花咲あさひ の 心神とともに。古神道と和の仕組の復活への道

感謝・反省・謙虚・奉仕・素直・勇気・結び・歓び・怒りあと1つの心柱は?
観世音菩薩は裸足で山を飛び出して行きました。

遺伝子と大祓の言葉 後段。

2017年03月24日 07時07分07秒 | 感謝の心柱

こんにちは。

昨日,一之宮と氏神様へ春季祖霊感謝祭が無事に終了したことと日々の恵みに感謝をさせて頂きました。

春の陽気でポカポカと丁度良い天候でありました。

一之宮ではそれほど参拝者は多くなく,氏神様では家族で参拝されている方が多いようでした。

それでは,昨日に続き,葉室頼昭先生が生前書かれた著書の中から「大祓 知恵のことば」の一部(昨日の後段)を書かせて頂きます。以下,遺伝子と大祓の言葉(昨日の続き)です。

その一つの試みとして,筑波大学に吉本興業を呼んだそうです。

大学側から,なぜ呼ぶのかとさんざん言われたそうですが,いざやってみると,ノーベル賞を受賞した人の講演でも,講堂に200人くらいしか集まらなかったのに,吉本興業が来るといったら,1000人ぐらいの人が集まって講堂がいっぱいになったそうです。

その講演の一日目に,お医者さんが糖尿病の仕組み,糖尿病というのはこういうものであるという難しい医学の話をしたそうです。その講演会に来てもらった糖尿病の患者さんの血糖値を検査したところ,ものすごく血糖値が上がっていた。

そして翌日に,同じ患者さんに吉本興業の漫才を見せたところ,みんなが大笑いし,そのあとで血糖値を測ってみたら一気に下がっていたそうです。つまり,遺伝子の働きは,笑いによって,このようにオンになったりオフになったりするので,オンにならない一番の原因は理屈である。理屈というのはいちばん遺伝子を活性化させない。

感謝とか,感動とか,笑いというのが,いい遺伝子を活性化させる。この実験でそのことがはっきり分かったという話が載っていました。私もまったくそのとおりだと思うのです。いちばんいけないのが理屈です。

理屈ばかり言っていると,いい遺伝子は活性化しないで罪・穢れが現れる。そして病気になるということでしょう。

そういう点から考えても,大祓の詞を理屈で解釈したらマイナスになると思うのです。免疫作用も同じことです。

体の中にある免疫細胞が抗体というものをつくって,ばい菌やウイルスなどの異物から体を守っているわけです。しかし,今の人はなにか体がおかしくなると,すぐに薬を飲みます。どんなばい菌が入ってきても薬で菌を殺したらいいではないか。そうしたら,抗体がなくてもいいのではないかと考えますが,薬で殺してばかりいると,抗体をつくる能力が衰えてしまうのです。

この免疫というのは両刃の剣なのです。なぜかと言いますと,片方をやらないでそれで済むかというと,そうではなくて今度は逆の悪いところが出てくるという仕組みになっているからです。つまり,抗体を作らず,薬でばい菌やウイルスを殺しているとどうなるかというと,アレルギーという症状が出てくる。

そういう仕組みになっているのです。それで,いまアトピーとか,花粉症とか,そういう症状がたくさん出てきているのです。

このように,抗体をつくらないのは,薬で菌を殺してしまうことがありますが,もう一つは理屈です。

理屈で生きようとすると,免疫細胞の遺伝子が働かないで,抗体をつくらなくなってしまうのです。そうするとアレルギーが出てくる。理屈ばかり言っていると,そういう症状が出てきてしまう。遺伝子がどんどん働かなくなってしまうのです。

その反対に,理屈で考えないで,にこにこして「ありがとうございます」と感謝のこころでいれば,最高に遺伝子が活性化する。

医学的に言うとそうなるのですが,それを神道でいうと,大祓を唱えることによって神さまのお恵みをいただいた,ということになるわけです。昔,遺伝子なんてかけらも知らない時代でも,そういうことをやっていたわけですね。

だから,理屈をいっさい考えないで,神さまのお言葉として,この大祓詞を感謝して唱えることです。

そうすれば神の力が体のなかに入ってきて,いい遺伝子が活性化し,私たちは健康で幸せな生活を送ることができる。そう信じて,私も自分がやっていますし,また多くの人たちにもお話をしているのです。

ただ,いつも自分で経験しているのですが,お祭りで祝詞を上げるときに,ついむずかしい顔をして唱えるんですね。神職は毎朝,ご神前で祝詞を唱えるのですが,みんな何となくしかめっ面をしてやっています。

しかしこれでは,大祓の「効果」がないと思うのです。

いま言ったように,吉本興業の漫才を聞いたらいちばんいいというのですから,にこにこして大祓を唱えるのが,本当の姿だと思うのです。そうすれば,いちばん効果が出ると思います。

大祓というと,いかにもしかめっ面をして真剣になって唱えるのが,なにか正しいことのようにみんなやっていますが,それは違うと思うのです。そうではなくて,にこにこして唱える。

おそらく中臣氏の誰かが初めて神の声として大祓を聞いたとき,そのあまりのありがたさに感動して,にこにこ微笑んだのではないだろうかと思うのです。だから朗らかに大祓を唱えたら,最高だと思います。

以 上


宮柱太如き立て 高天原に千木高しりて 祈り行じて省みる。                                                             感謝反省謙虚奉仕素直の五つの心柱を伝えています。                                            一隅を照らす人であれ。その命ある限り。花咲 あさひ 拝                   ブログ開設285日目 記事数第220記 感謝の心柱 

 

 


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