以前にもお話しましたが、前職(リクルート)は、海外旅行情報「ABROAD」、国内旅行情報「じゃらん」の営業をしていました。リクルートは38歳早期退職制度を利用して退職、あれから7年以上が経ちますが、中国語研修会社の世界に踏み出したはずの私のもとに、以前の本業、観光の相談が舞い込むことが日に日に増えてきました。
ご存知のように、中国からの観光客は、査証制限の緩和など、この先も日本の観光、流通、さらには飲食、家電、すべての商材において期待の星にはなりそうです。また、実際に少子化の日本の市場を考えれば、死活問題とも言えるくらい重要なマーケットではあります。
ただ、一概に、中国人歓迎!と期待しても実際には数多くの困難が待ち受けています。
まず第一に、中国人と言ってもどこの中国人、いつの中国人、どんな中国人なのか?
観光庁の掛け声の元、外国人の観光客を呼び込むキャンペーンは始っているが、いくつかの極論があります。
1、外国人か日本人かの2極論 2、欧米かアジアかの2極論
3、アジアと中国の一元論 4、中国人と言う一元論
この4番目の「中国人」でさえ、東西南北、省ごとの違い、世代の違い、階級の違い、さらに本来の個人差もあるわけで、中国人対策セミナーなどが流行っているようですが、一体どの中国人をターゲットにするのでしょうか?
その次に重要なのは、どのような目的で来るのか、逆に言えば、どの目的の層を狙うのかです。
買い物、温泉、料理、景色、観光、風情、体験、スキー、桜、観光拠点・・・
過去に「じゃらん」が編集の切り口にしていた目的別だけでも、様々なプランが必要なわけです。相手を知らずして、待ち受ける宿泊施設側の体制も決まりません。中国人対策を叫ぶ前に、自分の宿の強み、弱みを把握し、さらに中国人の分析を細分化し、それにあわせた対応をとる必要があります。
が、実は最後に重要なのは、「うちは日本人でやって行く!」と言う選択かも知れません。これは「中国人お断り!」と言う意味ではなく、縮小すると言われる日本人マーケットで、本当に戦える戦略、売りがあれば、結果的には、リピーターが増えて眼力の高まる中国人観光客が、是非行ってみたい魅力のある宿になっているかもしれないからです。日本人にさえ売れないものを、外国人だからと言って易々と売れるのは初期段階だけです。中国人に期待!をよせるその前に、自ら、そして相手のことで知るべきことは膨大にあるのではないでしょうか?
ご存知のように、中国からの観光客は、査証制限の緩和など、この先も日本の観光、流通、さらには飲食、家電、すべての商材において期待の星にはなりそうです。また、実際に少子化の日本の市場を考えれば、死活問題とも言えるくらい重要なマーケットではあります。
ただ、一概に、中国人歓迎!と期待しても実際には数多くの困難が待ち受けています。
まず第一に、中国人と言ってもどこの中国人、いつの中国人、どんな中国人なのか?
観光庁の掛け声の元、外国人の観光客を呼び込むキャンペーンは始っているが、いくつかの極論があります。
1、外国人か日本人かの2極論 2、欧米かアジアかの2極論
3、アジアと中国の一元論 4、中国人と言う一元論
この4番目の「中国人」でさえ、東西南北、省ごとの違い、世代の違い、階級の違い、さらに本来の個人差もあるわけで、中国人対策セミナーなどが流行っているようですが、一体どの中国人をターゲットにするのでしょうか?
その次に重要なのは、どのような目的で来るのか、逆に言えば、どの目的の層を狙うのかです。
買い物、温泉、料理、景色、観光、風情、体験、スキー、桜、観光拠点・・・
過去に「じゃらん」が編集の切り口にしていた目的別だけでも、様々なプランが必要なわけです。相手を知らずして、待ち受ける宿泊施設側の体制も決まりません。中国人対策を叫ぶ前に、自分の宿の強み、弱みを把握し、さらに中国人の分析を細分化し、それにあわせた対応をとる必要があります。
が、実は最後に重要なのは、「うちは日本人でやって行く!」と言う選択かも知れません。これは「中国人お断り!」と言う意味ではなく、縮小すると言われる日本人マーケットで、本当に戦える戦略、売りがあれば、結果的には、リピーターが増えて眼力の高まる中国人観光客が、是非行ってみたい魅力のある宿になっているかもしれないからです。日本人にさえ売れないものを、外国人だからと言って易々と売れるのは初期段階だけです。中国人に期待!をよせるその前に、自ら、そして相手のことで知るべきことは膨大にあるのではないでしょうか?