中国ビジネスブログ「漢和塾の窓」

中国語や中国ビジネスに関連するテーマを、漢和塾の小川がつらつらと書き綴る・・・

中国で販売代理店を拡大・・・ちょっとその前に!

2010-11-14 21:06:20 | 中国
久々のブログ・・・今日、日曜日は千葉の勝浦でハーフマラソンに参加してきました。上海マラソンの練習もかねての参加ですが、房総半島は海も見えますが、山が迫っており、アップダウンの激しいコースで、制限時間内には走ったもののヘトヘト・・・ハーフでこんな状態じゃあ、上海のフルマラソンは生きて帰れるのだろうか?

ま、それでも、何事も完走というのは気分がいいものです。が、ふと、気分の悪い話を思い出しました。弊社に頻繁にかかってくる「ソフトバンク代理店」の回線セールスの電話です。以前にも、アポ取り電話攻勢の非常識さに警笛を鳴らしていましたが、先物取引と並んで、もっとも悪質なのが「ソフトバンクの代理店」です。ソフトバンクの孫正義氏は、尊敬すべき経営者ではありますので、私ごときが小さな矛先を向ける筋合いにはありませんが、尊敬すべき経営者だけに、あえて言わせていただきます。

まずは、アポイント(訪問)欲しさに、詐欺まがいの嘘を言うのはやめてください。「御社の現在ご使用のお電話の基本料がお安くなりました。つきましては手続きに伺います!」って、公共機関でもあるまいし、順序が違うでしょ!「ソフトバンクのサービスに切り替えていただくと、基本料金が安くなります、つきましてはご説明に伺います!」ではないですか!最近はさらに悪質で、ソフトバンクと言うと断られるからか、回線工事の請負のものですとか、NTTも扱っていますとか、まともな人には嘘八百にしか思えません、孫正義氏のこれまでの努力も実績も、このような低次元の代理店を大量に使っていると、必ず将来につけがまわってくると思います。拡大せんとする強烈な販売戦略は私には真似ができませんが、嘘、ごまかしの積み重ねでは、砂の城ではないですか?

代理店の「代理」とは、広義では、誰かに代わってある行為をすることですが、私は、「理念を代弁すること」と解釈しています。経営者、あるいは親会社の経営理念も理解せずに、ただ販売だけする・・・中国市場の販売戦略においても、現地の代理店は重要ですが、彼らにどこまで、本社の意向を理解してもらっているか?短期の売上欲しさ、あるいは技術の模倣、リストの転用など、「裏切られた」と言った後悔はよく聞きます。これは、どっちもどっちで、理念も理解せずに販売をする代理店にも問題がありますが、本社、本部が、代理店に対して自分の言葉で伝えきれていないことが問題です。そもそも理念が、ただただ拡販であれば、閉口するしかないですが。

ふと、漢和塾の業務委託で活躍いただいている中国語講師、その何人が理念や本質を理解してレッスンをしているか、また、私自身がどこまで本気で熱意をこめて彼らに伝えているか・・・まだまだ力不足は否めません。眠れぬ夜も、歯がゆい思いも、結局は時間をかけて、伝えるべき人に伝えていく・・・そんな当たり前の努力が毎日積み重なっていくのだと思います。

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