今日は冷え込んだなあ。
東京は深夜から雪がふるという予報だけど、
当たるかも。
明日は文楽なのに・・・。
ま、いっか。
さて今日はまず「最後の浮世絵師」ともいわれた月岡芳年の絵を。
ワタシにとってはアバンギャルド浮世絵師だ。
躍動的で、幕末から明治にかけての隠微な感じも匂い、
なんといっても絵から放たれるエネルギーがすごい。
月岡芳年「あつたかさう」明治21年
そんな芳年のこれは様々な身分・職業の女たちを描いた
美人画シリーズ「風俗三十二相」の中の一枚。
全部で32枚あるのだけど、
たーのしいんだ、これが!
ちなみにこの絵に描かれている女は
寛政年間の町家の後家の女である。
おこたに入って飼い猫ともども丸くなって、本をよんでいる。
きものを何枚も何枚も重ねて。
紅絹の袖に入れたままの手がかわいい。
「あったかそう」というタイトルもかわいい。
「後家」とわざわざ書いているのをみると、
寒い夜は人肌恋しいが、もう亭主はおらぬので
猫と炬燵で暖をとる、というところか。
昭和の名人、古今亭志ん生のフレーズを思い出す。
「なんであんな奴と一緒ンなったんだい?」
「だって、さぶいんだもん」
いいねえ~。
さいごはこれ。
ナゾの紅絹のつづきです。
新商品!
股割れを作ったのだった。
色違いで紅絹とピンクの2カラー。
もちろん100%シルク。
フリーサイズ。
お値段は15,000円也。
ボディに着せようかと思ったのだけど、
せっかくだから姐さんに持ってもらった。
とりあえず、まずはお知らせ!
詳細は追い追い。
しかし、さぶいなあ。