IvyBridgeのCore i3とPentiumが出るみたいですね。
9月頃に登場となるようですが、Core i3は
【 Core i3 】
・ 2コア4スレッド
・ L3=3MB
・ DDR3 1600対応
と言うのが共通の仕様になっています。IvyBridgeは、
SandyBridgeと比較してTDPが低くなっているのですが、
Core i3も例外なく下がっており、
■ SandyBridge : TDP=65W
■ IvyBridge : TDP=55W
となっています。グラフィックの性能が向上しており、
標準のモノには
【 Inte lHD Graphics 2500 】
で、【 Execution Unit 】 は6つ搭載されており、
GPUのクロックはTurbo Boostで向上する仕組み(Intel
HD Graphics Dynamic Frequency Technology)につい
てはSandyBridge同様となっています。
ちなみに、【 Execution Unit 】 と言うのは、
実効ユニットのコトで、単体GPUにおけるSIMDプロセ
ッサのようなものだと考えるといいかなと。
グラボで言うと
■ NVIDIA : Streaming Multiprocessor
■ AMD : SIMD Engine
に近い存在かなと。(規模が違いすぎますが...。)
ちなみに、Intel HD Graphics 2500では、
【 Intel HD Graphics 2500 】
■ EP : 6
■ 定格 : 650MHz
■ TB時 : 1050MHz
と言う仕様になっています。今回のCore i3でも上位
のIGPを実装した末尾に5がついた製品があり、この製
品では、Core i7-3770Kなどが実装する、
【 Intel HD Graphics 4000 】
■ EP : 16
■ 定格 : 650MHz
■ TB時 : 1050MHz
を実装しています。
上記のとおり、【 Execution Unit 】 が16搭載さ
れていますから、IGPの性能もSandyBridge世代よりも
良くなっています。
Core i3では、Core i5以上に実装されている
■ TurboBoost technology
■ VT-d
■ TXT
などが実装されていませんが、基本となるものは踏襲
されています。
今回リリースされるのは
【 標準モデル 】
■ Core i3 3240(3.4GHz) : 138ドル
■ Core i3 3220(3.2GHz) : 117ドル
【 Intel HD Graphics 4000モデル 】
■ Core i3 3225(3.2GHz) : 134ドル
【 超省電力モデル(TDP=35W) 】
■ Core i3 3240T(3.0GHz) : 134ドル
■ Core i3 3220T(2.8GHz) : 117ドル
となっています。TDP=35Wのモデルと言うと物凄くク
ロックが低かったのですがなんと、3GHzで駆動する
モデルが出ます。これで省電力とある程度のパフォ
ーマンスが得られそうですね。
そして、IvyBridgeのPentiumは、
■ 2コア/2スレッド
■ L3=3MB
と言う仕様となっており、やはり、通常のモデルは
TDP=55Wと省電力になっています。この製品のIGPは
Intel HD Graphicsとなっています。通常のと超省
電力の二種類が出るようで、
【 標準モデル 】
■ Pentium 2120(3.10GHz) : ?ドル
【 超省電力モデル(TDP=35W) 】
■ Pentium 2100T(2.6GHz) : ?ドル
となるようです。大きめなファンで冷えるクーラー
を搭載するとCPUの部分からの騒音を抑える事ができ
るのでTDPの低いCPUは便利なんですが、上位の製品
は3.4GHzだからお絵描き用のCPUとして使っても快適
かも知れませんね。
あと、3GHzでTDP=35Wの製品だと、古めかしい省ス
ペースの窒息ケースみたいなのでも、SSD構成にすれ
ば運用できそうですし、しかも、レスポンスはある程
度いいはずですから、この超省電力製品も気になりま
す。
IvyBridgeはグリスが...。と言う話が出ていますが
熱伝導率が悪いみたいですね。殻割ってもパフォーマ
ンス自体はあまり上がらない(XEONはそんな感じみた
いです)みたいですから、アレが解消されないかな?
と...。
ステップが後のほうになれば解消されるのかなぁ?
と期待しつつ、様子を見たいなと...。
ただ、製品の構成殻すると、組み換えとかのニーズ
だと面白いCPUだなと感じます。
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