里山悠々録

里山の家と暮らし、田んぼや畑、そして水墨画のことなどを記録していきます

春大根2品種を収穫

2020年06月12日 | 畑:根菜類

 春大根を穫り始めました。
 種を播いてほぼ2ヵ月。種まき後に低温に当たったので、少々トウ立ちを心配しました。5月末になって少し伸びてきた株もあり、ごく短いうちに摘みましたが、根の肥大が進んでいたので、問題になるほどにはなりませんでした。   
 播いた後マルチの上から不織布のべた掛けをしていますが、効果の程はよく分りません。悪いということはないと思いますが。(播種時の様子
 品種は「春の都」と「新春蒔き総太り」の2品種。
 何れも大差ないです。
 姿は少々違いがありますが、一見しては分らないでしょう。
 こちらが「春の都」。


 すでに数本収穫しています。


 こちらが「新春蒔き総太り」。


 「新春蒔き総太り」の方が少し大ぶりで、葉色が濃いようです。


 太りは悪くありません。この畑は粘土質が強く、根物にあまり向いていません。
 このくらいのダイコンなら問題なさそうです。
 こちらが「春の都」。3日ほど前から穫り始めました。


 こちらが「新春蒔き総太り」。今回が初収穫。


 低温にはこちらの方が少しだけ強い感じもしますが、トウが出ていた株がありました。今でこの程度なら実害はありません。摘んでおきました。


 それにしてもダイコンと言えば、今や青首が当たり前で、秋大根だけでなく、春大根も首に青みの入ったダイコンです。
 この2品種のダイコンも青首です。 右が「新春蒔き総太り」。左が「春の都」。

 
 大差ないですが、畑での姿を見ると「新春蒔き総太り」が少々よさそうにも見えます。
 大根おろしで食べてみました。瑞々しい中に僅かながら辛みを感じました。今のダイコンは大根おろしにしても、辛みが殆どありません。昔は、春大根と言えば、時無し大根などの辛みの強い大根でした。個人的には少々辛い大根おろしを食べたい気分ですが、今やそのような人間は稀で、甘いダイコンを求める時代です。
 薬味に使う辛み大根はまた別物です。