今日の秋櫻写

こちら新宿都庁前 秋櫻舎

再び蔵出しの巻 

2011年02月17日 21時03分54秒 | きもの
今日は春みたいな生あたたかい風の吹く日だった。
何となくだけど、きものも帯もピンクを選んでしまった。

秋櫻舎には大阪から呉服屋の主がいらして
みんなでお客さまに結婚式用のきものと帯を
お見せしたのだけど、ほんときもの選びというやつは
何度やっても楽しいものだなと思う。

だいたい似合うものと似合わないものがあるって
ワタシなんかはそれだけで面白い。

しかも似合うものにもランクがあって
ものすごく似合うものは、なんていうのか、
きものとそれを身にまとう人とが
お互いに褒め合う感じなのだ。
きものが素敵なのか、
その人が美しいのかも分からなくなる。
理屈じゃないところでくっついているので、
きものを着たその人の印象一つになってしまうのだ。

すばらしいと思う。


ところで。
またきもの写真が出てきたので蔵出しします。
以前の日記には出したかも。



ホテル・ハイアットリージェンシー東京の
地下にある中華レストラン「翡翠宮」で。
札幌の吉村さんが上京したときのもの。
えーと、これは確か・・・去年の冬。







以上、冬の装いでした。


帰り、比佐子さんと姐さんと外に出ると
満月前夜の月がものすごい光の輪を放っていて
みんなでみとれる。

明日は満月。
でも雨だそうだから、
月光浴はたっぷり今夜。


ハッピバースデー

2011年02月15日 22時04分38秒 | きもの
昨夜は雪がしんしんとふり、
明日は積もっちゃうのかなあと思っていたら
あっさり晴天。

そうそう、通勤途中に消防署があるのだけど、
朝、前をとおったら雪うさぎが作ってあって
とてもかわいかった。

さて本日は、朝からひっきりなしに
来客ありきの秋櫻舎。

お客さまのひとり。
きけば昨日のバレンタインデーが
お誕生日だという。
かたや、アンテナが立っている山岸さんは
そのことを知らないのに、
トップスの大きなチョコレート・ケーキを
持ってきてくださった。

ならば

「みんなでお祝いしよう!」

そうしよう。

というわけで、
みんなでハッピバースデー。


さすがにケーキ用のロウソクはなくて。
秋櫻舎にあったろうそくで代用するも
なぜか紅白の和ろうそく2本(笑)
なんだか儀式のようでもありますが。


比佐子さんが背後から写真を撮っているのは
ツイッターにアップせんがため。



山岸さんと高知からいらしてくださった
ファルダの恵子さん。
きゃあ♪

本日の恵子さんはおきもの。
相変わらず色っぽいおす。

いつもおしゃれな山岸さんだけど、
今日のワンピースみたいに見える
ロングカーディガン。すごくかわいい。

もちろんワタシたちは歌うよ。



おめでとーう!

ケーキ入刀。
クリームはたっぷり。
なんと豊潤な。


トップスのケーキはワタシ、
10年ぶりくらいだったと思うけど、
やっぱりおいしいーー。
ロングセラーにはわけがあるのねー。

ペロリだった。


お誕生日つながりでこれも。
去年撮ったままアップしていなかったのを
見つけちゃったので。



姐さんのお誕生日会。
ええと・・・これは5月(笑)



みんな単を着ております。色も軽やか。
冬の今みると、季節感というものが
逆に実感されて面白い。



姐さんもシャリっと光沢のある大島を着ていて、
今だったら少し寒い感じがするけれど、
5月はこれがまさにキブンなのだ。

きものって色や柄だけではない、
素材感という要素がほんと大きく
ものをいうなあと思う。



黒紋服で節分式 その1

2011年02月09日 23時26分15秒 | きもの
今日は新宿、雪がふった。
朝だけだったけど、新宿駅から
外に出るや吹雪。

寒いはずさ。

さて、遅ればせながら、
節分式の写真を少々。
これは後半戦もあるので、
よろしくどうぞ。


去年のクリスマスの会でも、
おととしの年忘れ会でもそうだったのだけど、
秋櫻舎の面々の「喪服ではない」黒紋服スタイルが、
皆さまの「黒紋服を着たい」欲をかなり刺激しているようで。

あちこちから

「いいわよね・・・」
「ワタシも着たいわ」
「喪服としてなんてそう何回も着ないわ」
「ねえ、着る機会をつくって」

そんなコールを幾つも受けていた。
ならば、と今年は黒紋服を着る機会を作ろう、
そして広めようと、まずは第一弾。

黒紋服を着て節分式!


というわけで。

2月3日(木)
希望者を募って、
新宿十二社にある熊野神社で
黒紋服を着て節分式に参加。

ひゅーひゅー。

この日はカメラマンの皆木優子ちゃんに
またもや入ってもらって、眩しい皆さまの姿を
激写してもらったのだが、それはもう少しお待ちを。

今日は、代わりにワタシの写真を。





豆まきに参加する場合は、
豆をはじめ、お菓子や餅などが入った「豆」を
用意しなくてはならない。

それで2月1日(火)に上野のアメ横まで
みんなでお菓子を買い出しに行き、
上の写真はそれを秋櫻舎で袋詰めにしているところ。




あ、これは不二家のお菓子の中に入っていた
おまけの復刻版フィギア。

モノトーンのぺこちゃんがいるけれど、
これは1950年初期のものだそうで、
登場したての頃のぺこちゃんである。
なかなかに興味深かったので掲載。

個人的には、ポコちゃんの髪の分け目の
鋭利さに新鮮な感動を覚えたのだが。
しかしなぜ裃(かみしも)姿なんだろう。
りゃんこだし。
ちなみにこのポコちゃんも1950年代初期型。


さあ、当日。
熊野神社の控室でのひとコマ。



ムツキくんとチャコさん。
親子ですぞ。



山岸さんは琉球の染帯、
ようこさんはヴィヴィッドな薔薇の帯。
黒にはどーんと鮮やかな色がよく映えるのだ。



両手に花の逆バージョン。
真ん中に花!



本殿での儀式を終えて、
観衆の皆さまに豆まきをして、
それから一同秋櫻舎へ。

興奮冷めやらぬまま、お茶タイム。



もう何の集まりなんだと思う!
でも黒って派手!
独特に派手!

そしてそれが素敵だ。
白い紋がまたいいのだ。


話もたのしかったなー。
歌舞伎役者でもあった河内さんの
かっこいい男のしぐさ講座がきけたのは
すごくうれしかった。

「こう、鼻先で相手をみる」

なーんて。
ぴしゃっと決まる。

いいね、いいね。
ワタシ、女だけど今度やってみよ。


おもたせの恵方巻もみんなで食べる。
もちろん吉方の南南東に顔向けて。

では比佐子さん、どうぞ。





お見事。











きもの談義は飽きれるくらい尽きなくて。
そして皆さん、ほーーんと喜んでくださって。

何より。何よりだった。


熊野神社での詳細は、きんきん
皆木ちゃんの素敵な写真でお知らせします。

もうしばしお待ちください。

あ、それから。

本日「KOSMOS」最新号、発送完了。
お楽しみに。
バレンタインの贈り物に、秋櫻舎から
おすすめの新作もご紹介しています。
チョコレートではありません。

そして命にかかわらないときは、話を合わせましょう
(比佐子さんの日記参照→こちら