カレンさんちのお庭でおしゃべり

なんちゃってガーデナーのカレンさん
お庭や果樹園・菜園の様子を紹介します♪

オーストラリア・ケアンズ旅行3日目(パロネラパーク)

2011-02-27 19:56:38 | 旅行
さて、3日目の午後。
いよいよ最後のツアーです。
目的地はケアンズの南約100キロにあるパロネラパーク。



子どもの頃おばあちゃんが話すお城のおとぎ話を聞き、
いつか自分もお城を持つんだと夢見ていたスペイン人のホゼ・パロネラ。
単身オーストラリアに渡り、過酷な労働をしながらお金をため
42歳の時に土地を購入し、自分の手で完成させたお城と庭園です。





建物は鉄筋コンクリート造りですが壁には彼の手形がいっぱい。
というのも、コンクリートは人の手で直接壁を塗ったからなんですよ。



何度もハリケーンや洪水に見舞われながらも
そのたびに修復。
この47段の階段に貼られているプレートは洪水の時の水位がここまで来たというもの。



この建物の前には広~い芝生広場があって、
昔はここにテニスコートが2面あったそうです。

そして、本来はこの建物は鬱蒼とした木々に囲まれているんですが、
この時は1週間前のハリケーンのため、木が吹っ飛ばされてしまい、
とっても明るい背景になったという、珍しい写真になりました。



そしてこの道は1人で歩くにはさみしく、
3人で歩くにはちょっと狭く作られた道「ラヴァーズロード」。
愛する奥様と歩くために作られたという、とってもロマンティックな道♪



このような道が庭園の中に数ヶ所もうけられています。
(↓カウリ松の並木)



そしてこれらの道にはもう一つ重要な意味が隠されてるんです。
それは、この道から奥の方に必ず滝が見えること。

そう、このつり橋のかかった滝はホゼ・パロネラの希望の象徴なんです。



そしてこの滝を利用して、水力発電所まで作ってたんですよ。
(↓ミーナクリーク)


また、映写室や展望台、レストランも作られていて、
当時は一般の人たちにも開放され、パーティや結婚式も行われていたそうです。



パロネラパークはホゼ・パロネラが亡くなった後、妻、息子へと引き継がれましたが
洪水や火災などで朽ち果て、いつの間にか人々に記憶からも消されてしましました。

その後十数年の歳月が過ぎ、オーストラリア人の夫婦がホゼ・パロネラの夢に感銘を受け、
ここを購入、再びパロネラパークとしてよみがえらせたのだそうです。



本当はハリケーンの後遺症で休園状態だったんですが、
電気もつながったということで見せてもらえることになったので、観光客もほぼいないに等しい(笑)
もう貸し切り状態って言ってもいいくらいでした。



娘のために作った「愛のトンネル」(今は蝙蝠の巣があるんだって)



で、ガイドさんのお話を聞きながらゆっくり園内を見て回ることもでき
ほんとに行ってよかったと思いました。


まだまだ続くよ♪
次回もお楽しみに(*^^)v