これはちょっとお出掛けの日。
場所は両国。
9月とはいえ、あっつい日だったので、
左は流水柄の墨流しの絽に、秋草の友禅帯、
右は竹柄の夏結城に、秋虫の帯。
帯は素材はちがうけれど、どちらも絽。
甘味処の店の前で、火打石が売られていた。
すこし驚いた(両国すごいと思った)。
お次は9月7日(金)の「ナイト・コスモス」。
9月のナイトは、この日の夕ご飯にちなんで
韓国の歴史とチョゴリについて。
チョゴリ、一度着てみたいのだけど、
まだチャンスがない!
お待ちかねのご飯は、武田茂子さん調理&監修で、
韓国おむすびとわかめスープ、副菜に小松菜、
つるむらさき、胡瓜の3種のナムル、キムチ。
もう食べ終える寸前。
・・・すみません。
デザートは韓国の伝統菓子「松餅(ソンピョン)」。
日本のあんこのようにねっちりしていなくて、
さらっとドライな感じなのだ。
皮はもちっとしてるんだけどね。
だからかな、何個たべても胃もたれしないの。
韓国料理はとにかく胡麻油がベースで、
ご飯やスープにも入れるし、松餅の皮に塗ったりもする。
マッコリで乾杯し、後半は出雲の清酒に切替え、
武田さんによる韓国ご飯のレクチャーもあり♪
しかし、酒が入ると陽気に盛り上がるなあ。
面白かったのは、
韓国ではご飯と汁物は「スッカラ(さじ)」で
食べるのが基本だということ。
うーん、似てるようで明らかにちがうなー。
ご飯やお味噌汁を箸以外のものでたべるって
ちょっと考えられないもの。
文化をみていくと中国や韓国は、欧米諸国のように
いきなりは違わない。
だけど、逆に日本とのこういう「微妙な差異」のほうが
それぞれの独自性を浮き上がらせるように思う。
むかし韓国に行ったとき、国立博物館で
たくさんの仏像を見たのだけど、顔が日本のそれと
違っていて、エラが張っていて四角かったり、
陶器や絵画に描かれる吉祥文様にしても、
松竹梅や鶴亀など、モティーフはほとんど共通しているのに、
描かれ方や構図のとり方、色使いがビミョーに違っていたり、
ほんとうに興味深かった。
さいごは着回しレポート。
手持ちの限られたきものと帯で、
この9月をどう楽しみつつも、しのいだか。
この日は韓国がテーマだったので、
帯に赤、帯あげに濃パープルをもってきて
ぱきっと原色コーデにしてみた。
きものは大小あられの絽の江戸小紋。
この赤い紅葉の帯は
9月の間はヘビーローテンション。
この時期にしか締められないし!
麻地なので、体感的に涼しいのもナイス。
きものは白大島で、帯あげは秋草友禅の絽ちりにすると、
また少し印象が変わる。
ちょっとかわいい感じになるかな。
こちらはきものは大小あられの江戸小紋で
帯を絽つづれの桔梗にしている。
帯揚げは上の写真と同じ。
帯を白系にすると、これまた少し違う印象。
半衿は絽塩瀬と楊柳、すこし涼しい日は絽ちりめんにして。
こんな感じで、9月を過ごしておりました。
しかし9月はきもの偏差値が高い月だわ。
さ、明日から10月。
でも今年は単を着る時期が短そうだな。
今夜は満月。
東京は夜、晴れるのかしら。
中谷比佐子の『きものイズム』を伝えるホームページ
着たい着物を作っています
場所は両国。
9月とはいえ、あっつい日だったので、
左は流水柄の墨流しの絽に、秋草の友禅帯、
右は竹柄の夏結城に、秋虫の帯。
帯は素材はちがうけれど、どちらも絽。
甘味処の店の前で、火打石が売られていた。
すこし驚いた(両国すごいと思った)。
お次は9月7日(金)の「ナイト・コスモス」。
9月のナイトは、この日の夕ご飯にちなんで
韓国の歴史とチョゴリについて。
チョゴリ、一度着てみたいのだけど、
まだチャンスがない!
お待ちかねのご飯は、武田茂子さん調理&監修で、
韓国おむすびとわかめスープ、副菜に小松菜、
つるむらさき、胡瓜の3種のナムル、キムチ。
もう食べ終える寸前。
・・・すみません。
デザートは韓国の伝統菓子「松餅(ソンピョン)」。
日本のあんこのようにねっちりしていなくて、
さらっとドライな感じなのだ。
皮はもちっとしてるんだけどね。
だからかな、何個たべても胃もたれしないの。
韓国料理はとにかく胡麻油がベースで、
ご飯やスープにも入れるし、松餅の皮に塗ったりもする。
マッコリで乾杯し、後半は出雲の清酒に切替え、
武田さんによる韓国ご飯のレクチャーもあり♪
しかし、酒が入ると陽気に盛り上がるなあ。
面白かったのは、
韓国ではご飯と汁物は「スッカラ(さじ)」で
食べるのが基本だということ。
うーん、似てるようで明らかにちがうなー。
ご飯やお味噌汁を箸以外のものでたべるって
ちょっと考えられないもの。
文化をみていくと中国や韓国は、欧米諸国のように
いきなりは違わない。
だけど、逆に日本とのこういう「微妙な差異」のほうが
それぞれの独自性を浮き上がらせるように思う。
むかし韓国に行ったとき、国立博物館で
たくさんの仏像を見たのだけど、顔が日本のそれと
違っていて、エラが張っていて四角かったり、
陶器や絵画に描かれる吉祥文様にしても、
松竹梅や鶴亀など、モティーフはほとんど共通しているのに、
描かれ方や構図のとり方、色使いがビミョーに違っていたり、
ほんとうに興味深かった。
さいごは着回しレポート。
手持ちの限られたきものと帯で、
この9月をどう楽しみつつも、しのいだか。
この日は韓国がテーマだったので、
帯に赤、帯あげに濃パープルをもってきて
ぱきっと原色コーデにしてみた。
きものは大小あられの絽の江戸小紋。
この赤い紅葉の帯は
9月の間はヘビーローテンション。
この時期にしか締められないし!
麻地なので、体感的に涼しいのもナイス。
きものは白大島で、帯あげは秋草友禅の絽ちりにすると、
また少し印象が変わる。
ちょっとかわいい感じになるかな。
こちらはきものは大小あられの江戸小紋で
帯を絽つづれの桔梗にしている。
帯揚げは上の写真と同じ。
帯を白系にすると、これまた少し違う印象。
半衿は絽塩瀬と楊柳、すこし涼しい日は絽ちりめんにして。
こんな感じで、9月を過ごしておりました。
しかし9月はきもの偏差値が高い月だわ。
さ、明日から10月。
でも今年は単を着る時期が短そうだな。
今夜は満月。
東京は夜、晴れるのかしら。
中谷比佐子の『きものイズム』を伝えるホームページ
着たい着物を作っています