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悪者だらけなのか? 耐震偽造問題4

2005-11-27 21:07:22 | 日々のニュース
昨日は気付きませんでしたが、尊大なるイエスマン(誤用は確信犯)こと武部幹事長が耐震偽造の問題について「悪者を探してはいけない。景気が悪くなる」とか言っていたらしいですね。
民主党の前原代表がそんな武部氏に「誰を目線に政治を考えているのか」と批判したのだとか。
ごもっとも。というか、武部さんは何を考えてこんなことを言ったのか。また、例の失言癖が炸裂したということでしょうか。軽率なるイエスマンでもいいかも。
というか、私寡聞にして知りませんけど、「偉大なるイエスマン」とか言い出したのって誰なんでしょうか?

まあ、それはさておき。発言について。
それはまあ、多分徹底的に調査すれば悪者だらけで建設界はひっくり返るだろうことは予想がつきます。建設業界とつながりのある自民党にしてみれば、献金源を失うというので痛いのでしょうし、また大きなところをつぶして社員が路頭に迷うのを避けたいという一応の配慮もあると思います。

が、しかし、単に金銭の授受とかそういうことならともかく、事は人の命にかかわることなわけですからね。殺人幇助にはもちろんならないにしましても(少なくとも殺意はないでしょう。実際に死傷者が出れば業務上過失致死傷が成立するのは間違いないですが)放置しておいていいはずがありません。徹底究明しないことには市民が不安を抱えたままということになり、ろくに新しい家も買わず、かえって住宅関係の景気が低迷するのではないかと思います。
また、一時的に建設会社などが大量処分を受けたとしても、逆に建設業界の再編と新風が吹くことになって、それはそれでいいのではという気もします。どうせ新しいところも自民に献金するでしょうから、あまり自民も目くじらたてなくても良さそうですけど。
社員についても、つぶれたら新しいところを誰かが作るでしょうから、そこに入れればいいわけで、それまでの最低限の生活保障は与えても文句はでないでしょう。

あと、根本的に日本は法治国家なわけですから、違法建築をしたにもかかわらず、追及の手を緩めるのは国家の自殺行為ともいえるのではないでしょうか。そうでなくても、法律を守る人が減ってきているわけですから。

しかし、建築関係とか法律関係は分からないよーとかいう人に「悪者を探すなとはどういうことだよ?」と問題提起をさせてくれる発言を与えてくれる幹事長。実は一般市民のレベルに合わせて考えているんだと評価すべきなのかも。

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