里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

春ダイコンの種播き

2023年04月11日 | 畑:根菜類

春ダイコンの種播きをしました。
半月以上前に肥料を帯状に散布し耕耘、逆転ロータで畝立てし、マルチまで終えています。
気温が低い時にマルチ掛けをしたため、気温が上がり少しマルチが緩んでいます。


品種は「春の都」と「新春蒔総太り」の2品種。
昨年、「新春蒔総太り」は初期の生育が悪かったのですが、試しにもう一度播いてみます。
何れも青首で、トウ立ちのしにくい晩抽性品種です。
株間30㎝の2条植え。
マルチの播き穴を開けるのに愛用しているのがこの道具。「穴あけかんたん器」と言う分りやすい名前が付いています。


安価で単純な道具ですが、もう10年以上使っています。
このように開けたマルチが散らばらないので便利。


昔は空き缶に炭火を入れ、熱で穴を開けていましたが、散らばりやすかった。
播き壺を作るのには小さなドリンク瓶を利用しています。


1カ所に3~4粒播きます。


播き壺の周りの土を手で崩して覆土し、軽く鎮圧。


何時もはこの後、オガクズを掛けるのですが、ダイコンは丈夫なのでと都合よく解釈し今年は省略。


不織布をべた掛けします。保温と保湿の効果を期待です。


晩抽性品種とはいえ、小さいうちに低温に遭うとトウが立ちやすくなります。
昔はトンネルの3月播きもよくやりましたが、トウ立ちすることが結構ありました。
根が太ってからのごく短いトウくらいなら問題になりません。
今年は、今月に入ってからも総じて気温が高い。この時期になれば、まず大丈夫でしょう。
ところで、今年は春播きハクサイがありません。
これまで春ハクサイを播かなかったことは、殆ど記憶にないのですが。
馴染みの農業資材店に置いてありませんでした。作る人がいないので扱わなくなったと言うのです。
少しばかりの種を今さら取り寄せてもしょうがないので、播くのは諦めました。