行くならどっち?『旨い店』と『美味い店』

広島食い道楽雑記
食も出会いじゃけぇ、出会った限りは知らんとね!
『食』って人を良くするって書くんよ

二十六皿目 沖縄旅めし(石垣島のコイ編)

2008-07-03 | 旅めし
二十六皿目 沖縄旅めし(石垣島のコイ編)


さて、長い夜もあけ朝になりました。
今日も雨がシトシト降っていますが、朝食前に少し散歩してみました。

やはり素晴らしい町並みです。

宿の前も美しい花々が雨で元気をもらっています。
草木や花にとっては恵みの雨ですね。

この美しい町並みはこのように掃き清めてくださっている人の努力で
なりたっているのを再確認します。ご苦労様です。

さて、ここは昨日行けなかった場所。
『安里屋クヤマ生誕の家』です。
この家は沖縄の民謡『安里屋ユンタ』に出てくる竹富島出身の実在の人物、
クヤマの生家。
立て札にもちゃーんと『美女クヤマ』と書かれていますね。
※ここは今も実際に人が住む一般のお宅なので静かに外からの見学にしました。



歌をご存じない方の為に少し安里屋ユンタについて書いておきます。

※マレビト音楽室より抜粋しました。

実はこの唄、300年ほど前にこの島に実在した評判の美人、
安里屋クヤマのことを唄ったものなのです。

   サー安里屋(あさどや)ぬ クヤマによぅ (安里屋のクヤマさんは)
   サーユイユイ
   あん美(ちゅ)らさ 生(ま)りばしよぅ (なんと美しく生まれ育ったことか)
   マタハーリヌ ツンダラカヌシャマヨー (美しく可愛い娘さんよ)

 当時、竹富島は琉球王国の支配下にあり、島は首里から派遣される役人に管理されていました。
この役人たちは首里に家族を置いて単身赴任し、何年か島で過ごした後、首里に戻って行きます。
島に滞在中彼らの身の回りの世話をするのは「賄い女」または「うやんまあ」と呼ばれた島の女性でした。
もちろん、衣食の世話をするだけで済むはずはありません。
要するに、あの嫌な言葉、「現地妻」の役目を期待されたわけです。

 クヤマも島一番の美人、ということで、役人たちがほっとくわけがありません。

16歳の美少女クヤマにまず目をつけたのは、助役クラスの「目差主」(みざししゅ)でした。
彼は上役の村長クラス、与人(ゆんちゅ)の「あたる主」を出し抜いて、クヤマにプロポーズしたのですが、
あっけなく肘鉄を食わされます。

 実は、八重山民謡の「安里屋ユンタ」にはバージョンがふたつあります。
その後のクヤマの運命が違うのです。ひとつは石垣島で唄われているもので、
クヤマが「後のことを考えれば、やっぱり島の男がいい」とかっこよくお役人を振ってしまうもの、
もうひとつは竹富島で唄われているもので、「どうせ賄い女になるならば、与人のあたる主のほうがいい」と
目差主の上役のほうを選んでしまうもの。

 さて真実はどちら……というと、当然というかなんというか、本家竹富島で唄われているほうに近いのですね。
当時お役人の意向に逆らうことは不可能に近かったし、承知すれば、税は免除され、美衣美食の生活が待っていたのです。
万一子どもが生まれれば、その子どもには士族の身分が与えられました。

 クヤマを賄い女にした「あたる主」は、竹富島を去る際に、クヤマに竹富島の一等地を与えていきました。
クヤマは「あたる主」と別れた後、一生を独身で暮らし、78歳という当時としては高齢で亡くなりました。
子どもはできなかったので、「あたる主」にもらった土地は、今でもクヤマの弟の子孫が耕作しています。

その家がこちらの家というわけです。
歌の意味がわかったらこの家見てみたい気持ちになるでしょー?

さてさて、名残惜しいですがこの船で竹富島から石垣島へ戻ります。

石垣島に到着後、離島桟橋近くで予約しておいた本日のお宿に直行し
荷物を預けて石垣島観光に出発です!

本日のお宿 ハイパーホテル石垣島
沖縄県石垣市八島町1-2-3

このホテルではレンタカーサービスもやっておられるので本日一台お願い
しておきました。
石垣島は広いので隅々まで観光しようと思えばレンタカーが必須です。
※しかし石垣島に限らず沖縄のレンタカーは安い代わりに保険が付いてなかったり
するので安さに飛びついて借りる前に確認してみてください。
万が一の為にも保険は必須ですよ!

ホテルの方に荷物を預けた後、レンタカーをお願いすると
『車種はデミオになりますが、よろしいですか?』

おっ、広島県人の心をくすぐる車種選択ですなぁ。
『お車こちらになります』と案内してもらった先には・・

おっ!新型デミオ!

新型には乗った事ないし、新型が発表された時にはこの少しヨーロッパ車っぽい
外観が気に入り次に買う車の候補に入れた事もあるので、嬉しいなぁ!



と、通り過ぎ、隣の旧型デミオーー!?

ガッカリ・・

まぁ、車には違いがないし、考えてみると新型デミオだとキズをつけたら
大変だから慣れない道を走るのに神経使いそうだし案外正解かも、、

早速出発です!!
この日は天気が悪いのがわかっていたので天気が悪くても楽しめそうな所を
選んでおきました。


石垣焼窯元にて石垣焼き体験!
住所 : 〒907-0021 沖縄県石垣市名蔵1356-71
電話番号 : 0980-88-8722
定休日:年中無休(台風日・お正月もオープン)
営業時間:9:00~18:00

手捻り、手ロクロによる体験コース¥3,675(税込)
粘土1キログラム・お-人様1個(作品一土の追加は1,500円増)
(道具一式レンタル、体験終了後の作品の仕上げ、
焼成代、梱包料込み)
石垣焼窯元HP
石垣焼きとは石垣の海の色をした、美しい焼き物です。
千利休が使っていたり、天皇がご観覧したとかでとても有名な焼き物だそうで、
何万円もするお皿がゴロゴロ。

体験コースをお願いすると1キロの粘土が渡され作り方の説明をうけます。
この時間帯はわたしたちしかいませんでした。

一通りの説明を受けたあと、係りの方が
『どういったものを作られますか?それによって制作方法の教え方が違いますので、
作りたいものを教えて下さい』

ハッ!今の今まで何を作るか決めてなかった・・
しかも、わたし陶芸初体験なんです。。
難しいものは無理だろうし・・


う~ん、

う~ん、

じゃあ・・

わたし『ハート型のお皿にします』

係りの人『は?』

わたし『ハート型のお皿にします』

係りの人『は、は、ハート・・ですか?』

わたし『はい、ハートでお願いします』

係りの人『は、はい、わかりましたハートですね。』

実はいまだに謎なんです。
なぜ自分がハートなんて言ったのか。
ハートなんて持ち物にもないし・・

これも南国の空気がなせる技なのかも。
しかし係りの人も10代・20代の女性が言うならともかく
30代半ばのわたしがハートなんて言ったからさぞ驚かれた事でしょうね。

でも、製作開始です!

と、いうわけで早速作り始めました。
ここまでは順調だったのですが、フト気付くと係りの方がずっと見守って
くださってるんです。横で。

ハートを一生懸命作っている自分が急に恥ずかしくなりました・・
どこかに行ってくれないかな・・

恥ずかしくなったわたしは手が止まり、なにやら考えるフリなんかして
『やっぱりハート止めようかなぁ~』なんて言ってみると、

係りの人『途中で変更するのは最悪ですよ!一気に作りきって下さい』
ですって。

そんなこと言われても恥ずかしいんだもーん。

と、そこに救世主!
陶芸体験、新たなるお客さんがこられて係りの方が向こうに行きました!

ここで一気にスピードアップ!
(写真はわたしです)





出来たー!!
われながらなかなかの出来栄えではないかと思いますがいかがでしょうか。

係りの人に焼成をお願いして帰る事に。
お皿は『忘れた頃』に自宅に送ってくださるそうです。

と、出口に向かっているとあるものを発見!

『広島カープの選手の作品』

おぉ!カープの選手の作品を偶然にもここで見られるとは嬉しいなぁ!
どれどれ・・

2004年に来られてるのか~
フムフム・・
シーサーを作ったんですね。

作品を見させていただきます。



石原選手、う~ん、迫力はありますね。
その右に・・

く・く・栗原選手・・・

仮にも現在カープの4番のあなたが・・  これ?

ネズミ?

奥さんはこの事知ってるんですか!?
聖良さんは!

※栗原選手の奥さんは聖良(セイラ)さんと言います。
わたしのような年代はついつい『あの人』を思い出します。

※妄想※栗原選手がヒットを打てずに帰宅した日
セイラ『それでも男ですか?軟弱者。あなたみたいな人サイド7に1人で残っていれば良いんです!』
栗原選手『お高くとまりやがって・・・あんた、セイラとか言ったよな』
セイラ『そんな不良みたいな口のききかた、おやめなさい』

栗原家では、そんな会話があるんでしょうか。なんて羨ましい。
分かる人だけ分かって下さい。

さて、後の二人はっと・・

し、し、島選手・・
お、お、緒方選手・・・

わたしは一ファンとして何か悲しいですよ!

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2 コメント

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Unknown (ARAKI☆)
2008-07-04 16:13:45
沖縄も歴史深いところですよね。私達も忘れないように、しっかりと受け止めていかないといけませんね。

陶芸にもチャレンジされたんですね!
ハート型のお皿、素敵です♪
飛行機から見た、ハート型の島を思い出されたんですね!
出来上がりが楽しみですね!
ぜひ見せてくださいね♪

カープ選手の作ったシーサー(?)は、どれもかなり個性的ですね。
緒方選手のは、シーサーというよりも、恐竜のような…。
違う一面が見られて楽しいですね。
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ARAKI☆さんへ (かっしー)
2008-07-06 22:43:09
そうそう!
>飛行機から見た、ハート型の島を思い出されたんですね!
あのブログを書いた時には今回の記事の伏線に書いたんですが、その事を今回書くのを忘れていました(爆)
3ヶ月後くらいに出来上がるそうですから出来た際にはまた記事にしますね♪

カープ選手のシーサー、かなり刺激的でしょ。
広島ブログに参加している限りは皆様にぜひお見せしなくてはと思い写真を撮ってきたんですよ!


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