証明されたのです。次回の日程も決まっていません。
融和ムードが出ていたにも関らず、もの別れになってしまった原因の背景とはいったい何だったのでしょうか。説明をしたいと思います。
まず韓国の考えです、韓国の思惑とは六カ国協議で合意した核施設の稼動停止などを履行しなければ約束した40万トンのコメ支援を先送りせざるを得ないと申し出たのです、つまり北朝鮮が半島の非核化に向けて行動を起こすよう促しました。
つまり六カ国の中でこの問題の朝鮮半島問題で平和と安定の旗振り役として一定の主導権を発揮したいと言う思惑があります。
核問題解決のためには北朝鮮の取引しかないとして履行した場合、重油5万トンの支援についても韓国は率先して手を挙げたのもそのためなんです。
一方の北朝鮮は国内事情から何としてでも支援を受けたい、南北には新しい合意は要らないとして民族重視、支援重視の観点から韓国を攻め立てたのです。
だからこそ韓国側が要求した拉致問題や離散家族の問題での解決にまったく反応をせず、見向きもしませんでした。
何の合意も出来ず次回の会談も決まらなかった今回の会談は逆に高まりつつあった南北融和に水を差された感はゆがめません。
このように韓国は北朝鮮を追い詰めても朝鮮半島の不安定化につながるだけだとい考えから対話をしながら最終的に北朝鮮の核放棄を目指す融和政策を取ってきました、しかし北朝鮮が核の放棄に向けた措置をを履行しないまま、今、韓国を取り巻く状況が変わってきているのです。
北朝鮮が核の放棄の具体的な措置を取ることで合意した六カ国協議で韓国はこの協議の進展を追い風に早々と肥料30万トンの輸送を始めました、そして北朝鮮の強い認めに応じて米40万トンの支援を約束した韓国。
その中にあって韓国に自制を求める声が大きくなってきたのです。米国政府は「北朝鮮の非核化と韓国の融和政策は連動してすすめるべき」と釘を刺しました、つまり、人道支援だけではだめだ、米支援を餌に核放棄をさせるよう促したのです。
だからこそ、韓国は北朝鮮の最後まで要求に応じなかったのです。
しかし韓国の基本姿勢は変わっていません、盧武鉉の基本政策はなんと言っても南北融和政策です、ですからすぐにでもコメ支援はしたいはずです。
南北がコメ支援の再開で合意した4月の時点では北朝鮮が近く核の放棄に向けた措置を履行するのではないかとした楽観的な見方が韓国政府には支配的だったんです。しかし韓国はコメ支援、重油支援などでタンカーも準備し5月の期限までは何とか北朝鮮が動くのではないかと思っていたはずです。だから国内外的の批判をかわすために韓国政府は支援の時期と速度は「北朝鮮の出方次第で調節する」として北朝鮮に伝えてあると公言していました。しかし結局、北朝鮮は動きませんでした。
そこで融和第一主義の盧武鉉は焦ります。核問題で進展がない中の支援は世論の理解を得られないだけではなく、五カ国から批判を受けるのは避けられません、だからこそ盧武鉉は統一省に対して「あくまで核放棄に向けた措置の履行なくして米の支援はなし」と言う立場を断固貫くよう指示を出さざるを得なかったと思われます、したがって今回の結果でなんら成果を得られなかったことで南北関係は足踏みの状態に戻ってしまいました。現状は、盧武鉉は完全に北朝鮮の核放棄とコメ支援の板ばさみになっているのです。
しかし、コメ支援の問題が進展しなかったことについては北朝鮮は合点してます、いわゆる、想定内のことなのです、六カ国の合意の履行について遅れている理由として北朝鮮は早々と声明を出し、BDAの送金が遅れているのは米国の責任だとして主張し自らの責任を回避し例によって責任転嫁ました。
一方でコメ支援については南北の合意が守れないのか、人道的問題であり、政治的な問題から切り離して考えるべきと主張し、韓国にたたみかけているのです。
しかし、不思議です、この考え方は逆に韓国が離散家族の対面事業などで人道問題として以前から言い続けてきた考えではなかったでしょうか、ここに来て両国の言っていることが完全に逆になっています。汚い、したたかといえばいいのか、自分達には人道支援ですか、とんでもない民族同士の対話です。この民族の歴史はすべて差別の歴史と言っていい、民族の融和など間違ってもあり得ない、統一などあるわけがないんです、韓国は脱北者も差別の対象、ましてや在日など韓国に行けばキョッポと言って差別をします。一方が崩壊するしかない絶対にあり得ません、私は支援策は北朝鮮を延命をさせているだけであり、支援という人工呼吸器を外さない限り、朝鮮半島の解決はあり得ないと思っています、そして拉致問題の解決は北朝鮮が崩壊かること、それしかない、それほど複雑怪奇な民族だと思います。
今や北朝鮮は、米国も譲歩し、韓国も弱腰融和政策を続ける中で優位になっていると判断し、北朝鮮は完全に足元を見ながら対話の中で牽制を続けているのです。末期である盧武鉉はここに来て完全に対話戦略は行き詰まり、圧力という手段に出ざるを得ない状況ですが、しかしこの大統領は宇宙人見たいもの、国際社会もわからず、国内でも裸の王様ですが中国からも相手にされなくなるでしょう。
そして北朝鮮からみれば今、最大の強敵は日本です。それは拉致問題を抱えているからなんです、だからこそ、今まで以上の圧力をかけるべだ。これからあの朝鮮おばさんのアナウンサーは反日放送で忙しくなるのではないでしょうか。

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備考
最後までお読みいただき、ありがとうございます、あまり時間がなく、なるべく一時間以内で書き上げることを考え、書いています、従って誤字や文章の流れにおかしい点があるかと思いますがなにとぞご了承ください。