今日の秋櫻写

こちら新宿都庁前 秋櫻舎

2枚の羽織が1枚のきものに

2014年02月18日 10時46分36秒 | きもの

今日もいいお天気。

さてまずはお知らせを。
先週の金曜に「KOSMOS」2月号を発送いたしました。
金・土と雪がすごかったので、もしかしたら
皆さまのお手元に届くのにはいつもより少し
時間がかかるかもしれません。
今日明日あたりにはと思っているのだけど。

今号の見所は、表紙の写真かなー
暦的にはちょーっと反則技なのですけど、
このブログでも一度載せているのに、まあ敢えて。
天候的には問題ないと思います。

「きものでお出掛け」のコーナーは
ついにここを取り上げてしまいました。



おたのしみに。


次。

こちらやっぱり好評です♪
みなさま、どうぞご利用くださいませ。

秋櫻流 着つけレッスンのお得で使いやすい
ショートレッスン専用チケット

10,000円 /5回分

いつでもお好きなときにお使いいただけます。
おさらいやワンポイントレッスンに。
有効期限は?というご質問がありましたが、
有効期限は、ありませーん!



そして今日は冬の装いを。



いつも笑顔がすばらしいMさん。
じつはこのきもの、
お父さまの羽織2枚を1枚のきものに仕立てたもの。

一見なにげない紬のように見えるのだけど、
よーく見てみると・・・






2枚の羽織をうま~くつかって
パッチワーク状に接いで、
しかも縞の柄まで作ってしまったのですよ。
すごいよーーー!!

こういう離れ業をしてのけてくださるのは、
はい、上田環江さんです。




帯も上田環江さんの作。
「寿」という字が色んな文字で描いてあるの。
Mさんはお知り合いのお祝いの席にぴったりー!
とこの帯をご購入。

思うに、お祝いの席って結構あるし
(世の中には色んなお祝いがある)、
うんとフォーマルというよりは、
小料理屋さんとか、イタリアンレストランとか、
カフェとか、バールとか、あといけてる居酒屋とか、
とにかくリラックスした会場がほとんど。

で、そういう場へはきもので出掛けるのはぴったりだし、
大変に喜ばれる。場も盛り上がる。
そこへもってしてこの「寿」いっぱいの帯・・・

場が限られる、と思いがちだけど、
いやいや、これは予想以上に出番が多い帯だと思うなあ。




コートは花柄のきものをリメイクしたもの。
中のきものとの地味×派手のコントラストが楽しい。

ショールはMさん私物。
色がとてもきれいだったから(笑)
写真で色が出ていないのが残念。
一瞬で心をうばわれてしまう赤紫なのだ。
そう、Mさんの小物づかいって
いつもパンチがきいていて素敵なのだ。

ラスト。



雪もちのチューリップ。
こういうのも自然界にはある。
人為では決して作らないし、作れない。

ああ、自然派になりたい。

意味不明なままに!







秋櫻きもの塾 ご案内

2014年02月14日 18時29分44秒 | きもの

今年はよく雪がふるなー。

比佐子さんは広島へ。
ワタシと姐さんは今秋櫻舎でお仕事中。

ああ、どうか電車が動いていますように・・・!

さて本日は
「秋櫻きもの塾」のご案内です。


秋櫻きもの塾
初心者から中級者まで、きものと帯を土台からしっかり学びたいという方に
月に1回ずつ3ヶ月間の「秋櫻きもの塾」を始めることにしました。
チャコちゃん先生が講師を務めます。




開講期間  4月~6月 (3ヶ月間) 
       月1回 13:00~18:00 *休憩あり

開講日   4月13日(日)、5月10日(土)、6月14日(土)
      
場 所   秋櫻舎  
 
料 金   30、000円 (全3回) 

お申し込みは秋櫻舎まで。 
Tel 03-5350-4261 Fax 03-5350-4636
      
〆切り   4月11日(金)


基本クラス 【内容】  講師/中谷 比佐子
1回目  自分の体を知る(骨と筋肉の動き)
      きものを着て帯を結ぶ 
      下着の意味と下着のつけ方・たたみ方
      長襦袢の半衿つけ・たたみ方

2回目  下着をつけて長襦袢を着る
      きものを着る(紬など織のもの)・たたみ方
      名古屋帯を結ぶ・たたみ方

3回目  染のきものを着る・たたみ方
      名古屋帯を結ぶ
      好きなきものを着て名古屋帯を結ぶ
      立ち居振る舞い 
      ホテルでお茶を飲む





お申し込みは秋櫻舎まで。 
Tel 03-5350-4261 Fax 03-5350-4636
      
〆切り  4月11日(金)

はい、よろしくお願いいたしまーす!

なお上のハっちゃんの写真はワタシの超~お気に入りの1枚。
眼鏡をかけて、毛皮をまとっておりやす。





刺繍と旬

2014年02月06日 22時06分21秒 | きもの

三寒四温とはいうけれど、
今日でさぶいのは3日目だが、明日も寒いという・・・。
うーむ。

しかし気を取り直して!
明日は「ナイト・コスモス」。

周藤縁さんがゲストで、2014年をみてくださるという。
星から今年はどんな年なのか、そして明日はタロットも
登場するのだけど、タロットでは一人一人の2014年を
読み解くという。
たのしみーーー。

ナイト・コスモス

2月7日(金)18:30~20:30

会費 3,150円 手作りの夕飯付
会場 秋櫻舎
ゲスト 周藤 縁さん(占星術研究家)

テーマ「占星術&タロットによる
      今年一年のあなたへのアドバイス」

詳細はこちら

食事のご用意があるので
当日の15時までにご連絡ください。

明日はあったかご飯を作って
お待ちしておりやす。へい。


お次は1月の「比佐子つれづれ」の写真を。





昨年、無地のきものに
刺繍で洒落紋をしてくださったGさん。
菱花紋。
色は白と銀と紫。絶妙でしょ?

展覧会の図録や植物図鑑、陶器の写真集など
色んな資料をみながら、決めたもの。

あんまり主張しすぎず、且つ無地のこのきものに
華やかさが加味されるようデザインしました。
紋の大きさも3パターン作り、
Gさんの好みと体のバランスから
この大きさにしたのであります。

それにしてもこの帯。ステキ!
皆さんからラブコールを受けておいででしたよー。
中国の様々な曲芸師たちが織られているの。

ステキな帯つながりでこれも。



Aさんの竹の刺繍帯。
なんとご自分で刺されたというね!
この美しさ。配置も配色も見事。
至極シンプルなのに、刺繍というのはやはり
何ともいえない存在感があるなあ。
振りの赤もにくい
この竹柄の大島もその写実さ、立体感がすごい。
赤白黒のコーデで初春の気分がいっぱい。

もひとつ。



秋櫻舎の田中さん。
絲藝苑さんの名古屋帯。

お太鼓には梅、前巾にはうぐいす。地色はピンク。
まさに今が旬の帯だ!
田中さんもこの時期を待っていたとばかりに締めた!

ちなみにこの梅とうぐいす、
なんと「うるし」で描かれているのだ。
だから近くで見ると独特の質感と光沢があって。
しかも金が入っているところは
ちょっとラメのようにキラキラしてるの。

個人的には前巾のうぐいすがツボだなあ。
梅とバラバラになっているのが楽しいというか。
表と裏で一対というのは意外とない。

人はぜったいに片面ずつしか見られないわけで、
だからふたつ目を見たときに「わあ」と広がっていく
そういう喜びがこの帯では味わえる。

田中さんも濃紺の大島に赤い長襦袢で
赤を効かせてる。



集合写真。
1月下旬とはいえ、今年最初の「つれづれ」だったので
みなさん華やかでおめでたい初春きものが多かった。

というわけで。
みなさま、風邪にはどうぞご注意くださいね。
体をあたたかく。
冷やさぬよう。






「KOSMOS」1月号 比佐子流 粋モダン・スタイル

2014年02月02日 18時09分44秒 | きもの

今日は暖かな日でうれしかった。

さて本日は「KOSMOS」1月号の
「比佐子流 粋モダン・スタイル」のご紹介ー!
*原稿に加筆修正しています。


今回ご登場いただいたのは、
RENATURE」主宰の井野口貴春さん。




RENATUREでは大麻と無農薬綿を独自の製法で織った
「満月の布」を使って、じつに様々な製品を展開している。

井野口さんは、湯文字にすーっかりハマり、
どのくらいハマったかというと、
昨年は秋櫻舎とのコラボで満月の布の湯文字を作ったほどだ。



レクチャーでは、御自ら大勢の女性たちに
湯文字の着け方を指導してきたのだが、やればやるほど

「やっぱりきものが着たくなった」

とこうなった。
さもありなん。



きもの姿の男の人が腕を組む仕草っていいね。




これはお父さまのお対の大島紬。

「きものを着る動きは湯文字の着け方に全部入ってた。
だから着つけを覚えるのも大変じゃなかった」

と実に興味深い意見も。




「湯文字をすると帯の収まりがいい。
腰が決まったときは電流が走って柱が立つ感じ。
昔の人は毎日これをしていたのかと思うと、すげえと思う」

これも同感。ワタシもすごいと思う!




「向島めうがや」さんのお誂え足袋。
草履はねず。




紺地の大島紬。実にシンプル。
男のきものってやつですね。



寒い腕回りは満月の布のアームカバーでしっかり防寒。
首元はマフラーで。



これは昔の文士たちがしていた巻き方。
羽織の両脇にマフラーを突っ込みます。



衿元が寒い時はひと巻してから。




マフラーの色柄を変えても、印象が変わります。


井野口さんには3月の「ナイト・コスモス」でゲスト講師として
満月の布と湯文字について熱~く語っていただきますよ。
お楽しみにー♪


ちなみに、今回の撮影場所は気分を変えて
喫茶店にしてみました。
「紬のきものでコーヒー」というのは相性がいいなと思って。



この写真もいいでしょ。
洋服を着ているときと仕草としては変わらない。
「おきものでござーい」ってな印象もない。
まあ、イノさんの着慣れてる感もすごいのだけど。
まだ数回くらいしか着ていないというのが嘘みたい。




ゴージャスな姐さんと歓談中。




比佐子さんが毛皮からお被布になると、
雰囲気も微笑ましいティータイムの図になる(笑)


最後はおまけ。
1月の「ナイト・コスモス」での風景を。





イノさんにも出席いただいたのですが、
Tさんの超ステキなケープ風コートに興味津々だったり(笑)




で、最後はYさまからポージングを色々と指導され・・・
その成果がこれ!



いかがでしょうか!
こちらは比佐子さんとの2ショット。





なんだか楽しそう(笑)
外野は大盛り上がりで、とっても面白かったけど!

というわけで。
イノさんの湯文字話は3月7日(金)の「ナイト・コスモス」で。
ヒップが確実に上がる締め方のコツを伝授してくださるそうです!
ワタシたちも待ち焦がれてまーす!