今日の秋櫻写

こちら新宿都庁前 秋櫻舎

新登場 かわいい股われ

2013年02月12日 21時53分31秒 | きもの

今日は冷え込んだなあ。
東京は深夜から雪がふるという予報だけど、
当たるかも。
明日は文楽なのに・・・。
ま、いっか。

さて今日はまず「最後の浮世絵師」ともいわれた月岡芳年の絵を。
ワタシにとってはアバンギャルド浮世絵師だ。
躍動的で、幕末から明治にかけての隠微な感じも匂い、
なんといっても絵から放たれるエネルギーがすごい。



月岡芳年「あつたかさう」明治21年

そんな芳年のこれは様々な身分・職業の女たちを描いた
美人画シリーズ「風俗三十二相」の中の一枚。

全部で32枚あるのだけど、
たーのしいんだ、これが!

ちなみにこの絵に描かれている女は
寛政年間の町家の後家の女である。

おこたに入って飼い猫ともども丸くなって、本をよんでいる。
きものを何枚も何枚も重ねて。
紅絹の袖に入れたままの手がかわいい。
「あったかそう」というタイトルもかわいい。

「後家」とわざわざ書いているのをみると、
寒い夜は人肌恋しいが、もう亭主はおらぬので
猫と炬燵で暖をとる、というところか。

昭和の名人、古今亭志ん生のフレーズを思い出す。

「なんであんな奴と一緒ンなったんだい?」 

「だって、さぶいんだもん」 

いいねえ~。


さいごはこれ。
ナゾの紅絹のつづきです。




新商品!
股割れを作ったのだった。

色違いで紅絹とピンクの2カラー。
もちろん100%シルク。
フリーサイズ。
お値段は15,000円也。

ボディに着せようかと思ったのだけど、
せっかくだから姐さんに持ってもらった。

とりあえず、まずはお知らせ!
詳細は追い追い。

しかし、さぶいなあ。





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