里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

今年の春キャベツは穫れるのが早い

2023年04月20日 | 畑:葉菜類

数日前から春キャベツの収穫を始めました。
すでに4月10日頃には穫れる状態になっていました。


例年なら収穫の目安は4月20日過ぎ。暖冬傾向からか近年は4月半ばから20日くらいに穫り始めることが多い。
ですから今年は生育自体が1週間ほど早まったと見てよさそうです。
穫り始めが遅れたのは、まだ寒玉キャベツが残っていたから。
我が家で寒玉キャベツを4月半ばまで穫るのは珍しいことではありません。
それがこちら。この寒玉は綺麗です。


こちらはわき芽が伸びています。と言うことは中心では花芽が生長しているはず。
但し、がっちり結球しているため外に伸び出せないでいるのでしょう。


寒玉キャベツは纏めて穫って終りとします。
これが春キャベツ。品種は昔ながらの「金系201」。


9月29日に49穴連結ポットに種を播き、10月27日に植付け。
2月半ばに追肥と土寄せを行いました。
追肥は肥料高騰の折り在庫の硫安と苦土石灰を利用しましたが、特段問題なさそうです。


大寒後は酷寒だったものの全般に好天で生育は順調。欠株もありません。


少々気になっていた下葉に付いたべと病のような斑点も殆どなくなりました。
今年は全体によく揃っています。


消費するにはむしろ多少バラついていた方が良い面も。穫り遅れて裂球することが多くなるからです。
例年なら80~90%結球から穫り始めることが多い。
しかし、今年は取り始めから100%の完全結球になっている株があります。
気温が高くなると一層裂球が多くなる心配が出てきます。
春キャベツはこのようにやや腰高の結球になるのが特徴。


この株は完全結球しています。


重さは1㎏強と言ったところでしょう。春キャベツとしては十分な大きさです。
寒玉キャベツと同時に収穫し、比べてみました。右が春キャベツ、左が寒玉キャベツ。

見た目同じくらいの大きさですが、姿が異なるだけでなく重さは寒玉が2倍以上あります。
寒玉キャベツは炒め物や煮物、春キャベツは生食と言うのが一般概念ですが、そんなに拘る必要もないのでは。