片山修のずだぶくろ Ⅰ

経済ジャーナリスト 片山修のオフィシャルブログ。2009年5月~2014年6月

コンピュータが人間を超えるのは本当か?

2013-02-22 20:59:50 | デジタル・インターネット

将棋の現役棋士VSコンピュータ。
今回は、どちらが勝つのか。
「プログラムはいまや、プロ並みの強さに達し、
『人間苦戦』も予想される。現役プロが負ければ史上初」
2月18日付けの朝日新聞に、興味深い記事がありました。

将棋プログラムは、なぜ、プロを脅かすほど強くなっているのか。
CPU(計算処理能力)の向上のほか、
マシン・ラーニング(自動学習)などがあげられるそうです。
こういう局面では、こう指すと自動的に学習して
判断するということですね。
ただ、「枝分かれが多い局面になると、コンピュータは
深く読めなくなる」と、朝日新聞紙上で
東京農工大大学院教授の小谷善行さんはいっています。
いかに、答えを出しにくい展開に、人間がもちこめるか。
勝負のカギは、ここにあるといえそうです。

コンピュータといえば、運転手なしで走る
「自動運転車」も公開されています。
車の位置、歩行者の有無、信号の色などの情報を
車載コンピュータが分析し、電子制御で速度調整などを行います。
07年にグーグルが研究を始め、これまで48万キロ以上を
無事故で走行。5年以内に一般の人が利用できるようになる
という見通しを発表しています。

「自動運転車」については、トヨタもすでに実験を行っていますし、
アウディ、GM、フォードも開発を進めています。

人が運転するのと、コンピュータが運転するのとでは、
どちらが安全なのか。
かりにもコンピュータの運転の方が安全となれば、
車を取り巻く環境はもとより、人の移動のあり方も
大きく変わってくるでしょうな。
なんでも、グーグルの自動運転に、人間の運転する車が
追突したといいますからね。

これらコンピュータの働きは、すべて
「AI」すなわち人工知能の成せるワザです。
人工知能は、コンピュータによる知的な情報処理システム
そのものですよね。
今後、人工知能の研究によって、
人間の知能にどこまで迫れるか。
知能ロボットの進化がやまないSF的世界は、
まだまだ序の口だそうです。

まあ、スゴイですよね、の一言ですわ。

もう、運転免許を取得するために、自動車教習所に
通う必要はなくなるのか。
免許証の更新にいかなくてもすむのか。
また、バスやタクシーの運転手、
トラックの運転手が失業する日がくるのでしょうかね。


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