里山悠々録

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クリとナラの木を伐採する

2023年01月12日 | 野山

クリとナラの木を伐採しました。全部で10数本と僅かですが。
補強に使う長い栗材を確保するのが一番の目的です。同時に杭用のクリの木とシイタケ原木用のナラの木を切ります。
ナラは正確にはコナラ、この辺りにはミズナラはないのでナラと言えばコナラのことです。
当地は寒冷地とは言え厳寒期でも西高東低の気圧配置で大雪になることはまずありません。
そのため伐採の作業は木が完全に落葉し、余裕のあるこの時期になることが多い。
とは言え、さすがに寒く手が凍えて長時間は難しい。まして老体、無理はしません。
伐採は危険が伴う作業ですから安全第一を心がけています。
この山は最も多い樹種がコナラで、次いでクリの木です。
同じ樹種でも木によって幹の姿に違いがあり、見分けにくいことがあります。
落葉前なら間違うことはありませんが、混在しているので幹だけだと錯覚しやすい。
手前の木、右がコナラ、左2本はクリの木。


この辺りはクリの木が多いので、ここを伐採します。


長い補強材に用いるにはほどほどの太さで、曲がりの少ないものでないといけません。
このくらいなら手頃。


根元の太過ぎるところは使いにくい。


長いまま使用できない木は、幹の形を見て適当な長さに玉切りします。

太いものは後に割って水路や土手などの補修用にします。


クリの木は水や腐敗に強く、補強材としてこれに優るものはありません。
太古の昔から掘立柱に用いられてきたのがクリの木です。
特定の木だけを切るより近くのものを一緒に切った方が効率的。今度はナラの木を切ります。


今年はシイタケの植菌はしないつもりでしたが、今年5年目になる原木の出が悪そうなので少し植菌することにしました。
椎茸原木には直径10~15㎝が良いとされています。
ナラの木は根元が20㎝を越えるようなものもあります。


人力で運び出さなければならないので、重すぎる部分は放置です。
ほだ木用には、伐採後、一定期間放置してから玉切りした方が良いと言います。ですが、直ぐに玉切りしてしまいます。

経験上、西高東低の気圧配置が崩れれば、いつ大雪に見舞われるか分らないので、シイタケ原木は直ぐ運び出します。
僅かばかりですから、ベストでなくても安心第一。
一旦、何カ所かに大まかに纏めます。


クリ材も少し纏めて置きます。

ここにはクリの木とナラの木両方あります。


クリの木は多少長く放置しておいても問題ありません。重いものは軽くなるまで放置です。
伐採は切るよりも後始末が大変、一旦ここまでで終了します。


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