とうげいの茶屋

Sunao Koizumi  
小泉すなお

「ツレがうつになりまして。」

2011-10-07 | その他
細川貂々さん作の漫画「ツレがうつになりまして。」が映画化され
先日、その試写会に行ってきました。

「完成披露試写会」がどんなものなのか、よく分からなかった私でした。
主演は宮崎あおいさんとと堺雅人さんのゴールデンコンビ。
監督とお二人の舞台挨拶もあり、ずらり並んだマスコミの方々が
「はい、右おねがいしまーす!バシャバシャ」「すみません、左もお願いしまーす!バシャバシャ」とフラッシュの嵐。
ああ、これはワイドショーでよく見る光景だ・・
よく見ると、観客は心無しか皆少々ドレスアップ?
銀座の夜にこれはないよ、という位の普段着で来てしまい
「そーだよねー。お披露目なんだよねー。」と誰も見てないのに小さく後悔していました。


このお話、原作はもう何度も目を通している馴染み深い漫画であります。
ストーリーはよく知っている、にも関わらず後半はずっと泣きっぱなしでした。
「うつ」を題材にしていますが、どこにでもある夫婦のお話で
その日常をと転機をとても丁寧に描いています。
日本家屋の設定も、温もりを感じさせてくれます。
そして観た後には、ちょっと楽に生きるヒントと勇気をもらったような・・・
たくさん泣きましたが、とても暖かい気持ちで会場を出ました。

「ツレがうつになりまして。」は明日10月8日全国一斉公開です。



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3 Comments

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Unknown (きゆくたとなふ)
2011-10-09 19:24:31
ツレうつ・・・私も観ました。

漫画が世に出た時は本当に「一般の人が読めるようなうつ病の本が(世の中に)無い」「うつ病の事、知ってる人がとても少ない」時期だったのが、
この本の功績で(と私は言いきっちゃいます)、いまや広く一般的に知られるようになり、隔世の感があります。

私の前の会社は(結構人気企業で)自殺者がたくさん出て・・・もう少し、こういった情報が早く広がっていれば、防げた事も多いだろうにと、ツレさんは生きていて本当に良かったと思います。
今の私の会社は中小の企業で(周囲のプレッシャーが人気企業よりは弱いのか、うつ病になる人の割合は前の会社よりは大分低いですし、自殺者も今の所ゼロですが)、それでもうつ病になる人はたくさんいます。半分はもう元気に仕事をしていて、半分は会社を辞めてしまったか今も休職しての治療中。
症状や対策は人それぞれで、回復への道筋探しの難しさを常に感じます(今は元気に復帰した人に関しても「もっと良い方法があったのでは?」と思う事も多いのですが)が、「壊れないのが大切」だと強く思います。

『健やかなる時も、病める時も・・・』
・・・ホント良い言葉ですね。
苦労があってこそ、実感出来るのだと思います。
(長文失礼しました)
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似てる? (みどりたま)
2011-10-11 18:30:27
私は師匠に「堺雅人に似てる」と言われてます。
男性に似てると言われるのはいかがなものかと…。
深刻な話のところ、ゴメンなさい。
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Unknown (kawasune)
2011-10-12 06:41:15
〉きゆくたとなふさん

コメント・・本当にありがとうございました。
漫画が出版されたのは2005年の事でした。
あれから6年、こんなにもテレビや新聞でうつの話がたくさん出て、皆が身近な話題として口に出来るようになったのも、私もこの本の功績が大きいと思います。そして一人で抱え込まずに口に出した事によって、救われた命が沢山あるのだとも。きゆくたとなふさんも、職場で切ない想いだったでしょうね。

仕事上ではないのですが、私自身、震災ですごく落ち込んだ時、心というのは琴線の上にあり、簡単な事でそのバランスを崩してしまうのものなのだ・・と自覚しました。
その後、褒められた心の持ち様ではないのですが「どうでもいいや、生きてるだけで丸儲け」と思うようにしています。

壊れないのが大切。私も本当にそう思います。
でも壊れてしまったら・・ツレさんは後々「自分にとって壊れる経験をした意味」を考える事で、ウツの経験を前向きにとらえていました。人生やり直しはきくのだとも、いつも心に留めておきたいです。


〉みどりたまさん

・・!似てますよ!
ちょっとツボにはまりました(笑)
みどりたまさんは、紺野美沙子に似てると思ってましたが、塚原卜伝の堺さんなんか似てるかも。さすがお師匠さん!
余談ですが、私は「愛は勝つ」のKANに似てるそうです。




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