上級韓国語 - ちょんげぐりの世界

韓国語の勉強もそろそろビジネスクラスへ乗り換えましょう。上級韓国語をめざして,古狸案先生の授業は随時更新中です。

餅とことわざ

2010-02-05 | ことわざ
韓国人も日本人に劣らず餅が好きですね。
街の中には餅を売る떡집が店を構えています。

복덕방にかけた福떡房という屋号の店もあります。

ことわざの中には餅に関するものが結構ありますね。

一番有名なのは‘누워서 떡 먹기.’ですね。
これは‘아침을 먹기 전’です,
つまり「朝飯前」ということです。

‘떡 본 김에 제사 지낸다.’というのもありましたね。
直訳すると「餅を見たついでに祭祀を営む」という意味ですが,やろうと思っていたことを偶然の好機に乗じてすることを言います。

‘남의 떡이 더 커 보인다.’なんてのはどうですか。
「隣の柿は赤い」ですね。

餅をつくことを떡을 치다と言いますが,これは隠語,俗語で××をするという意味でも使われます。

知っているようで知らない表現に「尻餅をつく」があります。

「凍った道ですべって尻餅ついちゃった。恥ずかしいったらなかったわ」
若い女の子が言いそうな表現です。

빙판길에서 미끄러져 엉덩방아를 찧었어. 창피해 죽겠어.

凍った道は빙판길〈氷板-〉といいます。
尻餅をつくは엉덩방아를 찧다です。

餅の話に戻りましょう。
餅はふつう찹쌀から作りますが,材料や作る方法によっていろいろな種類があります。

시루떡と言うのがありますが,食べたことがありますか。
시루というのは蒸籠(せいろう)のことです。蒸し器ですね。
ですから시루떡は蒸し器で蒸した餅です。

そのほか절편という白い餅を花びらの模様のある円形,または四角形の型にはめて抜いて作った餅や,うるち米の粉を熱湯でこねて適当な大きさにちぎり,そこに胡麻,あずき,ウグイス豆,栗などの餡を入れて三日月形に作った송편というものなどは,みなさんにおなじみだと思います。

私たちが子供のころの正月の楽しみは,餅を焼いて食べることでした。
しかし,今では餅を食べる習慣もだんだんなくなっています。

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