里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

ナスの簡易な誘引と整枝法

2020年06月25日 | 畑:果菜類

 ナスは数日前から収穫が始まりました。
 3本仕立てにしているナスには、中央の1本の支柱に加え、両側に廃材を利用したパイプを立て、それに直管パイプを横にフックバンドで止めて簡易な誘引法を行っています。


 誘引と言っても、基本的に枝を止めていません。直管パイプに枝が密着することで、枝の垂れ下がりを防ぎます。


 枝が伸びてきたのでこの横の直管パイプを少し上に上げます。


 フックバンドを完全には止めていないので、下から上に軽く叩くだけで簡単に上がります。上の方のパイプの幅が少し広くなっています。枝がパイプに密着し、パイプに誘引止めしなくてもあまり動きません。

 
 横の直管はまた上げるので、ここでもフックバンドは完全には止めません。これで問題なく持っています。
 例年、ナスは枝が風で折られることが多かったのですが、今年は畑を変えたので多少は風当たりが弱くなるのではないかと思っています。

 
 整枝は、過去には切り戻し剪定などもやりましたが、現在は、簡易な「ふところ枝」の整理を行っています。
 「ふところ枝」とは、ピーマンと同様で内側の方に向かって伸びた枝のことです。これを整理することで光線が株全体に入るようになり、株の勢いを保ち、実の太りが良くなります。


 上からのぞき込むようにすると、内側の混み具合が分りやすい。
 中心に向かって伸びている枝を間引くと、透けて見えるようになります。


 全て1回目の「ふところ枝」の整理を終わりました。


 この1株だけ、直管パイプによる簡易誘引から外れてしまったので、3本の支柱を立て誘引しています。この株だけ切り戻し剪定を行うことにしました。

 切り戻し剪定は、実の着いている枝を摘芯し、収穫後に切り戻してわき芽を伸ばします。そのわき芽に実が着けば、また同様に摘芯と切り戻しを繰り返して枝を支柱に誘引していきます。
 この花の上に葉を1枚残して摘芯しました。実を収穫した後、枝を切り戻し、下のわき芽を伸ばします。