今日の秋櫻写

こちら新宿都庁前 秋櫻舎

簑助おとわ

2013年02月21日 23時23分06秒 | きもの

さぶすぎる・・・!
やっぱり2月は寒い。

とはいいながら。
今はちょっといい気もちで。

というのも。
今夜は高輪台でアイウィルビーの会があったのだけど、
レクチャーの後の親睦会で「獺祭(だっさい)」が
振舞われたから。おいしかったー。

でもまさかここで飲めるとは。

あ、これは日本酒です。
山口県の銘酒です。
獺(カワウソ)の祭りと書いて「だっさい」と読む。


さて遅ればせながら文楽第二部へ。
演目は3つ。

そのうち簑助師匠が出るラストの演目が
なんと「関取千両幟」。

そう、相撲取りの物語。
ワタシ的に超タイムリーでめちゃくちゃよろこぶ。

今回の簑助師匠は力士の女房「おとわ」役。
圧巻であった。
もう何なんだろう。
強いていうならば、空間を制するのだ。

暖簾とのからみなんてすばらしかった。
からみというか、舞台中央奥にある暖簾をくぐって
退場するシーンなのだけど、後ろ姿だけで見事にみせるのだ。

そしてそして、のれんをくぐるとき。
そのときに、ほんのちょっと簑助おとわは
小首をかしげるのだけど、凄まじい吸引力で。
なんと美しい。

「ああして暖簾をくぐるのね」

「ねえ・・・・」

ため息まじりに感想を云い合ったのだが、
同行したみなさんが同じところを見ていたという。

それと面白かったのは、
後半に三味線による櫓太鼓の曲弾きという
かなり珍しいご趣向があったこと。

三味線弾きがふたりだけで演奏し、その間
ばちを投げたり、三味線の上を転がしたりと
アクロバティックな要素をふんだんに入れて魅せていくのだ。

少しばかり我の強さを感じる演奏ではあったにせよ、
その取組みへのふたりの情熱と息遣いは
お客の心に十分に訴えてくるものだった。

終演後は楽屋見舞へ。



おとわを遣ってくださった。

壁際に立てかけられているときは人形なのに
簑助師匠の手が入ると、おとわに生気が入る。

見た目は人形なのだけど、存在が物じゃないというか。
唐桟縞の衣装が非常におしゃれだった。


告知も。



やびや童庵 米原新三さんを囲む会

2月22日(金)14時~ お茶・お菓子、お土産つき♪

会場:秋櫻舎  参加費:3150円

会の詳細はこちら

まだ大丈夫です。
お時間の都合のつく方は遊びにいらしてください。
お八つはパークハイアットのシュークリーム
朝に買いに行かないと売り切れちゃうという
大人気のケーキです。

参加ご希望の方は
お電話かメールをお願いいたします。