わが韓国語学校では,午後の授業が始まっていきなり教科書に入ることもあるが,会話練習のため「昼ご飯は何を食べましたか?」と聞かれるときがある。
私はいつも家からおにぎりを持ってきているので「ゲンコツ飯を食べました」と答えている。
「ゲンコツ飯」とは,ご飯をこぶしのように軽め手食べやすくしたもの,つまり「おにぎり」のことだ。
주먹밥
ところがある日,同じ質問に答えをしたら「おにぎりは오니기리でいいですよ」という先生がいらっしゃった。
その先生の意見は「食べ物の名称にも各国特有の文化があるのだから,無理に翻訳してしまう必要は無い」というものだった。
삼각김밥
ちなみに,韓国のコンビニで売られているおむすびは삼각김밥と呼ばれている。
三角ののりまきという意味だ。
さて,今回の題目にもう一つ「そうめん」と書いたのだが,正確に言うと韓国の국수と日本のそうめんとはちがう食べ物だと思う。
あえて韓国の국수を無理やり日本語訳するとなると「そうめん」がいちばん近い食べ物であるということだけを言いたくて,非常に長い前置きになってしまった。さて,やっと今回の本題である。
母 「同級生の玉姫さん,婚約したんだって?」
娘 「玉姫は玉姫,私は私でしょ」
母 「そんなこと言ったって,お前ももうすぐ30歳じゃないの!
いつそうめん食べさせてくれるのかい?」
娘 「ほっといてちょうだい!」
韓国語の慣用句に「そうめんを食べる」という表現がある。
국수를 먹다
この국수를 먹다とは「結婚する」という意味があるのだ。ところで,なぜそうめんなのかというと「めんは長い」ので「長い間幸せに」という願いを込めて,結婚式に국수をふるまうという風習があるからだそうだ。
そういう背景がわかって初めて「いつそうめん食べさせてくれるの?」の意味が分かるというわけ。
「そうめんを食べたい」若い者は,いくらでも私がご馳走するので,遠慮なく連絡をいただきたい。
彼女!一緒に「そうめん」食べないかい?
古狸案先生の「役に立たないはずがない韓国語」から。(みなもとせいいち)
*注:韓国でも,最近では「いつ結婚するの?」「結婚していますか?」などと,やたらに聞くことは,相手に嫌悪感を抱かせるとして「準・禁句」である。
私はいつも家からおにぎりを持ってきているので「ゲンコツ飯を食べました」と答えている。
「ゲンコツ飯」とは,ご飯をこぶしのように軽め手食べやすくしたもの,つまり「おにぎり」のことだ。
주먹밥
ところがある日,同じ質問に答えをしたら「おにぎりは오니기리でいいですよ」という先生がいらっしゃった。
その先生の意見は「食べ物の名称にも各国特有の文化があるのだから,無理に翻訳してしまう必要は無い」というものだった。
삼각김밥
ちなみに,韓国のコンビニで売られているおむすびは삼각김밥と呼ばれている。
三角ののりまきという意味だ。
さて,今回の題目にもう一つ「そうめん」と書いたのだが,正確に言うと韓国の국수と日本のそうめんとはちがう食べ物だと思う。
あえて韓国の국수を無理やり日本語訳するとなると「そうめん」がいちばん近い食べ物であるということだけを言いたくて,非常に長い前置きになってしまった。さて,やっと今回の本題である。
母 「同級生の玉姫さん,婚約したんだって?」
娘 「玉姫は玉姫,私は私でしょ」
母 「そんなこと言ったって,お前ももうすぐ30歳じゃないの!
いつそうめん食べさせてくれるのかい?」
娘 「ほっといてちょうだい!」
韓国語の慣用句に「そうめんを食べる」という表現がある。
국수를 먹다
この국수를 먹다とは「結婚する」という意味があるのだ。ところで,なぜそうめんなのかというと「めんは長い」ので「長い間幸せに」という願いを込めて,結婚式に국수をふるまうという風習があるからだそうだ。
そういう背景がわかって初めて「いつそうめん食べさせてくれるの?」の意味が分かるというわけ。
「そうめんを食べたい」若い者は,いくらでも私がご馳走するので,遠慮なく連絡をいただきたい。
彼女!一緒に「そうめん」食べないかい?
古狸案先生の「役に立たないはずがない韓国語」から。(みなもとせいいち)
*注:韓国でも,最近では「いつ結婚するの?」「結婚していますか?」などと,やたらに聞くことは,相手に嫌悪感を抱かせるとして「準・禁句」である。
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