今日の秋櫻写

こちら新宿都庁前 秋櫻舎

師走の門松

2012年12月28日 20時44分45秒 | きもの

昨日はきれいな月だった。
満月の今日は例の如くトーキョーは雨。

さて今年もあと3日。

はやいですねー。
秋くらいからひそかに加速しちゃってる気がする。
毎年思う。

きのうは秋櫻舎。
大掃除をして、仕事もみーっちりやって、
お正月の準備もして、お客様もいらして
さいごまで、てんやわんや。
〆切りにも間に合ってよかった。

すっかりお腹が空いたワタシが何かたべものをと
台所近辺を物色していると比佐子さん、

「これから打ち上げやるんだから、
 それでも食べたかったら食べなさい」

って。
そりゃ我慢するぞー!

というわけで、京王プラザホテルの「南園」にて納会。
4人とも結構カジュアル・スタイルだったけど(笑)
いいの、いいの、今日は特別なんだから。




生ビールの小があるのがうれしい。
ちなみにここの中華はおいしいです。
業界でもかなりの有名どころでもあります。

お腹一杯たべて、今年の反省をし、
この前のパーティの余韻にやっとゆっくり浸りながら
楽しく話しあい、きゃあきゃあ笑いながら
いい時間を過ごした。

帰りは、入口に飾ってある例の頭の門松を
今年も拝見。




西新宿界隈のビルの門松はたいがい
ここの門松で。



他の門松とのちがいは梅の花。
花の形が立体的なのが特徴である。


年末年始の休業日のご案内も。


12月28日(金)~1月6日(日)までお休みとさせていただきます。
新年は1月7日(月)より平常どおり営業させていただきます。

お休みの間にいただいたご注文は、
1月7日(月)以降の対応となります。
どうぞよろしくお願い申し上げます。


さて。
今年も一年ありがとうございます。

よいお年をお迎えください。
みなさまにとって、いやますますに
よき一年でありますよう。

お風邪を召されませんよう。
御身大事のほど






感謝一杯「きものROCK」

2012年12月24日 22時28分17秒 | きもの

今日はクリスマス・イヴ。

さてみなさま。
きのうはどうもありがとうございます!!!

たのしんでいただけたでしょうか。
こちらが思うのはただそれだけです。

からすカーで夜が明けて。
ぐおーっと熱気とテンションの波を超えた今日は
あの余韻が残っているような、少しさみしいような、
アップ・ダウンがごちゃ混ぜになっている、
そんなちょっぴり変な心もちだったりします。

ワタシ自身はいろーーんなおきもの姿が拝見できたこと、
これがやはりすごくたのしかったし、うれしかったです。


みなさんのご来場に心より感謝申し上げます。

メリークリスマス



赤いたまいーっぱい

2012年12月21日 21時43分39秒 | きもの

いよいよ大詰め。
準備も大詰め。
詰めの詰め!

23日のです。
もちのロン!

姐さんはこの日、じつにスタイリッシュな姿を
みせてくれるので乞うご期待

今日は昼ごはんもたべずに、あちこち
材料を買いに走っていたのだけど、
ようやく終えて秋櫻舎に戻ったのが14時過ぎ。
そしたら富山の開沢さんからブリ寿司とます寿司が
届いていたというラッキー。

さらに姐さんが水菜たっぷりの汁ものを
作ってくれていて、それを温め直しながら、

「たまご、落とすかい?」

このひと言に泣くかと思った。

ふたつのお寿司も水菜の汁ものも
ぺろりと平らげた。
とてもおいしかった。


比佐子さんはここ連日、
近所の熊野さん(熊野神社)で進行している
門松作りの取材に出掛けているのだけど、
あちらも大詰めのようで。

25日のクリスマスが終わるやいなや、
あちらのみなさんは、その出来上がった門松をもって、
その日の深夜から朝にかけて都内を駆けずりまわって
設置しなくちゃいけないのだ。

それから比佐子さんによると、なんと「あの」トビの頭と
随分なかよくなったというではないか!

聞き捨てならねえ。

最初はうんともすんとも鳴かずの鳥で、
愛想笑いのひとつさえなかったという。

うーん、頭らしい。イメージにぴったりだ。

それがあるときを境に急に対応してくれる
ようになったのだという。

拙者、伺い申す。

なにが頭の了見を変えたんだ!




うちのぺこさん。
ついに裾よけをゲット。

しかも姐さんの手作りで紅絹です。
ゴーギャンの絵に出てくる女の人みたいだけど、
紅絹なので。




というわけで。
街はメリークリスマス。

赤いたまがいーっぱい。
街も人もキラキラのくるくる。

どうぞみなさま、お風邪を召されませんように。
さ、明日もがんばるぞー。



12月号「比佐子流 粋モダン・スタイル」

2012年12月20日 22時17分42秒 | きもの

まず。
23日のパーティ「きものROCK」。

駆け込みご参加に大感謝。
いやあ、たのしみ。

今日は田中さんと姐さんが
あーでもない、こーでもないと
いろいろ趣向を凝らしておりましたよ。

ワタシは座席のくじ引きを作りながら
捨て耳していたのだけど、
たのしくなりそう・・・!


さて本日は、
今月号の「KOSMOS」で
「比佐子流 粋モダン・スタイル」に
ご登場くださったMさんを。

*以下もとの原稿を加筆・修正しています。



お母さまのおきものや帯が
箪笥にたくさん眠っていたMさん。





25年前に着つけ学校にも通っていたこともあり、
「いつか着るときがくる」と残しておいたのが、
突如きものスイッチが入ったMさんには宝の山となりました。

自分用に少しずつリメイクしていますが、当初は

「寸法直しや別のものに作り直せるなんて
 全然知らなかったです」

最初にこれを聞いたときはびっくりしたけど、
そんなものかもしれないなと思い直す。






艶やかな薄紫の紬に山茶花が描かれた付け下げ訪問着は
比佐子さんの提案で、渋い辛子色の八掛から濃い紫にチェンジ。

そう、Mさんはお洋服がいつもお洒落なのだけど、
きっと着るコトがお好きなんだと思う。
だってきものと同調なさるのがとーってもはやいから!

着こなしって着るものとの会話力かも。
Mさんを見ていると、いつも思うことです。


光沢のある黒の道行は
光の加減で地紋が浮かび上がる。








カラフルな更紗の裏地がおしゃれ。




赤紫の長襦袢は友禅のきものをリメイクしたもの。




きものにするには生地が少し薄くなっていたので、
長じゅばんに仕立て直したのだけど、かえって
おしゃれ度がアップして、Mさんもとても
気に入ってくださいました♪


撮影場所は「パティスリー ル・ポミエ」の北沢本店。
http://www.lepommier-patisserie.com/jp/item/new.html




フレンチ・テイストで(店名を見ればわかるけど)
美しくておいしいケーキでした♪

本店のほうは「東北沢」駅か「初台」駅、どちらからも
ちょっと歩くので(のんびり歩いて15分くらいかな)
アクセスがいいとは云えないのだけど、
麻布十番にも支店があるようなのでご興味のある方はぜひ。
赤いお店です。






姐さんとケーキを選んでいるふたり。


もうひとつ。
「きもの再生術」のコーナーでも。


○お母さまの黒羽織を名古屋帯に~

今号の「比佐子流 粋モダン・スタイル」で
Mさんが締めていらっしゃる帯を取り上げます。



お母さまが残してくださったひとつに黒羽織がありました。
昭和中期~後期のものです。

ちょうど黒羽織が欲しいと思っていたMさんでしたが、
残念なことにお母さまの寸法はMさんには基本的に小さく、
丈も裄も十分に出せません。

この黒羽織、背には金糸で流した霞に
意匠化された梅の花が織り出され、
五枚の花弁にはそれぞれ鹿の子、笹、菊、紅葉、麻の葉の
異なる文様が入っているという凝ったデザイン。

なんとかこれを生かせはしないかと
帯に作り直すことにしました。

ただ問題点がひとつ。

お太鼓にメインの柄をもってくるのはいいとして、
前巾の部分にくる柄がないのです・・・。
でもあきらめません。

この生地を刺繍作家の小沢ユミさんにお送りし、
なんと前巾用に同じスタイルの梅を新たに
刺繍していただいたのです!



ほつれた刺繍を修理するだけでなく、
最初からある柄をもとに、それと同様の雰囲気で
デザインした新しい柄を加える、
刺繍にもそうしたリメイクの仕方があるのです。

仕立て上がりをみると、
見事に帯として生まれ変わっていました。

こうしてお母さまの黒羽織は
Mさんの名古屋帯になりました。


費用・・・帯の解洗い、刺繍、お仕立て代
※生地の状態によってお値段の変動あり。








クリスマス・コーデと股割れと小遣い

2012年12月19日 23時53分30秒 | きもの

今日は北風。
風が冷たい冷たい。
そんななか、ワタシは朝から23日の
「きものROCK」の準備やら打ち合わせやらの連打。

よーし。

きのうは秋櫻舎の隠れメニューの
「カラースウィッチ」講座。



受講者のひとり、陽子さんのコーデにシビれた。




西澤さんの染め帯を大島紬に合わせた陽子さん。
西澤さんの使う生地はふつうの縮緬よりも
シボが大きい古代ちりめんと決まってるのだけど、
このダイナミックな柄に古代ちりめんが
何とも云えない味を出す。もろ好み。
そしてこのクリスマスの時期にもぴったりの鮮やかさだ。

陽子さんにとても似合うというのもあるけれど、
この帯の懐の深さにも気づかされたなー。

去年は主に濃紺の本場結城紬に合わせることが
多かった陽子さんだが、今年は大島に。
この大島にはグリーンと紫が入っているのだけど、
いやあ、すてきだった。




帯〆と帯あげもおしゃれ。
長襦袢も赤い麻の葉模様だし。

ああ、このコーデ。
そのまま着たいよ、ワタシは!


さとうめぐみさんも。

ちょうどオーダーしていた紅絹の股割れが
出来ていたので、いっしょに1枚。




どっちもかーわいい!

それにこの股割れ。
きものの下に隠しておくのはもったいなーい。




めぐみさんがえらくツボだったのが
このゴムのところの小さなリボン。
わかるー。




紅絹はめぐみさんの持ち込みだった。
で、この赤い生地が上の股割れになったのであった。

冬はとくにあたたかくって重宝しそう。


あんまりきゃあきゃあ云っていたからか(笑)
陽子さんから小遣いをもらっちゃった。




一億円也。


そんなこんなでみなさんは
「カラースウィッチ」講座の後半戦、
カラオケやに出掛けていったのであった。

詳しくは比佐子さんの
チャコちゃん先生のつれづれ日記」に。


ではまた