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もうこんな歳(どんな歳?)

30代半ばで化学物質過敏症を自覚。以来、過敏症の症状はありつつも、病院には行かず、普通に生活できています。

素麺をゆでる時

2014-08-20 21:59:02 | 家事
素麺をゆでる時には、いつもある事が思い出されます。

わがまま娘で母親の手伝いや料理などほとんどした事がなかった頃。

そんな行儀知らずが、茶道を習う事になりました。

そこでは、茶道の勉強と一緒に、みんなで一緒にご飯を食べました。

おけいこに行く時間帯によって、お昼ごはんだったり、夕食だったり。

そこで、茶道とはまた違う、家庭でのお行儀を習う事になります。

若い人が、テーブルを出したり、食器を出したり、料理を器に入れて出し、食事のお世話をしたり、食後のお茶やフルーツを出したりします。

みんなでワイワイと食事をしながら、たあいのない話をしたり、また食事の際の行儀を教えていただいたり。

食事の後は、また若い人が後片付け。

とてもいろんな事を教わりました。


素麺をゆでる時には、本当に事細かく教えていただきました。

たっぷりのお湯を用意する事。

素麺は帯を外して準備しておく事。

お湯がボコボコと沸いてから素麺を入れる事。

びっくり水(スーパーでは売ってませんよ。笑)は、揖保の糸(という商品名のそうめん)はカップ1杯、他のそうめんは2回くらい。

素麺が吹きこぼれる直前に火からおろし、ザルに開けて、流水でゴシゴシと洗う事。

氷水の入った器に入れて素麺を出す事などなど。


それを、最初は先生が横について、優しく教えてくれます。

それまでは、母親の厳しい罵声による教育(その割には娘にやらさずに母がするという。苦笑)と、体育会系の厳しい世界しか知らなかった私には、とても驚きでした。

こんなに優しい口調で、丁寧に教えてくれる人がいるのか!と。

しかも、そのほうが、素直に教えに従える自分がいました。


今日の夕食は素麺でした。

先生の言葉ひとつひとつを思い出しながら、美味しく出来ました。
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