カネログ~日々もくもく~

カネモク社員が日々感じたことを“もくもく”っと綴っていきます。
あくまでも個人的お気楽ブログなので、どうぞあしからず!

人工消雨

2008-08-20 | Weblog
北京オリンピック “気になる話題6”

北京オリンピック開会式で、少女の歌が「口パク」だったほか、テレビ放映された巨人の足跡を表した花火の映像は合成だったことが判明。少数民族代表の子供が漢族だったことも明らかになり、相次ぐ過剰演出が問題となった北京五輪組織委員会。
実は天気までも演出をしていたのだ。

北京市気象局は、前日の北京五輪開会式に際し、人工消雨のロケット弾を1000発以上発射したことを明らかにした。中国では過去最大規模の人工消雨作戦で、五輪開会式で使用されたのも初めてという。報道によると、8日午後4時から午後11時39分までに市内21カ所から合わせて1104発のロケット弾を発射し、雨雲が開会式会場の国家体育場(愛称・鳥の巣)に向かうのを阻止したという。

中国の気象当局は、五輪会場に雨雲が近づいた場合、ロケット弾でヨウ化銀を雨雲に撃ち込み、事前に雨を降らせる方法を検討していた。
 北京五輪組織委員会によると、この日の天気予報では、午後4時から午後7時まで、さらに、開会式のクライマックスである聖火台の最終点火が終了する前の午後11時ごろに、雨が降る可能性があったという。
 北京五輪組織委員会では「雨が降れば空中のパフォーマンスを一部カットするかもしれない」と懸念していた。実際に雨が降っていた場合、1984年のロサンゼルス五輪の金メダリスト、李寧氏による聖火の“空中点火”にも影響があった可能性があったとしている。(産経ニュース)

人工消雨は大気中にヨウ化銀をまいて雨雲が北京に着く前に人工的に雨を降らせ、市の中心部を晴天にする技術。同技術は狭い範囲の小雨なら一定の効果はあるが、大雨を防ぐことはできないという。

ヨウ化銀(―かぎん、silver iodide)は、無機化合物の一種で、銀(+I) のヨウ化物である。
組成式は AgI。式量 234.77、融点 552 ℃、沸点 1506 ℃ の黄色の粉末で、光を浴びると光化学反応をおこし、黄緑色を経て黒色化する。これを利用し、臭化銀と同様に、写真の感光剤にも使われている。結晶構造が氷に似ているため、水が結晶する際の種となりやすい。そのため、ヨウ化銀の粒子を大気中に散布すると、それを核にして雲が発生する。そのため、人工降雨の用途に使われている。
ヨウ化銀には毒性があるが、非常に微弱であり異常摂取でもしない限り人体に影響を与えるほどではない。
水にはほとんど溶けないが、アルカリ金属のシアン化物やヨウ化物、チオ硫酸ナトリウム (Na2S2O3) の水溶液には錯体を作って溶ける。一方、臭化銀や塩化銀と異なりアンモニア水には溶けない。(ウィキペディア)

 ただ誰もが気になるのは、こういった措置が地球環境に与える影響だ。9日に開かれた北京の環境に関する記者会見で、責任者は「開幕式当日の人工消雨は、環境に何ら影響を与えない」と断言した。だが、使用した化学薬剤は「1平方キロあたり1グラム」と“ごく少量”とはいえ、今後、長い目で見て、環境に影響を与えないとは限らない。また、いくら国家を挙げたイベントとはいえ、自然に働きかけ、それを変えてしまうことの倫理的な問題もあるだろう。

 多様な気候の日本で生きるわれわれならば、雨天の場合のプログラム編成を綿密に想定した上で、あとはテルテル坊主でも作って、晴天を祈るくらいだ。だが、お天道様の気持ちさえ、科学の力で変えてしまう中国の思いには圧倒される。北京五輪の成功にかける並々ならぬ意気込みの表れともいえるが、その是非は、簡単に片付けられないことのような気もする。

<朝倉浩之>

北京市気象台の郭虎台長は、閉幕日の24日は曇り空になるとの見通しを示した。雨が降りそうな場合は開会式と同様、気象当局が郊外で人工的に雨を降らせて、閉会式会場周辺での降雨を防ぐ考えを明らかにした。

「ヨウ化銀」に水滴がくっつき、雨を降らせる…
その物質が有害無害はともかく、この雨にあたるのはちょっと気になる

北京市は、五輪開催に合わせた規制で今月、過去10年で最も澄んだ空気を享受しているという。
車両の通行規制や汚染物質排出企業の操業停止などの措置が効果を上げたそうだ。

五輪閉幕後も「北京は住みやすい市に生まれ変わる」と今後も厳格な規制を導入しスモッグが再発しないようにする方針らしいが…
こちらは、過剰演出とならないといいのだが…




巣立ち…

2008-08-20 | Weblog
2~3日前までウチの近所にいたツバメたちの姿が消えました。
きっと南の国へ旅たったのかな~と思い調べたみたところ…

ツバメは、4~7月ごろに3~7個の卵を産卵するそうで、主にメスが抱卵し、13~17日でヒナが生まれる。巣立ちまでは20~24日、その間、親鳥はヒナに餌を運びつづける。(エライ)
1回目の繁殖を済ませたつがいの内、その半数以上のヒナが巣立っておよそ2週間後に同じ巣を使って2回目の繁殖をする。この2回目の繁殖のヒナを2番子という。(2回も子育てしていたんですね)
2番子も7月中には巣立ちをする。(ウチの子たちは8月までいましたけど、甘えんぼだったのかな)
巣立ちを終えたヒナと親鳥は河川敷のアシ原などに集まり、数千羽から数万羽の集団ねぐらを形成する。(たぶんウチの近所にいた子たちも、どこかの河川敷に若いツバメたちと過ごしていることでしょうね?)
10月ごろに南の越冬地に旅立つ。一部のツバメは関東を北限として西日本各地で集団で民家の家内や軒下にねぐらをつくり越冬する、越冬ツバメが知られている。(ヒュルリ~ヒュルリララ 渡るのがめんどくさいツバメもいるんですね!やっぱり温暖化だからでしょうか?)
ツバメたちが旅立ち、我が家の車のボンネットに落としモノのフンの被害はなくなりました。

また来年も来てくれたらじっくり観察したいと思います。
まだまだ暑い日が続きますが、少しづつですが秋に近づいているのでしょうか…