カネログ~日々もくもく~

カネモク社員が日々感じたことを“もくもく”っと綴っていきます。
あくまでも個人的お気楽ブログなので、どうぞあしからず!

『金メダル報奨金』

2008-08-30 | Weblog
ディズニーワールドでミッキーマウスとパレードする競泳の金メダリストM・フェルプス[ロイター ]

北京オリンピック “気になる話題 番外編”

『金メダル報奨金』最高額8500万円は意外な国だった

北京五輪で中国は、金メダル51個と国別で初のトップに輝き、金メダルを取った選手には、1人35万元(約560万円)が国から支給されることが分かった。

「日本の物価と比較すれば、約2000万円相当です。北京や上海の中心部ではワンルームマンションがせいぜいですが、地方なら軽く一軒家が建ちます」(現地ジャーナリスト)

その点、日本は「金メダルで報奨金300万円」だから、物置がせいぜいだ。
じゃあ、各国の報奨金はどうだったのか。

ダントツなのは、なんとシンガポール。60年ローマ大会以来メダルがないことから、金メダルで約8500万円と公表していた。が、今回も結局取れずじまい。それが分かっているから政府も大盤振る舞い!?

同じくアジアのタイも、金メダルで1000万バーツ(約3200万円)と財布のヒモは緩め。結果は女子重量挙げとボクシングで金メダル2個だから、約6400万円の出費だ。
「タイの物価水準は日本の10分の1。以前、金メダルを取ったボクサーが1000万バーツを手にして、飲む、打つ、買うでスッテンテンになったことがあり、タイ政府は20年の分割払いで支給するようです」(アジア事情通)

中東では、100万ドル(約1億1000万円)ものスカウトマネーで、アフリカ人に国籍を取らせ、五輪に出場させる国が続出した。特別ボーナスもハンパじゃないが、非公開だ。

米国は日本円で約270万円、ロシア約1700万円……イギリスは逆にスポーツ精神に反すると報奨金ゼロだ。

ちなみにスーパースター2人は対照的だ。水泳8冠のフェルプスは、スポンサーからの報奨金も含めると、30億円以上稼ぐのに、陸上3冠のボルトは、ジャマイカの首相が「偉大な象徴」と栄誉を称えただけで、報奨金の話題は一切聞こえてこない。
(日刊ゲンダイ)

ちなみに、2冠を達成した、競泳の北島康介(25=日本コカ・コーラ)は、JOCの金メダル報奨金は約300万円×2個+メドレーリレーの銅約100万円とのこと。これはJOCの五輪メダリストへの報奨金は金300万円、銀200万円、銅100万円と決まっているからである。
これに競技ごとの協会やスポンサーから上乗せされる。
たとえばアテネで金2銅1の北島には、金2つの600万円、銅100万円、日本水泳連盟から200万円、スポーツ振興助成金として240万円が贈られた。さらに都民栄誉賞の50万円を合わせて計1190万円。だったそうだ。

北京五輪では全競技で133の五輪記録が生まれ、うち世界記録が43。空前の記録ラッシュの中で、競泳男子のマイケル・フェルプス(米国)と陸上男子のウサイン・ボルト(ジャマイカ)がひときわ輝きを放った。
 フェルプスは400メートル個人メドレーを皮切りに世界新を6連発。100メートルバタフライは五輪新にとどまったが、最後の400メートルメドレーリレーで7つ目の世界新。史上最多の1大会8冠に、快記録で花を添えた。
 ボルトは100メートルで9秒69、200メートルで19秒30と驚異的な世界新をマーク。ジャマイカ短距離陣を勢いづけ、400メートルリレーでも世界新を出した。五輪1大会でこの3種目を制したのは、あのカール・ルイス(米国)以来24年ぶり。国際オリンピック委員会のロゲ会長が2人の名を挙げて「象徴的なスターが誕生した」と言ったのもうなずける。
 一方で、意外な選手が活躍するのも五輪。過去最多の87カ国・地域がメダルを獲得した。初めて金メダルを取ったのはバーレーン、モンゴル、パナマ。柔道男子100キロ級でモンゴルのナイダン・ツブシンバヤルが、1回戦で鈴木桂治(平成管財)を破り、勢いそのままに頂点に駆け上がったのは印象的だった。(北京時事)


「ゲリラ豪雨」

2008-08-30 | Weblog
東海・関東で豪雨、2人死傷3人不明 ゲリラ雨、連日の夜襲
活発な前線と低気圧の影響で、29日朝にかけて東海、関東地方は滝のような大雨に襲われた。地域によっては1時間に100ミリ超という恐怖感すら覚えるような雨量を記録。同日昼ごろに雨はいったん弱まったが、大気の状態は不安定で関東地方では局地的に雷雨が発生。29日夜には落雷による停電も発生した。30日も広い範囲で洪水や土砂崩れの危険性があり、厳重な警戒が必要とのこと。( 産経新聞)

今年、都心では平年の3倍も多い雷、突風被害、そして局地的な「ゲリラ豪雨」。日本列島は、例年以上の異常気象に見舞われた。
これも、地球温暖化の影響なのだろうか…
先日もマンホールで作業していた人が流されたり、川で遊んでいた子供たちが流されるという悲しい事故が多発している。

最近よく耳にする「ゲリラ豪雨」とはいったいどうゆうものだろうか…
「ゲリラ豪雨」とは、限られた地域に対して短時間に多量に雨が降ることを言い、1時間に100mmを超えるような集中豪雨の件数も最近になって増加しているという。

ゲリラ豪雨をもたらす原因は、発達した積乱雲。地表付近の暖かく湿った空気が上昇し、急速に冷やされてできるもので、地上と上空の温度差が激しい夏場に多く発生する。垂直方向に発達するため、局地的に激しい雨をもたらす。雨の時間は短いが、1時間に100ミリ超の猛烈な雨を降らすことがある。

気象庁によると、30~50ミリが「バケツをひっくり返したような」雨。神戸市都賀川の事故では、上流付近で1時間36~38ミリ、東京都豊島区のマンホール事故でも1時間66ミリの集中豪雨があった。

都市部においては、ヒートアイランド現象による気温の上昇、高層建築物による気流の乱れなどが、積乱雲を発達させやすくしていると考えられている。
また、「異常気象分析検討会」会長の木本昌秀・東京大教授は「地球温暖化で水蒸気の量が多くなると、強い雨の頻度が増える」と語る。

気象庁によると、日本の年平均気温は、最近の100年間で約1度上昇。特に東京では1月の平均気温が過去50年間で2・62度も上がった。1時間の降水量が50ミリ以上の集中豪雨は、76~87年に全国1000地点当たりで平均年162回だったのに、98~07年では年238回に増えた。
鈴木和史・気象庁気象防災情報調整官は「積乱雲は数分~数十分という短時間で発達するうえ、低気圧や前線に伴う降雨と違って場所を特定しにくい」と話す。「ゲリラ豪雨」など急激な気象変化を予測は難しいようだ。

このため、2010年度から警報・注意報を市区町村単位に細分化するほか、豪雨などの危険性を分布図で表した「突風等短時間予測情報(仮称)」を発表する。また、局地豪雨を予想するため「数値予報モデル」を開発し12年度運用を目指す。従来よりきめ細かく予測し、予測時間の間隔を短くすることで、積乱雲の発生をとらえやすくする。独立行政法人「防災科学技術研究所」(本所・茨城県つくば市)も、中央大、防衛大などと連携して、首都圏での風雨監視技術を開発中だ。

民間気象会社「ウェザーニューズ」(東京都港区)は、「ゲリラ雷雨メール」のサービスを始めた。約8000人の会員から携帯で雲の状況や写真などを送ってもらい、積乱雲の発生・発達をとらえて事前にメールで知らせる試みで、既に約4万人が利用している。
(毎日新聞)

河川などは自分のところでは降っていなくても上流で降っていることもありますから、携帯電話などで情報をチェックし、想像を超えた雨の降り方をする「ゲリラ豪雨」への細心の注意が必要ですね。


記録よりも記憶!

2008-08-30 | Weblog
北京オリンピック “気になる話題 最終回”

Yahoo!スポーツでは、8月24日に閉幕した北京オリンピック。
以下のなかで、最も印象に残っているのは?
とアンケートを実施している!

○競泳、北島康介が2大会連続の2冠

○ソフトボール、上野の力投で金メダル

○バドミントン、“スエマエ”コンビが4位

○フェンシング、太田が快挙となる銀メダル

○レスリング、女子4人全員がメダル獲得

○体操、内村が個人総合で銀メダル

○柔道、谷亮子の3連覇ならず

○柔道、石井が最重量級の金メダルを死守

○サッカー、反町ジャパンが3戦全敗

○サッカー、なでしこジャパンがメダルまであと一歩

○野球、星野ジャパンのメダル獲得ならず

○陸上、男子400mリレーで銅メダル

○マラソン、欠場含め男女とも大惨敗

○卓球、福原愛の活躍など男女ともに躍進

○陸上、ボルトがすべて世界新記録の3冠

○競泳、フェルプスが前人未到の8冠達成

○陸上、劉翔が1次予選でまさかの棄権

○開会式、「口パク」&「やらせ」が発覚

詳しくは スポーツ投票企画

どれもみな凄いものばかりだが…
やはり、記録に残ったのは北島康介。
2日間で3連投、、28イニング34時間55分に渡り、計413球を投げた鉄腕・上野由岐子投手は、記録よりも記憶に残った“金”メダルであったのでは…!!

地球温暖化によって広がる可能性のある5つの病気

2008-08-29 | Weblog
WHO(世界保健機構)によると、地球温暖化を受けて病気が熱帯から温帯地方へと広がっているそうです。これは、気温や湿度の上昇によって昆虫やげっ歯類(ネズミなど)の生息範囲が広がるためだそうです。

今は熱帯地方独特の病気で我々には無縁だと思われているものも、やがて身近な病気になっていくのかもしれません。
(Gigazine)

詳しくは 地球温暖化によって広がる可能性のある5つの病気

5 Diseases that are Thriving Thanks to Global Warming
1.マラリア
2.デング熱
3.脳炎
4.腺ペスト
5.コレラ

この病気に対して、我々ができる対策としては以下のようなものがあります。
・コレラや黄熱病の流行する地域へ行く際は予防注射を受ける
・長袖長ズボンを着用して、蚊やダニに刺されないように注意する

多くの病気の徴候はインフルエンザに似ていて、診察に慣れていない医者は誤った診察を行うことがあるため、自分でも十分に注意しておくことが必要になってきます。くれぐれも海外旅行の際には気をつけて下さい。とのことです。



どてカボチャ!

2008-08-28 | Weblog
その昔♪大きいことはいいことだ~ なんてCMありましたが…
この、のどかな沿道に並べられたビックなかぼちゃさんたちは、通称『どてかぼちゃ』大きなものは直径1メートル以上にもなるそうです。
こんなもん誰が食べるのかと思ったら「ビックマックス」という種類で、食用ではなく肥料用のかぼちゃだそうです。
大きいものは200キロ~300キロにもなるそうで、(お相撲さんなみじゃありませんか!?)
こんなにたくさん(写真は一部です)これだけの数運ぶだけでも大変ですよね!

以外にも全国各地でこの「どてカボチャコンテスト」なるものが開催されているそうで…
中でも、香川県の小豆島で開かれる「日本一どでカボチャ大会」は、
国際カボチャ協会の公認大会。
大会優勝者には、サンフランシスコで行われる世界大会への招待切符がプレゼントされ、
世界のひのき舞台?に立つことができそうです。
ちなみに去年は、岡山県倉敷市の農業、星島孝雄さん(72)の重さ466・9キロのカボチャが優勝したそうで、星島さんのカボチャは、過去最高を約27キロ上回る大会新記録だったとそうです。
2008年度「第22回日本一どでカボチャ大会」9月28日開催されるとのこと、なんでも、このカボチャは
誰にでも楽しく簡単に作れるそうで、『どでカボチャを、
ご家族や友人、小学校、子ども会などで栽培し、大会に参加してみませんか?
』呼びかけている。(種まきは4月頃だそうです!興味のある方は来年チャレンジしてみよう!!)

これでハロウインのオバケを作ったら、さぞすごそうですね 


遭難した仲間の遺体探して10年

2008-08-27 | Weblog
1991年1月3日、中国雲南省の梅里雪山に世界初登頂を試みた、京都大学学士山岳会を中心とした日中合同登山隊17人が遭難。
雪崩に巻き込まれた17人は、遺体も発見されることはなかった…。

『神の山を侵した天罰なのか…』 残された者たちの無念。
その17人の亡き友を探し続ける男がいる。小林尚礼(なおゆき) 39歳。

1998年7月、6人の遺体の発見以来、
ここまで16人を探し出し、遺族の元へ送り届けてきた。残りは1人。
そして、地球温暖化が進むいま、遺体は氷河から川へ流れ出そうとしている。
探しだすことができるのは最後のチャンス。だという(日テレ「梅里雪山17人の友を探して」)

■梅里雪山遭難事故 平成3年1月3日、梅里雪山(中国・雲南省、標高6740メートル)への初登頂を目指した日中合同学術登山隊が標高5100メートル地点で消息を絶つ。捜索活動が行われたが、日本人メンバー11人、中国人登山家4人、地元協力員2人はいずれも見つからず、日本の海外登山史上最悪の事故となった。これまでに医師、清水久信さん=当時(36)=を除く16遺体を確認。梅里雪山は今も未踏峰のまま。明永村を含む一帯は15年、世界自然遺産に登録された。

 「登山隊との交信が途絶えた」。大学3年生だった小林さんに知らせが届いたのは、正月休みを終えて京都へ戻った直後だった。

 梅里雪山の初登頂を目指した登山隊には、京大OBを中心とした日本人11人と中国人登山家らが参加。2年12月に登山を開始したが、翌年の1月3日夜の交信を最後に音信は途絶えた。後の調査で、標高5100メートル地点にキャンプを張っていた登山隊を大規模な雪崩が襲ったと結論付けられた。

 日中から救援隊が向かったが、悪天候に阻まれ、約3週間後、誰一人戻らないまま捜索は打ち切られた。

 行方不明者の中には、山岳部でともに活動に励んだ同級生、笹倉俊一さん=当時(21)=や、登山の醍醐味(だいごみ)を教えてくれた先輩もいた。捜索打ち切りを告げるため笹倉さんの実家を訪れた小林さんに、両親が明るくふるまいながらも、ぽつりとつぶやいた言葉が忘れられない。

 「21年の短い人生でした」

 遺体発見の報を受け、小林さんが梅里雪山を訪れたのは、事故から7年後。隊員らをのみ込んだ氷河が長い年月をかけて動き、仲間たちをはき出したのだ。

 横たわる仲間を前に出てきた言葉は「よく帰ってきたな」。悲しみよりも、再会した懐かしさのような不思議な感情がこみ上げた。

 近くの町で行われた葬儀は悲しみに包まれた。遺族の一人が骨壺をいとおしそうに抱えながら、小林さんに声をかけた。「遭難から7年たって、やっと本当の区切りがつきました」。遺族にとって、遺体が持つ意味の大きさを知った。

 小林さんは11年から毎年、梅里雪山の麓(ふもと)の明永(ミンヨン)村に数週間から数カ月間滞在し、遺体を捜索する傍ら、写真を撮って過ごしている。「仲間を家族の元へ連れて帰りたい」という思いからだ。

 村での暮らしは、多くのことを教えてくれた。友をのみ込んだ恐ろしい山は、村人が毎朝欠かさず祈りをささげる「聖山」でもあった。「神の存在を信じる人々が、自然の中で生かされている」。「神々しさ」という言葉が適当なのか、いいようのない感動がこみ上げた。

 小林さんは、パートナーを引き受けてくれた明永村村長のチャシさんとともに捜索を続ける。集めた遺品は1トンを超えた。10年間の捜索が与えた変化は大きい。「聖山を汚した者」として敵視していた村人との交流も芽生えた。チャシさんの長女、ペマツォモさんは今年から日本に留学している。

 一方で、捜索活動の終わりが近いことも感じる。氷河は予想以上のスピードで解け、600メートル近く後退した。遺品が川に流れ込んでいる形跡もある。昨秋には頭蓋骨の一部が見つかり、DNA鑑定中だ。最後の1人と判明するのか、それとも…。

捜索活動は今年で10年目。これまでに16遺体が見つかったが、遭難現場の氷河が解け出し、遺品が川に流出するなど、捜索は年々難しくなっている。「最後の1人もできることなら見つけ出したい」。小林さんは26日から“節目の捜索”に着手する。
「大きな節目は確実に来る。でも、区切りとは言いたくない」
小林さんはこれからも聖なる山を撮り続け、御霊(みたま)と触れ合っていきたいと考えている。
(産経新聞)

梅里雪山(メイリー・シュエシャン)」は、中国南西部にそびえる長さ30kmの山群の総称である。そこには6,000メートル以上の頂が6つ,1年中雪におおわれる頂が20以上ある。山群の最高峰(6,740メートル)は,チベット語で「カワカブ(白い雪)」とよばれている。
 梅里雪山は、チベット自治区・四川省・雲南省にまたがる「横断山脈」の怒山山系に属する。
 梅里雪山の周辺では,金沙江(長江の上流)・瀾滄江(メコン川の上流)・怒江(サルウィン川の上流)の3つの大河が、わずか70kmから100kmの幅で並行して流れ,「三江併流」とよばれる大峡谷地帯を形成している。急流によって浸食されたその山容は険しく、またインド洋から吹くモンスーンの影響のため、一年中多量の雪を頂いている。2003年には、この一帯が「三江併流」という名の世界自然遺産に登録された。
 梅里雪山には、青いケシや200種以上のシャクナゲ・ツツジ類をはじめとする多様な高山植物が生息している。梅里雪山の存在は、1913年に英国のプラントハンターのキングドン・ウォードが著した「青いケシの国」によって広く紹介された。
(小林尚礼 Home Pageより)



Googleストリートビュー

2008-08-27 | Weblog
Googleマップの新しい機能、Googleストリートビューは、道路上の風景画像を見ることができるサービスだ。例えば、我が社東京工場の住所を入力し、Googleマップに表示される「ストリートビュー」ボタンをクリック。すると、工場の写真が映し出されるのである。

この機能に対して、「すごい」「便利」といった驚きや絶賛の声がある反面、その一方で、一般民家や通行人まで映っている点にプライバシーに関する問題もある。グーグルによると、画像は公道から視覚的に見えているものだけを使用し、識別可能な人の顔をぼかす技術が用いられて「個人情報保護に尽力している」という。

「すごい」「便利」だといわれているのは、画像が前後左右、360度連続している点にある。画像をドラッグし、上下に動かす。すると、建物の上階から足元の道路まで見渡すことができるのだ。
その撮影方法だが、屋根上に60度撮影可能なカメラが据え付けられている車を使ったようだ。

さて、今日はどの辺りをバーチャル散歩してみようかな…

詳しくは ストリートビュー

日本古来『蚊帳』

2008-08-26 | Weblog
現在、世界中で年間3億~5億人がマラリアにかかり、100万人以上が亡くなっています。その大部分はアフリカの人々で、30秒に1人の割合で5歳以下の子どもが亡くなっていると言われます。このマラリアから人々の命を守るために、日本の企業が開発した新しい蚊帳(かや)が役立っているという…

詳しくは 蚊帳+殺虫剤でマラリアを防ぐ

マラリアは、マラリア原虫が人間の体の中に入って起こる感染症 (かんせんしょう)(伝染病)です。マラリアにかかると、高熱 が出て、食べ物をもどしたり、頭痛がしたりして、手当てをしないと死ぬ危険も高くなります。マラリア原虫が人間の体に入るのは、蚊(か)の一種であるハマダラカが人間の血を吸(す)うときです。ハマダラカの体内にいるマラリア原虫が、人間の体内に送りこまれるのです。そのため、ハマダラカにさされないようにすることが、マラリアに対する最大の予防です。

マラリアを媒介する蚊から身を守るための蚊帳(かや)住友化学『オリセットネット』は、糸を太くしてじょうぶにするために、ポリエチレン でつくられていますが、このポリエチレン に殺虫剤が練りこんであります。そのため、中に蚊が入ってくるのを防ぐだけでなく、蚊帳にとまった蚊を殺すはたらきもあります。表面の殺虫剤がうすくなると、中から殺虫剤がしみ出してくるので、いちいち殺虫剤にひたす手間もいりません。また、暑いアフリカで使うことを考え、あみ目 を大きくして、風が通りやすくしています。ただし、あみ目 は蚊が通りぬけられないぎりぎりの大きさです。

住友化学は、アフリカのタンザニアの会社と協力 して、オリセットネットをつくる工場を建てました。オリセットネットを現地で生産することで、現地の人が働く場所をつくることにもなるので、より現地の人々の役に立つと考えたからです。直接雇用だけで3200人、運送や補修など周辺ビジネスも考えれば3~4倍の雇用を生み出しているそうです。

住友化学では、蚊帳事業はもっぱら「社会貢献が目的」(米倉弘昌社長)と考えているそうで、そのため、住友化学では「いったん上がった利益は学校建設などの形で、再度地域に還元することにしている」という。
オリセットネットの普及にたずさわっている住友化学ベクター*コントロール部の水 野達男部長は、「アフリカの子どもたちを1人でも多くマラリアから救い、それぞれの夢をかなえさせてあげたい。そのために、一刻も早く、一人でも多くの子どもに蚊帳を届けたいと願っています。また、それがわたしたちの使命だとも思っています」と言います。 



日本で古くから使われていた蚊帳と科学技術が結びつき、さらに国際的に役立っています。本当に地域の人々のためになることは何かを真剣に考えた末の活動が実を結んだのです。 
(かがくナビ)


職人魂「まいど1号」

2008-08-26 | Weblog
大阪府東大阪市内などの中小企業でつくる東大阪宇宙開発協同組合(今村博昭理事長)などが開発した小型衛星「SOHLA-1」(愛称・まいど1号)が完成し、26日に宇宙航空研究開発機構(JAXA)の筑波宇宙センター(茨城県)に運ばれる。今後、機器の保守、点検を行い、今年度中に種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げられるH2Aロケットに搭載される予定。

 町工場の経営者らが不況の波を乗り越えるため、「中小企業の技術力を結集して人工衛星を打ち上げよう」と、組合を立ち上げてから約5年10カ月。職人集団の夢は実現に向けて大きな一歩を踏み出す。

 「夢を打ち上げるんやない。夢で打ち上げるんや」。こんなスローガンで組合は平成14年12月に設立された。15年10月には組合の人工衛星開発計画が、独立行政法人、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業に採択され、5年間で約7億円の支援を受けることが決定。東大大学院の研究グループなどと共同で開発した。


 まいど1号は縦、横、高さ約50センチの大きさで重量は約50キロ。雷雲を観測するための基礎データ収集や、まいど1号以後の衛星開発に向けて機器の性能などをチェックする。

 今村理事長(65)は「東大阪はロケットから歯ブラシまで製造する、といわれてきたが、ロケットは難しいので人工衛星なら、と開発に取り組んできた。問題点はなく、いつ打ち上げてもいい段階だ」と話している。
( 産経新聞)

詳しくは 東大阪宇宙開発協同組合 SOHLA

一般的に、人工衛星の開発には3年から10年の年月と、数億円から数百億円のコストが必要とされています。 これまでに商用利用されてきた人工衛星は限られていますが、コスト面・納期面だけ見ても、衛星ビジネスの難しさがうかがい知れます。
このような状況になった理由はさまざまですが、そのひとつに、ほとんどの人工衛星がフルオーダーメイドで開発されている事が挙げられます。 一方、パソコン業界では、モジュール化が当たり前の時代。
モジュールの性能を競い、性能が飛躍的に高まったパソコンのように、人工衛星も基幹部分(通信機器、電源機器など)をそれぞれモジュール化し、それをプラグイン式に組み合わせて衛星にすることによって、低価格化・短納期化、ひいては高信頼性を実現することができるのではないか---東京大学・中須賀教授のそんな発想から生まれたのが、汎用小型衛星PETSAT(ペットサット)です。 2003年度には、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)からの委託事業として、PETSATの実現を目指したプロジェクトがスタートしました。
SOHLA若手エンジニアと東京大学をはじめとする大学生、製造を得意とする企業が結集し、産学官連携プロジェクトとしてPETSATの開発に挑戦しています。

まいど1号は、PETSATの実験衛星。
PETSATの研究開発において、NEDO委託事業期間では、2機の(実証)実験衛星を開発します。 雷雲の観測をミッション(衛星の利用目的)の一例として研究開発を行っています。

1号機の開発コードは「SOHLA-1」
衛星として機能するために必要な基幹機器(通信機器、電源機器など)を製造し、 雷観測を行うために必要なセンサのテストモデルを衛星に搭載して、宇宙空間で実証実験を行う予定です。

2号機の開発コードは「SOHLA-2」
SOHLA-1で得た知識を活かし、PETSATの研究成果を形にした発展形モデルの実験衛星です。雷雲の観測実験を行います。(SOHLA-1、SOHLA-2のいずれか、SOHLAから最初に打ち上げに成功した衛星に「まいど1号」と命名する予定です。)

2機の実績をもとに、目指すはPETSATの実用化。雷雲の観測だけでなく、その他のニーズにも幅広く応える汎用小型衛星が誕生する日を目指して---技術者達の挑戦は続きます。

2003年に放送されていた公共広告機構(AC)のCMですっかり有名になった民間人工衛星「まいど1号」
町工場の多い東大阪市の中小企業が技術力のアピールを目的に開発を始めた。中小企業の団体が人工衛星を打ち上げるなんてできるんだろうか?なんて思ったけれども、「まいど1号」はいわゆるアマチュア衛生と呼ばれるもので、欧米では盛んに打ち上げられてい、これまで世界で約70機が打ち上げられたのだとか…(narinari.com)

「夢を打ち上げるんやない。夢で打ち上げるんや」をスローガンに、熱い職人魂をみた!


新しい五輪へ

2008-08-25 | Weblog
北京オリンピック “気になる話題8”

中国で初開催された第29回オリンピック北京大会は24日夜、当地の国家体育場(愛称・鳥の巣)で閉会式が行われ、閉幕を迎えた。「一つの世界 一つの夢」をスローガンに掲げたスポーツの祭典。事前に懸念された大会運営の大きな混乱や、テロなどの妨害行為が北京で起きることもなく、17日間の会期を平和裏に終えた。

日本はメダル25個(金9、銀6、銅10)獲得した。中でも2大会連続2冠の偉業を達成した競泳の北島康介、ソフトボールの金メダル獲得。気迫あふれる戦いは胸を熱くさせてくれた。
その反面、大惨敗で男女ともメダルなしに終わった五輪マラソンや、野球で日本が悲願の金メダルを逃し、サッカーの男子は1次リーグ3連敗で敗退した。普段から多くのファンに支えられる両プロ競技の戦いぶりには、失望感を抱かざるを得られなかった。

 五輪旗は北京からロンドンに渡り、17日間燃え続けた聖火が消えた-。24日夜、北京五輪のフィナーレを彩る閉会式。メーン会場「鳥の巣」は、選手と観客らの歓喜に包まれた。
ポールの五輪旗が降ろされる。緊張した面持ちの郭金竜北京市長。ジャック・ロゲ国際オリンピック委員会会長を介し、ロンドンのボリス・ジョンソン市長に。同市長は大きく旗を揺らした。
 ロンドン名物の赤い二階建てバスが到着した。行き先を示す表示は『ロンドン 2012』。

五輪旗引き渡しセレモニーのクライマックス。英国サッカー界のスーパースター、デービッド・ベッカムが登場した。英国のスポーツ文化の象徴で、中国でも大人気とあって、ひときわ大きくなった歓声に白い歯を見せた。
 05年7月の招致決定の際には、シンガポールでのIOC総会に出向いてアピール。閉会式参加を控え、「ロンドン五輪の開催が決まったときは人生でも誇らしい瞬間の一つだった。閉会式に参加できることを栄誉に思う」と語っていた。

ロンドンのジョンソン市長が、引き渡されたばかりの五輪旗をはためかせる。中国が「国家威信」を懸けて成功に導いたものとは違う、平和の祭典の新たな姿を提示する。それが4年後に課されるテーマだ。
 近代五輪発祥の地へ回帰した4年前のアテネ五輪、中国の国際社会への仲間入りを託した北京五輪とは、根本的にコンセプトが異なる。ロンドン五輪の主会場となるのは、貧困地域のロンドン東部。再開発で、街を整備し、雇用機会も生む。大都市が抱える社会問題を解決し、次世代に遺産を残す。都市の再生を五輪とリンクさせる、新たな試みだ。
 五輪規模の巨大化にも変化を加える。五輪公園に建設される8万人収容のメーン競技場は、大会後に2万5000席の多目的競技場に移行できるよう、あらかじめ設計された。ロンドン五輪組織委のコー会長は、「創造性を生かして大会を素晴らしいものにし、都市にも価値をもたらす」。簡素化しつつ、魅力あふれる五輪を生み出せるか。一つの試金石だ。
 2005年の五輪招致成功時に34億ポンド(約6900億円)だった予算が、3年間で93億ポンド(1兆9000億円)に上方修正されるなど、懸念材料もあるが、北京五輪で英国チームは過去1世紀では最高の金19を含む、47のメダルを獲得し、国内の五輪熱も急騰。追い風に乗って本番を迎えたい。
 五輪旗の引き渡しセレモニーの最後に英国サッカー界のスター、ベッカムが自慢の右足でボールをけり上げた。ロンドン五輪がキックオフされた。
(北京時事)

北京五輪の閉会式に出席したサッカーのイングランド代表デビッド・ベッカムが、サッカーこそ世界最高のスポーツであると語った。
 アルゼンチンとナイジェリアによる男子サッカーの決勝戦は23日の昼間に行われたが、これは夜の時間帯を陸上競技に譲ったため。国際サッカー連盟(FIFA)もワールドカップへの影響を考慮して、五輪代表メンバーを23歳以下の選手とオーバーエイジ3枠に限定した。
 しかし、ベッカムはロイターなどに対し、「それでも一流の選手が出場しているし、素晴らしいチームプレーを見せてくれている。やはり自分にとってサッカーは世界最高のスポーツだ」と語った。
 2012年ロンドン五輪での出場の可能性については、「その時には37才だし、プレーしているかどうかわからない。何とも言えない」と答えた。
[北京 24日 ロイター]



シカの災難

2008-08-22 | Weblog
毎日新聞によると、21日午後9時10分ごろ、JR紀勢線下り線の阿曽-伊勢柏崎駅間で、多気発熊野市行きの普通列車(1両編成)がシカをはね、安全確認のため12分間停車した。さらに同40分ごろ、梅ケ谷-紀伊長島駅間で再びシカをはね、12分間停車した。シカは2頭とも即死だったが、けが人はなかった。
この列車と後続の特急が最大24分遅れ、乗客約65人に影響が出た。JR東海広報部は「現場近くは鹿が多く事故も多いが、立て続けにはねるのは珍しい」と話した。【秋山信一】

野生のシカといえば機敏そうでとうてい列車などにはねられたりしなそうだが…
JR紀勢線で電車との衝突事故は、2007年度は、過去最高とみられる約400件もあったという。


 シカとの事故の発生場所は紀南地方に集中しており、特に串本町の田子駅、和深駅やすさみ町の江住駅周辺で多い。事故は春と秋に多く、1日に6回起こることや、1列車に3回ぶつかることもあるという。シカにぶつかると、電車が破損したり、事故処理に長くて1時間近くかかったりすることがあり、乗客にも影響が出ている。

JR紀勢線は、シカが線路に入らないように、肉食獣のライオンの糞(ふん)の水溶液をまいたり、多発区間の線路沿いに順次、防護柵を設置し、シカが嫌うといわれるプラスチック板を付けているが、目に見える効果は出ていないという。

昨年、県が紀南で行った調査では、

シカの生息は沿岸部の生息密度が山間部よりも多くかった。
それは、沿岸部にシカにとって魅力的な里山が多いと考えられると話している。


ツバメのお宿

2008-08-22 | Weblog
夜、ねぐらにしている梅畑(左)に降りるため低空で旋回するツバメの群れ=和歌山県田辺市芳養町で(紀伊民報)

先日、ツバメの巣立ちの話をエントリーしましたが…

南に渡る前のツバメ数千羽が集まる「集団ねぐら」が、田辺市芳養町の芳養川に近い梅畑で確認されたそうです。
ツバメは、大きな河川のヨシ原などをねぐらにすることが多く、梅畑で確認されるのは和歌山県内では初めてという。
日本野鳥の会会員が20日までに確認した。田辺市周辺ではこれまで、南部川や富田川でねぐらが見つかっているが、芳養川流域での確認は初めて。

春に日本に渡ってきて民家の軒下などで繁殖したツバメは、7月から8月にかけて集団生活する。昼間はばらばらに行動するが、日没時間になるとねぐらに集まる。

芳養川沿いのねぐらは、河口から1・5キロほど上流にある。午後6時ごろから辺りにツバメが目立つようになり、やがて大きな群れになって上空を旋回する。日没時間をすぎた午後7時ごろになると高度を下げ、一斉に梅畑に降りる。ねぐらに入ってからしばらくさえずっているが、やがて静かになる。野鳥の会会員によると、この集団は4000~5000羽の規模という。

ツバメは、外敵に襲われにくい河川の中州や河川敷のヨシ原、竹やぶなどをねぐらにすることが多いが、全国的には街路樹やトウモロコシ畑をねぐらにした例が報告されている。

今後、越冬のため順次南下することから、田辺市や周辺のねぐらもまもなく見られなくなる。とのこと

ウチの近所にいたツバメたちもこの集団に加わっているのでしょうかね…


金メダルをかむ習慣

2008-08-21 | Weblog
北京オリンピック “気になる話題7”


多くの五輪メダリストがカメラに向かうとき、メダルをかむのに気がついただろうか。
中国のインターネット上では、その習慣のルーツについてや、メダルをかむ行為自体にカメラ向けのポーズ以外の理由があるのではないかとの憶測を呼んでいるという…

金メダルをかむ習慣は、金の価値を歯で確かめた古代の方法に由来しているかもしれない。金は純度が高いものほど柔らかい。

【噛む行為について】

オリンピックの優勝者が記念撮影に際して、メダルを歯で噛んでみせることがある。これは金貨、小判など貨幣として金が流通していた時代に、金の含有率を確かめていた取引上の習慣に由来する[要出典]。純度の高い金は歯で噛めば跡がつくほど軟らかく、不純物で増量された合金になるにつれて硬くなる性質を持つ。このため歯跡がつかないものは増量されたまがい物と判定できたのである。(ウィキペディア)

またロマンチックな説では、メダリストがメダルをかむのは、メダルへの愛情を表現するのにただのキスでは物足りないからだとしている。
 もっとも五輪におけるメダルをかむ行為については、主に欧州のカメラマンたちの「メダルにキスして、かんでみて」というリクエストによって広まってきた。

ロイターの写真エディターによると、北京五輪では、ほぼすべての金メダリストや多くの銀・銅メダリストがメダルをかむようにリクエストされ、結果的に選手を困惑させることもあるという。
(ロイター)

近代オリンピックにおける金メダルは、“純度92.5%以上の銀製メダルの表面に6g以上の金メッキしたもの”とオリンピック憲章(規則70 付属細則2-2)に定められている(銀製金メッキ)。これは、開催国によって経済的な不利が無いようにとの配慮である。メダルには競技の名前を入れる事になっており、授与される者の名前は入っていない。
金メダルは上述の通り銀製であり、噛んでも歯跡はつかない。噛む行為は記念撮影用の文字通り「ポーズ」として残っているといえるそうだ。

オリンピックにおける“金メダル”は選手にとって格別な味なのだろう…


“冬の名物”

2008-08-21 | Weblog
今日も暑い!
酷暑が続く中、コンビニに清涼アイスを買いに行くと…

なんと!“冬の名物”といえる「おでん」が早くも売り出しているではありませんか!!
ファミリーマートは7月下旬から早々と販売を始め、セブンイレブンとローソンは19日より順次販売を開始したそうだ。
なにもこんな真夏から鍋物おかなくても…
おでんは9月から12月にかけて最も売り上げが伸びる。消費者の購入意欲を高めるため、暑いうちから店頭に湯気を立てて、秋の訪れをひと足早くアピールしていくのだという。

おでんは各地域によって特色があるため、各コンビニエンスストアは地域ごとにつゆの風味や素材を変えることが多い。ファミリーマートとセブンイレブンは7種類、ローソンは8種類のつゆを用意。大根を煮詰めた野菜ダシを利かせて甘めに仕上げたり、焼津鰹節や「追いかつお製法」を用いたりと、各社に工夫が見られる点も特長となっているんだそうです。
各コンビニ共に力を入れているんですね。

おでん人気メニューは、各地域によっても異なるそうですが…
1.大根 2.たまご 3.しらたき なんだそうです。

「おでんを一緒に食べたい有名人」は、絶妙なトークが人気の明石家さんまと久本雅美さんだそうです。(オリコン)

この分だと、肉まん、あんまんの発売も近いのかも…

人工消雨

2008-08-20 | Weblog
北京オリンピック “気になる話題6”

北京オリンピック開会式で、少女の歌が「口パク」だったほか、テレビ放映された巨人の足跡を表した花火の映像は合成だったことが判明。少数民族代表の子供が漢族だったことも明らかになり、相次ぐ過剰演出が問題となった北京五輪組織委員会。
実は天気までも演出をしていたのだ。

北京市気象局は、前日の北京五輪開会式に際し、人工消雨のロケット弾を1000発以上発射したことを明らかにした。中国では過去最大規模の人工消雨作戦で、五輪開会式で使用されたのも初めてという。報道によると、8日午後4時から午後11時39分までに市内21カ所から合わせて1104発のロケット弾を発射し、雨雲が開会式会場の国家体育場(愛称・鳥の巣)に向かうのを阻止したという。

中国の気象当局は、五輪会場に雨雲が近づいた場合、ロケット弾でヨウ化銀を雨雲に撃ち込み、事前に雨を降らせる方法を検討していた。
 北京五輪組織委員会によると、この日の天気予報では、午後4時から午後7時まで、さらに、開会式のクライマックスである聖火台の最終点火が終了する前の午後11時ごろに、雨が降る可能性があったという。
 北京五輪組織委員会では「雨が降れば空中のパフォーマンスを一部カットするかもしれない」と懸念していた。実際に雨が降っていた場合、1984年のロサンゼルス五輪の金メダリスト、李寧氏による聖火の“空中点火”にも影響があった可能性があったとしている。(産経ニュース)

人工消雨は大気中にヨウ化銀をまいて雨雲が北京に着く前に人工的に雨を降らせ、市の中心部を晴天にする技術。同技術は狭い範囲の小雨なら一定の効果はあるが、大雨を防ぐことはできないという。

ヨウ化銀(―かぎん、silver iodide)は、無機化合物の一種で、銀(+I) のヨウ化物である。
組成式は AgI。式量 234.77、融点 552 ℃、沸点 1506 ℃ の黄色の粉末で、光を浴びると光化学反応をおこし、黄緑色を経て黒色化する。これを利用し、臭化銀と同様に、写真の感光剤にも使われている。結晶構造が氷に似ているため、水が結晶する際の種となりやすい。そのため、ヨウ化銀の粒子を大気中に散布すると、それを核にして雲が発生する。そのため、人工降雨の用途に使われている。
ヨウ化銀には毒性があるが、非常に微弱であり異常摂取でもしない限り人体に影響を与えるほどではない。
水にはほとんど溶けないが、アルカリ金属のシアン化物やヨウ化物、チオ硫酸ナトリウム (Na2S2O3) の水溶液には錯体を作って溶ける。一方、臭化銀や塩化銀と異なりアンモニア水には溶けない。(ウィキペディア)

 ただ誰もが気になるのは、こういった措置が地球環境に与える影響だ。9日に開かれた北京の環境に関する記者会見で、責任者は「開幕式当日の人工消雨は、環境に何ら影響を与えない」と断言した。だが、使用した化学薬剤は「1平方キロあたり1グラム」と“ごく少量”とはいえ、今後、長い目で見て、環境に影響を与えないとは限らない。また、いくら国家を挙げたイベントとはいえ、自然に働きかけ、それを変えてしまうことの倫理的な問題もあるだろう。

 多様な気候の日本で生きるわれわれならば、雨天の場合のプログラム編成を綿密に想定した上で、あとはテルテル坊主でも作って、晴天を祈るくらいだ。だが、お天道様の気持ちさえ、科学の力で変えてしまう中国の思いには圧倒される。北京五輪の成功にかける並々ならぬ意気込みの表れともいえるが、その是非は、簡単に片付けられないことのような気もする。

<朝倉浩之>

北京市気象台の郭虎台長は、閉幕日の24日は曇り空になるとの見通しを示した。雨が降りそうな場合は開会式と同様、気象当局が郊外で人工的に雨を降らせて、閉会式会場周辺での降雨を防ぐ考えを明らかにした。

「ヨウ化銀」に水滴がくっつき、雨を降らせる…
その物質が有害無害はともかく、この雨にあたるのはちょっと気になる

北京市は、五輪開催に合わせた規制で今月、過去10年で最も澄んだ空気を享受しているという。
車両の通行規制や汚染物質排出企業の操業停止などの措置が効果を上げたそうだ。

五輪閉幕後も「北京は住みやすい市に生まれ変わる」と今後も厳格な規制を導入しスモッグが再発しないようにする方針らしいが…
こちらは、過剰演出とならないといいのだが…