花咲あさひ の 心神とともに。古神道と和の仕組の復活への道

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観世音菩薩は裸足で山を飛び出して行きました。

僧侶の世俗化が仏法を滅ぼす 2

2016年08月01日 05時00分36秒 | あさひのプチ予言

こんにちは。昨日は,東京都知事選挙の投票も終了し,新しい都知事さんが今後の4年間と云う期間の東京都を運営して行きます。どうか,お金の問題などの騒動だけは一国民として勘弁願いたいと思います。又,東京都は世界有数の大都市でもあり,東京オリンピック,パラリンピックも控えていますので,世界中から注目されていることも意識して都政の舵取りをお願いしたいものです。

それでは,昨日の記事「僧侶の世俗化が仏法を滅ぼす1」の続きを書かせて頂きたいと思います。昨日の記事の文末にも記載がある通り,僧侶の世俗化が仏法を滅ぼすと云う御言葉は,曹洞宗大本山永平寺の第78代貫首である宮崎奕保禅師が,若き雲水さんへ向けて書かれた著書「髪を断ずるは-宗門の将来を想う-」の中にある3項ですと昨日も説明させて頂きました。永平寺さんに関する記事も以前,書かせて頂きましたのでもし宜しければお読みください。「過去記事:三菱財閥創始者が愛した禅寺 大本山永平寺

又,このブログ左帯の検索ツールで永平寺と入力すると他にも関連する記事が閲覧出来ますのでもし宜しければ,こちらも御活用下さい。宜しくお願いします。(この検索機能は本当に便利だと思います。)

永平寺さんには,全国から修行に来られている雲水という修行僧がたくさんおります。毎日,とても厳しい修行をされ一定期間の修行を終えたのち,それぞれのお寺で住職さんや副住職さんとしての御役をされるのですが,そのまま永平寺さんに残る雲水さんもおります。そして何よりもこの永平寺さんでは,霊峰白山の御水(神)を御祀りされている神仏習合時代の形式を残している少ない寺院の一つです。しかし,あまりの厳しい修行を体験する反動なのかどうかは解りませんが,自分のお寺へ帰ると自由が多く,開放感から遊歩してしまう方もいるようです。厳しい修行を何年積もうが私たちと同じ人間ですから気持ちは分かる気もします。

私が普段よく考えたり感じていたりすることに修行と云うことがあります。神社の神職さんになるためには,神官になるための資格取得の勉強をして神職としての資格を付与され,伊勢神宮や大きな神社などで研修を積んで行き神職さんとしての道を歩みだします。一方,お寺の住職さんになるには,やはり資格取得の勉強をして個別の宗門などの本山などで一定期間修行して個別のお寺で経験を積んで住職さんになるのです。神社の神職さんもお寺の住職さんも資格を取得するための勉強からはじまり,その試験に合格して実務研修を経たのちに執務に従事されることに変わりはありません。私は,この流れがどうしても腑に落ちません。

結局は,何ら世俗の人々と変わらず,就職するためのものではないかと云うことに行き着いてしまうのです。そもそも神仏に仕えるために資格試験の勉強をする?合格すれば神仏に仕える資格が人により与えられる??全く意味も意義も理解できないのであります。こんなことだけで資格が与えられるのか???そもそも神仏に仕えるのに試験勉強をして,その試験に合格しなければ神仏は認めてくれないのか????腑に落ちない点が山のように出てきます。私個人的には,この資格試験がそもそもの間違いであって,僧侶の世俗化を一層加速化させた根本の原因ではないかと考えています。そのことが多くの民衆の迷いとなったとさえ考えています。

元々,修行僧になると云うことは,世俗を捨て神仏へ仕えることを使命に僧として生きて行くことを誓う訳であります。つまり,自分の親も兄弟も他の親類縁者も社会的地位も身分とも関係も絶つのです。そして,自分の身をも神仏へ捧げて神仏のお使い役としての道を生涯に渡って生きて行くことを意味することになるのです。しかし,現代では資格を取得し,神社本庁や宗門からその資格を付与されてしまえば良いと云うことになっていると言っても言い過ぎではありません。ここに大きな落とし穴と神仏から最も遠い思想である「選民意識」が徐々に芽生え,後に多くの民衆を惑わせ,迷いの道を歩ませることに繋がって行くことになります。

この辺りのことは,別に記事にさせて頂きたいと思います。

お釈迦様のお弟子さんで,周利槃特(しゅり・はんどく)と云う方が居られました。この周利槃特さんは,とても頭が悪く,自分の名前も覚えることが出来なかった人です。つまり,今の神社本庁が規定する資格試験や仏教宗派宗門が定める修行コースでは間違いなく落ちる人です。落第してしまう人です。自分の名前も覚えられないのですから答案用紙に氏名を書ける訳ありません。しかしながら,この周利槃特さんは「あることで」仏様として,さらに十六羅漢の御一人としてお祀りされるようになったのです。そして,多くの人が親しみを感じるアニメのキャラクターとして登場します。それはなぜか?明日の記事にしたいと思います。


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宮柱太如き立て 高天原に千木高しりて                                                                感謝反省謙虚奉仕素直の五つの心柱を伝えに来ました。                                            仕送りの御役 花咲 あさひ 拝                             ブログ開設50日目 記事数第58記 あさひのプチ預言  編


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