■ 一人綴り

イロイロやってますが、停滞中。(モノが出来たらアップする感じですから...。)更新はしますが数が減るかも。

■ ピアノロール

2008年06月22日 | ▲△ TIPS ( SOUND・VOCALOID ) △▲
 ライセンスフリーのループ音源を使って音を作る場合は使わないのですが

MIDIシーケンサなどでは、ピアノロールので作業と言うのは結構多くあるよ

うに思います。

 VOCALOID 2も実際にはピアノロールでの作業なので、ちょっと触れておこ

うかと思います。

 ピアノロールと言うのは、


  ・ 縦軸 : 音階(C~Bまでの12音階x数オクターブ)
  ・ 横軸 : 小節の流れ

となっている、


 「 一見、表計算ソフトのような風貌 」


をしています。

 基本的に、音階と音符の長さで記述していき音楽を作ると言うモノで

プレビューがフツーにできるので


 「 脳内のバイオシーケンサーをフル稼働 」


する必要もなく、耳で確認しながら曲作りが出来ます。

 PCで音楽というと、MIDIキーボードなどを想像されるかも知れませ

んがマウスでもサックリ(いや、むしろグッタリでしょう...。)と音

楽を作ることが出来ます。

 ピアノロールの作業の場合、マウスの作業だけでも音楽を作れます。

 多分、ほぼ共通していると思うのですが、最初の設定として、


 
 120bpm : 1分間の拍の事(曲の速度ですね)
 4/4 : 1小節に4分音符が4つ入る



となっています。

 とりあえず、楽譜がワルツとか特殊な場合、4/4で打ち込んでいくと

小節が進んでいくと訳が解らなくなるので合わせる必要がありますが

4/4で推移する途中で拍の変更がない場合そのままでも大丈夫だと思い

ます。

 楽譜の場合、自分の頭で計算しながら書いていく必要があるのです

が、ピアノロールの場合、勝手に設定にあった状況にしてくれます。

 通常は、以下のような4/4ですが...。

 


 設定を変更して3/4(一小節に4分音符が3つ)にするとピアノロー

ルも変わります。

 

 ピアノロールの上に数字が書いてありますが、あれが小節です。

つまり、何小節目かはその数値で確認できるようになっています。

 先日、音符の長さの事を書きましたが、楽譜上でそれを脳内のバイオシ

ーケンサで処理していくと、入り口から挫折確定なので、相当無理っぽい

のですが、ピアノロールも音楽を作ると言う部分では変わりないので音符

の長さは関係してきます。

 ただ、ピアノロールの場合、音の長さが記号の変化ではなく


 「 見た目の長さ 」


と言う違いがあります。

 では、ピアノロールで先日紹介した、二倍全音符から64分音符までを

見てみましょう。今回は、4/4で和音で一つのパートに書いていますが、

こんな楽譜はないので、あくまでも長さの確認の為に作ったモノとして

見てください。

 とりあえず、ピアノロール上では、音符の長さはこのように表示され

ます。

 

 和音にしてしまっているのでブツブツと切れていますが、長さ自体は

そのままです。これを見てみると丁度倍になっているのが見て取れると

思います。

 このピアノロールですが譜面に起こすとこんな事になっています。


 


 そう、見た通り、フツーに不明です...。

 ピアノロールでの作業は、使うシーケンサやDAWによって変わるの

ですが、トラックの長さを最初に設定して編集するモノとDOMINOや

Music Studioシリーズなどのように、そのままダイレクトに打ち込ん

でいくモノがあります。

 基本的には、ペンのようなアイコンをクリックして、音階合わせて

その長さまでドラッグして音符(と言うかノート)を置いていくと言う

作業ですから相当直感的に行えます。

 では、テキトーに音符を並べただけですが、実際に4/4でピアノロー

ルを使って音を並べてみるとどんな感じになるのか見てみましょう。

 コードも決めずに思いつきで作っているので、確実に頭痛と悪寒と

三途の川の向こうが見えてしまいそうなモノなのですが、とりあえず

ピアノロールに4分音符を並べたのがこれです。


 


見ての通り、ビッシリと間隔もなくノートが埋まっています。

 では、これを譜面に起こすとどんな感じかと言うと、こんな感じにな

ります。


 


 至ってフツーに4分音符が並んでいます。

 VOCALOID2シリーズやMIDIでの作業では、時に楽譜と違うノートの状況

になることがあるのですが、同じようなモノで少し暴れているモノを作っ

てみました。それがコレです。

 

 このノートは、相当耳障りが悪いので打ち込む価値もないようなモノで

すが、こんな感じで譜面が構成される可能性も場合によってはあるかと思

います。

 ただ、見て頂くとお気づきの通り、音の高さ自体はまったく移動してい

ません。行ったのは音符の長さと音符の数の変更です。

 見た感じあまり変わっていないように思われますが、譜面にすると恐ろ

しい事になっています。

 それがコレです...。


 

 
 とりあえず、見た途端に嫌な気分になってしまったのは僕だけではない

はずです。とりあえず、長さが変わると譜面に起こすと別物になっていた

りします。

 ただ、譜面通りに打ち込むとなんだか不思議な感じだったり、味気ない

感じになる場合もあるので、味付けとして譜面をいじるのも個人的には

ありかなと思っています。(ただ、楽器で起こすとなると、確実に寿命が

数年縮まります。)

 とりあえず、ピアノロールでの音符の長さによる楽譜の変化は、こん

な感じになります。
 

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