今日の秋櫻写

こちら新宿都庁前 秋櫻舎

オ―ジャスな女 新商品も

2013年08月26日 20時51分48秒 | きもの

今日は発送作業ひと筋。
ご注文いただいた皆さま、順に発送しておりますので、
もうしばしお待ちくださいませ。

さて、本日はまたまた新商品をアップいたしました。
秋櫻舎によくいらっしゃる方はもうすでに
ご存知の商品なのですが、サイトには今日が初お目見えです。

どうしてこんなふうに時間差が出るかといいますと、
作った先から売れていくからです。
大量生産をしていないのでこうなるわけで。
うれしいことではあるけれど、
やっぱり申し訳ない気もちがかなりあります。

しかし気を取り直す。

本日アップしたのはこちら。






絽の股われ 13、000円

紗と素材違いです(おへその部分についた
ワンポイントもちがいます)。

透け防止力が高いのは絽のほうです。
またこれは夏向けというよりは、
一年をとおしてお使いいただけます。
一枚履くことで、太ももまわりがいつもさらさらです。

秋櫻舎の人気商品です。

詳しくはこちら


加えて。
このブログだけのご案内、パート2。

お買い得の帯あげをさらに3枚アップ。




帯あげ  通常価格15000円~18000円→10000円

左から、
白にベビーピンクの飛び絞、白にマゼンタの飛び絞。

この2枚は夏素材ではなく、オールシーズン用です。

一番右のサーモンピンクの帯揚げは、素材は絽。
絞りで三日月がかたどってあり、地紋は桔梗などの秋草。
月がおすきな方にはおすすめの1枚ですわ

オール10、000円です。


今日秋櫻舎に来たら、
前々から注目していた写真集がテーブルの上に。



『ニューヨークで見つけた上級者のおしゃれスナップ』


本屋さんで見掛けた方もいらっしゃるかも。

「被写体は60~100歳台。好きなものを自由に着こなす。」

このコピー通りの女性たちの写真集なのだけど、
どのページもほんとたのしい!まるで自由!
カラフルだったり、モノトーンだったり。
お洋服だけじゃなくて、髪の毛もね!

着ているものはその人を表現している。
興味がない人も、おしゃれが大すきな人も、
どちらもそのように装っているわけで。

この本に出てくる女性たちは、ファッションに興味があるほうの
人たちだと思うけれど、まあ「垣根」を超えまくっていて。
めちゃめちゃ爽快!!

垣根を超えるというのは、
何も突拍子もないという意味ばかりではなくて、
ワタシたちが知らずとかけている制限だったり、バイアスだったり、
周りからの視線だったり、社会通念だったりなのだけど、
そうしたものを完全スルー。
とにかくエナジーに満ち満ちていて、何より、何より楽しそうで
居心地がよさそうなのだ。

自分が自分にとって居心地がいいって
最高じゃないかと思う。

この本、もちろん比佐子さんが購入したのだけど、
ひそかに思ったのは、比佐子さんがここにきもの姿で
出ていても違和感がないなあということ。
全然ないよ(笑)

きものは何がいいかな、そうだなあ、
片身替わりのウロコ文様のきものに
宝珠を鷲づかみにしたドラゴンの帯だな!
他のでもいいけど、この本だとそれだよね、どーしてもね!

なんて勝手にイメージしてました。
はい。

あとこの女性陣の中に、きもの姿の女性を放り込んでも
まったく遜色ないというか、完ぺきに勝負できるわ!
ってことも頭のイメージのなかで気づいた。

この感覚、ワタシのきもの贔屓ではないと思う。
「きものってやっぱ、すごいわーー」


そして朝の話題はもうひとつあった
「気になってる映画」。

比佐子さんも狙っていたその作品は
ジャンヌ・モロー主演の「クロワッサンで朝食を」。

ジャンヌ・モローに惹かれて予告編を見たのだけど、
これを見る限り、話題性だけじゃなくて、
ストーリーがかなりよい感じである。ますます見たい。

そうよね、ジャンヌ・モローがお手軽な映画に
出るわけがないのだ。

劇中で、ココ・シャネルと交流のあったジャンヌ・モローだけに
私物のシャネルを着ているというのもお楽しみのひとつ。

オフィシャル・サイトはこちら


そんなわけで。
非常に愉快な月曜日だったのでした。
そ、チャーミングな女性って人を愉快にさせるんだわ。
ルンルンしてるし。

そして思った。

きれいに年を重ねるために、みなさまどんどん絹を着ましょう。
きれいにというのは、健やかに、という意味で。

中から出てくるみずみずしいもの、
内側から湧き出るエナジーの水、
それが出ていると人は潤い、キラキラしている魔法のなにか。
どう?ワタシ、元気でしょ!みたいなのではなくて、
静かにこんこんと湧きでている見えない水。

たとえばアーユルヴェーダではそれを「オ―ジャス」というけれど、
オ―ジャスを育むためには、自分を気もちよくすることが
たぶんとても大事だと思うから。

絹は気もちいいです。


それではまた。







新商品 紗の股われ、その他

2013年08月23日 22時04分41秒 | きもの

本日「KOSMOS」8月号を発送いたしましたー!
みなさまのお手元に届くのは、早い方で来週前半でしょうか。

新商品の前に。
この前「花火」を出したので今日は「蛍」を。



初夏の頃、長野の飯島にある志村さんの工房に
行ってきたときのもの。
塩漬け繭の糸で織った絽の訪問着。
かるーーーいの。
とびきり軽い。

ちなみに比佐子さん、ポーズを決めているかのごとくだが、
ケータイで撮影中の一枚。
蕎麦畑かな、撮ってるの。



蕎麦畑のなかに志村さんの桑畑がある。
これは養蚕場に向かってテクテク歩いているところ。
ワタシはものすごく小さい雨蛙がたくさんいたので
それを踏まないようにしてたら、こんなになってた(笑)

志村さんは、桑を育て、養蚕もしている。
自分で育てた繭を塩漬けして糸をひき、織っている。
すべては正倉院に残っているあのかつてのすばらしく
美しい糸にたどり着くため。

ほんとーーーに一貫してるのだ。
志村さんは。



これは工房での志村さん。
おそろしいほどぶれないです。
糸作りに関して!



塩漬けから引いた糸。
なにこの光沢、と思いませんか。
実物の美しさは、圧倒的なものがある。



なんかいつもと写真のクオリティが違うんだけど・・・
と思った方、正解!

今回紹介したのはすべて
いっしょに行ったH氏によるもの。
やっぱりプロだなあ。


それでは新作商品、その他もろもろの
ご案内に移りましょう。


お買い得  絽のきもの&長襦袢 
まだまだ継続中♪




○紋入り&洒落紋 絽のきもの  
  89,500円 (染め・紋・仕立て代込) 

 ・色無地→お好きな色にお染めします。
 ・背に洒落紋を一つ →手描き友禅でお好きなモティーフの紋を
            お入れします。

○絽の長襦袢 
 ・白のまま  35,000円 (仕立て代込) 
 ・お好きな色に染める  45,000円(仕立て代込)



大好評  洒落紋を入れませんか  
こちらも続投中!かなり好評です。

お手持ちの無地のきものにひと工夫。
背紋をひとつ入れることで自分だけの1枚に。

○背紋にお好きなモティーフをお入れします。 
 ・手描き友禅  20,000円~
 ・刺 繍      42,000円~

<進め方>
 1)おきものを持参いただくか、お送りいただきます。
 2)構図や色など、お客さまとご相談のうえ決めて参ります。
  (このプロセスがまた楽しい時間なのです。)

注記 
無地以外に、小紋や付下げも承ります。お気軽にご相談ください。
なお友禅の紋の場合、パールトーン加工済のきものの中には
紋が入りにくいものがあります。


お次は新商品。

紗の股われ 15000円








涼しい股われです。
太ももや股の辺りに汗をかく方にもおすすめです。

詳細はこちら


お次はこのブログオンリーでのご案内。
サイトには掲載しておりません。
というのも、出ていく動きが激しいからです(すみません)。


夏の帯〆と帯あげのセール

 ○帯 〆  通常価格18000円→ 12000円

 ○帯あげ  通常価格15000円~18000円→10000円




ざっとこんな品揃えです。
ご購入をご希望の方はメールかお電話にてご連絡ください。

直接来ていただいてご覧いただくのも、もちろんOKです!
他にも色々ありますので。


それではまた


花火の帯

2013年08月21日 22時35分54秒 | きもの

お疲れサマ―!
今夜はフルムーン!
只今「KOSMOS」8月号を作成中。

ところで今月は「比佐子つれづれ」はお休みですので
どうぞお間違えのないようお願いいたします。

さて本日は「KOSMOS」7月号の表紙を飾った帯を。
モティーフは花火。
夏の風物詩であり、されどそろそろ夏の名残りになってきた感が
出てきたのがワタシにはちょっとさみしいのだけど。
花火、大すきです。



たーまやー。かーぎやー。

夏の風物詩、花火を描いた帯。
上田環江さんの作品です。

黒い紋紗のきものに合う帯にと伝えたら、
ブルーグレーと梅鼠のグラデーションで
何ともいえない地色が出てきました。
もう感激・・・。

さらなる魅力はこの花火の構図!

大輪の花火が上がったときってこんな風になりますよね。
ちょっとしだれて、きもち流れて。

上田さんにうかがったら、
これは伊豆で浜辺に寝転んでみた花火の感動と迫力を
描いたものだそうで。
上空いっぱいの花火のなかに
全身すっぽり包まれたかのようだったと。

ああ・・・!

ワタシ、このお話をうかがって
この花火が生きているワケが分かりました。




これは前帯の部分。
二通りたのしめます

とてもとてもすきな帯です。


花火といえば。
今年の夏は、なんと20年ぶりくらいに
地元の富山で花火をみてきたのだけど、
ライブで体験する花火って最高。
あれを考えた人ってすばらしすぎる。

あんなにきれいなのに、どーんと空いっぱいに
大きく大きく広がるのに、たちまちのうちに消えてしまう。
何千発あがっても、さいごは全部消えてしまう。

ああ、おわっちゃったね。
うん、おわっちゃったね。

それでも行きたい花火。
そこに何をみたいというのかな。

ちょうどお盆の夜にひらかれた花火大会だったから
迎え火のような意味もあったかな。

お盆に帰省したワタシと、同じく帰省客の無数の魂たち。
魂たちは夜空にふわふわと漂っていたのかも。

豪勢な花火がどんどん打ち上がっているなかを
蛍が一匹、UFOみたいに緑色に光りながら
すぐ近くを飛んで行ったときは胸を射抜かれた!

時間差でどおーーんと音が聞こえつつ、
ひゅるひゅると種が空にのぼり、ひらき、散ってゆく、
その一連の流れ、のようなもの。
これってあるか無しかのじかんというものを
一番ワタシは感じられて、楽しければ楽しいほど
きゅーんとなったりもして。
色んなところに手をのばせたりもなんかして。

とにかく。
冬のディズニーランドでみるのもいいけれど、
夏の河川敷で地べたに座ってみる花火は別格である。

とワタシは云った。


さいごに告知。

中谷比佐子の心を咲かすセミナー
第8回 「きものの美学と身体の関係1」

8月22日(木) 18:30~21:30 
会場:アイウィルビー(白金高輪)

詳細はこちら



今月はつれづれがないので、
お時間のある方はこちらへどうぞ。

明日は何を着ようかな。




夏の感謝セール&大学きもの

2013年08月08日 22時45分25秒 | きもの

メルマガでもうご存知の方もいらっしゃるかと思いますが。
本日「KOSMOS屋」のサイトで夏のスペシャルを
アップしました。

夏の感謝セール!

 ① 8月10日(土)~18日(日)の盆休期間
   ご注文いただいたくと、全商品1割引 に!

   *お買い物カゴは通常の値段で計算しますが、
    こちらから折り返しお送りする確認メール
    (自動返信ではないメールです)で、
    1割引の合計金額に計算し直し、お知らせいたします。


 ② 着つけレッスンも、感謝セール価格で!
   下記の着つけレッスンは
   8月中のお申込み
で受講料が1割引に。

   ・ 着つけレッスン 30,000円 → 27,000円 
   ・ 浴衣レッスン    4,000円 →  3,600円



詳細はこちら


それから新商品もアーップ!








まさに真夏の新商品です。
涼肌襦袢

1枚で二役。
素材のほうは「夏はこれでしょう」といっていいくらい
信頼を置いている麻絽であります

あ、もちろんこちらも盆休中のご注文ですと、
1割引きでご購入いただけますよ。
新作だからセール除外品などということは申しません!

詳しくはこちら



さて。ここからは「KOSMOS」7月号の
「比佐子流 粋モダン・スタイル」のコーナーを。
*記事に加筆修正しています。


今回は殿方の登場です。



ロケ地は東京農工大。
行って参りましたよ。府中キャンパスへ。

というのも、今回ご出演いただいたのは
東京農工大学准教授の横山 岳先生だから。
現役バリバリの蚕学の研究者です。



これは先生の研究室の前。




最初からこの写真は撮ろうと決めていました。
教壇をバックにした全身ショット。

この連載始まって以来ですわ、教壇というのは!

先生がこれだけ堂に入った着姿なのは
きものを着て授業をなさることが少なくないから。

「生糸が900gで一反といっても学生はピンと来ない。
 それより生糸900gでこれができるんだよ、と
 着てるきものを見せたほうが分かりやすいでしょ」

蚕の生態の授業をしていながら、その最終形を
知らないのはマズいんじゃないか・・・とあるとき思った先生。
授業で着れば理解の助けになるし、自分も着慣れる、
ということできものを着るようになったそう。


今回誂えていただいた小千谷縮は
横山先生初の夏きもの。

先生の研究対象である絹ではなく麻なのだけど

「夏の授業でも着られるようになってうれしいです」

とそっちに喜ぶ横山先生であった。

きものでの授業のときは10分ほど
早く切り上げて学生にも着せるんですって!
しあわせな学生たちだ!

実際、学生たちにも話を聞いてみたのですが
本当に好評なのです。

「みんな実は楽しみにしてるんです」

なんて普段先生には云わないことを
ワタシにははにかみながら云ってくれる女学生。
かわいいなあ。
これには先生も相当喜んでいらしたな(そりゃそーだ!)。




学生たちと並ぶと、急にこうなる。




これは正門を少し入ったところで。
腰が決まってます。



こちらは桑畑で。
農工大ゆえ広大な桑畑があるのだった。
他には馬や牛もいました。

手にもっているのは手拭です。
リアルで大変よいです。

あとこのきもの、
緑によーく映えることが判明したのもうれしい♪




わしわし歩きます。


すべてのきものは
先生の研究室に吊り下げられています(笑)
ここは先生の衣装部屋でもあるという。



資料やら紙媒体やらきものやら。
かなりのカオス状態。



そこでひと息つく先生(この日は本当に暑かったのです!)。
完全に日常着ですよね。
うん、大学きもの。
大学いもじゃなくて。




着つけは自己流で覚えたということで、
帯もテキトーだったようですが、
今回「貝の口」をお教えしたら
すっかり気に入ってくださいました。




藍、浅葱、水浅葱をすっきり配したカツオ縞は
魚河岸の威勢のいい男たちが愛した縞。
タフで活動的な先生によくお似合い。



半衿ももちろん麻でコーデ。


そう、今回面白いな、いいな、と思ったのは
横山先生のきものの選び方。

結局一番の目的は「授業で自分が着る」と「学生に着せる」
という二項目なので、自分だけの好みで気に入ったものを選ぶというより、
授業で着て楽しいもの、学生が着たがるであろうもの、
という他では見られない視点をもってセレクトなさっていたのが
すごく印象に残っています。

きものを着る、
そこには様々な目的がある。

そしてやっぱりずっときものを着ることを
継続なさっているのは
自分も楽しいし、喜んでくれる人がいるからなのだろう。

きものは色んな意味で、もてなし着でもある。
そんなことも思いました。

にしても、こんな先生いいですよね。
「ナイト・コスモス」でもまたお呼びして
お話を伺いたいと思っています。





夏きものを涼しく着る工夫

2013年08月07日 23時00分19秒 | きもの

夏だ夏だ!

というわけで。
今日はタイムリーな話題と併せて
秋櫻舎オリジナルの品物も紹介しちゃいましょー。

月一で秋櫻舎から出しているニュースペーパー
「KOSMOS」より。
*後半は加筆しています!

ちなみにこちらは紙媒体で。
お買い物をしていただいた方を中心に、職人さんやメーカーさん、
研究者に呉服屋さん、お役人などに送っています。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

暑い!
だけど夏きものを楽しみたいという方のために、
今回は少しでも涼しく着る工夫をいくつか。



下着を冷やしておく  
  
着つけるときは汗が出るもの。
だから冷房を十分に効かせた部屋で着つける方は多いと思いますが、
下着も冷やしておくと、汗が随分出にくくなります。

エアコンの送風口近くに下着を置いておく。
もっと短時間で冷やしたいときは、
ビニール袋に入れた下着を冷凍庫へ入れておきます!

ええっ!?と思った方、だまされたと思って
一度はお試しになってくださいまし。



下着は絽目のあるものを

あんな小さな穴でそんなに違うの?
と思うかもしれませんが、ほんとうにかなり違います!

これは体験から自信をもって云えます。
一番のおすすめは麻絽の肌襦袢

麻絽の下着はこちら




冷房に弱い、また肌触りがやわらかいほうがすき
という方には絹絽の肌襦袢がいいでしょう。
絹はそういう点では実に優れています。
保温もするし、放湿もする。

絹絽の下着はこちら (出た画面を少し下にスクロールしてください)。


いずれにせよ、絽目があることで
肌に貼りつかず空気がよく通る、これがポイントです。

湯文字や裾よけも絽目のあるものにすると、
べたーっとなりませんよ。

内股によく汗をかくという方のために
秋櫻舎では絽の股割れも作っていますので、どうぞご利用ください。



胸当てをして肌襦袢は省く

今秋櫻舎で大人気の絹の胸当て

これで胸の形を整えたら肌襦袢を着ないで、
その上にすぐに長襦袢を着てしまいます。
一枚省けばその分涼しくなります。



絹の胸あてはこちら

こちらの無料レッスンでは絹の胸あてを試着できます。


そうは云っても汗はかきますから、
着終わった後のお手入れは忘れずに。

長襦袢ときものに霧吹きで水をかけ、
ひと晩干しておきましょう。
汗は水といっしょに飛んでいきます。
麻の長襦袢やきものなら家で洗えるものもあるので、洗いましょう。



裏が麻の足袋 

これは優秀!
向島の「めうがや」さんの誂え足袋で作ってもらえます。

裏地が麻というだけでこんなにちがうんだ!とは
ワタシの正直な感想です(今夏、初体験)。

この足袋を着けていると、足がさらさらしているのがわかるんです。
足によく汗をかくという方には特におすすめしたい一品ですね。



見られていることを自覚する 

最後は精神論です!

夏にきものを着ている人がいたら、
ワタシたちは「わあっ」と高揚した気分になってまず見ますよね?
ワタシは絶対見ちゃいます(無視なんて無理だ)。

つまり、やっぱり、それくらい、夏にきものを着るということは
スペシャルなことだと思うのです。

でもその人を見たときに「うわあ、暑そう」とか
「苦しそう」という感じだったらどうだろうと。
逆に「ああ、いいなあ」とか「なんて涼やかなんだろう」
と感じたなら、どうだろうと。

前者だったらワタシは勝手に残念な気もちになるし、
後者だったらそのとき夏の風情に触れたような、
ちょっとした感動すら覚えます。
ほんと勝手なものですけど、そういう気もちには抗えません。

ですから(ここから先はストレートに云いますが)、
夏にきものを着たときは、「見られる」ということを自覚する
(意識よりももはや自覚です)、
そして例えば、自分の頭の中に夏きものを着た人の
「いいイメージ」を描いてそれになるべく沿うようにする、
これだけでかなり違ってくると思います。

夏は結局何を着たって暑いんです。
これをいうと身も蓋もないんですけども!
でもだからこそ気の持ち様。
気の力も上手に借りましょう
ワタシは基本的に見える世界と見えない世界の
どちらにも魅かれつづけているので
「気」の力にはとても信頼を置いています。





それではまた。