里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

落ち葉をすき込んで土作り

2024年01月18日 | 畑:土物類

毎年、落ち葉を利用して土作りを行っています。
12月初めに、畑のすぐ近いところの落ち葉を集めすき込みました。
そして1ヵ月半ほど経ったので、再びロータリー耕耘しました。
周囲の山にはナラやクヌギなどの広葉樹が多く、落ち葉は沢山あります。
昔、両親健在の頃は落ち葉を大量に集めて腐葉土や温床の材料にしていました。
それが、冬場の大きな仕事になっていました。
今それを実践するのは困難で、せめてもとやっているのが落ち葉のすき込みです。
本来は落ち葉を腐らせ腐葉土にしてから畑に入れるのが理想です。
しかし、それには大量の落ち葉が必要で時間が掛かり負担が大きすぎます。
落ち葉を直接畑にすき込むことなら比較的容易に出来ます。
この小さな畑は冬場は利用しないので空いています。この時期を利用し、落ち葉のすき込みを行います。


その時のものです。
まず、集めた落ち葉を畑全体に散らします。


落ち葉は近くのケヤキやコナラなどが主です。


厚さ数㎝を目安にしていますが、今年は若干少ない感じになりました。
それでも土は見えません。ふかふかの状態になっています。


我が家では土作りに切りわらのすき込みも行っていますが、その場合は窒素分を添加してやらないといけません。
稲わらは炭素の割合が多いため腐る際に土の窒素を取り込んでしまうからです。
広葉樹の落ち葉は炭素と窒素の成分バランスが良いため、そのままで自然に土の中で腐って行きます。
落ち葉は理想的な有機物なのです。
ゆっくりと出来るだけ深く耕耘し、すき込みます。


均一に混じるよう重複して耕耘します。


落ち葉はすっかり土の中に入りました。


この後、1ヵ月半ほど経過。再び耕耘しました。


落ち葉はかなり土に馴染み、細かくなってきました。


作付け前には再度耕耘します。
日をおいて繰り返し耕耘することでより土に馴染み、均平になります。
この畑はケヤキの大木が近くにあり、午後日陰になるため条件は良くありません。
ただ、殆どが強粘土質土壌の畑の中で、唯一山砂を客土した畑です。
落ち葉のすき込みが少しでもプラスになればと毎年継続して行っています。



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