里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

厳冬の蔵王連峰を水墨画で描く

2021年01月19日 | 水墨画:風景他
画仙紙 全紙1/3

厳冬の蔵王連峰を水墨画で描きました。
今年の冬は、何年ぶりかの厳しい冬になっています。
この機会に、8年程前に墨画会に出品した水墨画を記録に留めることにしました。
作品名は「厳冬の蔵王遠望」。
当地方のシンボルの山といえば蔵王。
普段は蔵王山(ざおうざん)と呼ばれることが多いですが、単独峰ではありません。「お釜」のある刈田岳を中心に北東から南西に多くの峰が連なる連峰です。
宮城、山形両県にまたがっていますが、全国的には山形県のイメージが強いのは事実。スキー場や樹氷の知名度から言うとやむを得ないかもしれません。ちなみにシンボル「お釜」は宮城県側に位置します。
それはそれとして、蔵王連峰を一度は描かなければとは思っていました。
そして、描くなら厳冬の蔵王。ただ、モチーフを掴むのは大変難しい。
雪景色、蔵王連峰全景が見え、空はどんより曇った厳冬の風景。これは矛盾した条件で、全部満たすのは容易ではありません。
偶然にもその機会に巡り合わせました。
これがその時の一枚。


この時初めて空を刷毛を用いて描きました。
残念ながら、画力不足で思い描いたようには描けませんでした。山も連峰は単独峰に比べ峰の抑揚が少なく描きにくい。
しかし、稚拙ながらも何とか仕上げた想い出深い作品です。




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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
素晴らしいです。 (bluesky)
2021-01-19 16:49:29
蔵王連峰の水墨画、良く描けていますね。
大好きな蔵王山です。
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Unknown (kaz)
2021-01-19 18:08:09
blueskyさんへ
コメントありがとうございます。
思いどおりに描くというのは本当に至難なことです。
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