みなさんこんにちは。
19期の森です。
最近読んだ記事(本の抜粋記事)が興味深かったので、抜粋元の本を電子書籍版で購入しました。実はまだ読んでいませんが、他にネタが思いつかなかったので、とりあえず「なるほど」と思ったポイントから今回は書いてみます。
「オールジャパン」「日の丸プロジェクト」がたった1人の天才に惨敗するワケ
なかなか痛烈な記事のタイトルですが、「なんか思い当たるな」と感じる方も多いのでは。
ざっくりまとめると、TSMCやアップルは一人の天才や突出した個人に会社(TSMCなどは国そのもの)の命運を任せたことで、今の圧倒的な成功を導いた。
一方で日本はどちらかというと各組織から編成されたプロジェクトチームなど、個人ではなく組織によってイノベーションに取り組もうとする。けれどもそのような組織が主体では、責任の所在もあいまいで、リスクテイクも回避されがちとなり、前者のようなリスクを取って勝負をしたイノベーションに勝ることができるはずがない、ということかと思います。
まさに真理だなと。
ちょっと話がずれるのですが、グループワークとかワークショップってありますね。
私はあれが嫌いです。何が嫌いといって、もちろん人前で理路整然と主張したり、うまく話をまとめたりするのが苦手ということがありますけれども、最終的にチームでまとめた意見に心から納得したり、すばらしい創発が繰り広げられた、なんて思ったことは一度もないからです。それはファシリテーションの問題とか、自分のアイデアがメンバーを納得させられるものではなかった、ということでもありますが。
ただ、グループワークをする目的としては、やはり、多様な意見のすり合わせとか、それによる創発なんだろうと思うわけで、さらに前提としてメンバーはフェアな立場で臨むことではないかと思います。
そうすると、結局は妥当な意見や提案はできるかもしれませんが、事例のような突出した成果が得られるようなことは理論的に無いんじゃないかと思うんですよね。否定するわけではありませんが、限界があるような気がします。
話を戻しますと、日本の経営者には孫さんとか柳井さんとか剛腕な人はいらっしゃると思いますが、開発現場において、このような本当の意味で個人に会社の命運を任せる、といった会社、とくに大企業は少ないのではないかなと思います。それだといつまでたっても次々に勃興してくる海外のユニコーン企業などの後塵を拝するだけになってしまうのだろうな、とそんなことを考えさせられた記事でした。
また機会があればちゃんと読んだ後で感想書きたいと思います。
グループワークも全員いい人集団より、限られた時間の中では誰か個性的な人に周りが合わせていく方が、発表としてもいいものができるイメージです。