里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

水墨画「白木蓮」

2023年04月12日 | 水墨画:草花
本画仙 色紙  

近隣集落で3月下旬に白木蓮の大きな木が盛んに咲いているのが目に留まりました。
ソメイヨシノに先駆けて満開になっていました。
我が家には白木蓮はありません。あるのは紫木蓮。
邪魔にならないように切り詰めているため小さな木です。しかも日陰にあるので咲くのも遅い。
木蓮で普通イメージするのは紫木蓮で、当地では紫木蓮のことを単に木蓮、若しくは赤木蓮と言うことが多い。
白木蓮は当地でもやはり白木蓮とハッキリ区別して言います。
画にするには紫木蓮がメリハリが付いて描きやすいのですが、白木蓮も魅力があります。
青空の下、大きな純白の花が沢山咲いている様は清々しい気分にさせてくれます。
但し、画で表現するのは単調になりやすく難しい。
ハクモクレンと似ているのがコブシ。植物オンチの小生でもさすがにこれは見分けがつきます。
遠目には分りにくいものの近づけば花のボリューム、花びらの形や開き具合に違いがあります。
春は桜が目立ってしまいますが、それ以外にも多くの楽しめる花木があるのは嬉しい。