上級韓国語 - ちょんげぐりの世界

韓国語の勉強もそろそろビジネスクラスへ乗り換えましょう。上級韓国語をめざして,古狸案先生の授業は随時更新中です。

韓国語と体言止め

2012-02-10 | 文法
만듬か만듦か 名詞形の作り方

韓国語は日本語に比べて体言止めが少ない言葉です。
体言止めというのは新聞記事などでよく使われ「断念する」を「断念」,「出火した」を「出火」,「発言した」を「発言」というように「~する」「~した」という部分を省略した形です。
また「海はイモを洗うような大混雑」,「若い女性の間で静かなブーム」などというものもこのたぐいでしょう。

体言止めは文字を節約する利点があるので,箇条書きのようなメモには向いていますが,語尾の部分を省略したことで,細かいニュアンスが伝わりにくい欠点があり,一般の文章では日本語のようにはあまり使われません。

このほかに,元来名詞ではないものを「~すること」という形にして名詞のように見せる名詞形[명사형]というのもあり,この名詞形を作る方法には-음,-ㅁ,-기などいくつかがあります。

・오늘 점심에 자장면을 먹음. (今日,昼にジャージャーメンを食べる)
・오늘 저녁 6시에 철수와 공부함. (今晩 6時にチョルスと勉強する)
・내일 오후에 도서관 가기. (明日午後に図書館に行く)

ところが만들다のように語幹が-ㄹで終わっているものは,作り方がやっかいです。
上のように먹음,공부함と,ただ-ㅁを付ければいいというのではありません。
発音は[만듬]ですから,発音通りに만듬と書いてもいいのでしょうか,それとも語幹に-ㅁを付けて만듦と書かなければいけないのでしょうか。
悩むところです。

さて,答えは…
みなさん,以前にしたパッチムの勉強を思い出してください。
[-m]と発音するパッチムにはㅁ,ㄻの2つがありましたね。
つまり만듦と書いても発音は[만듬]なのです。
닭を[닥]と読むのと同じです。
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