はやしんばんぱくの、めげてめけめけ、言論の不自由ブログ

全国各地へ飛び回り、めげてめけめけめげまくり、色々書いていましたが、ブログ終わりました。過去を読めばいい!サラバじゃ~!

からあげぎょうざ。

2013年02月14日 21時19分31秒 | その他シリーズ
からあげやぎょうざをあたえられ、太り、おかしくなった2歳のミックス犬の話を聞いた。
飼われた当時はそりゃひとなつっこくわんぱくで小さな小さなわんこだったらしい。
大きくなってもせいぜい3、4キロだろうと言われていたそうだ。
それが、トリミングや爪切りにくるたびにみるみる大きくなっていき
今ではなんと嘘のような20キロ弱だという。

ある時は、トリミング中に食べ物をリバース。
吐かれたものを見てみるとからあげやポテチらしきものが大量に出て来ていたそうだ。
わんこにとってまったく良くないことだし、命の問題なのでと
飼い主にさんざん言ったのだが、それの何が悪いと猛反論。
まったく聞く耳をもとうとしないらしい。
飼い主はかなり変わり者らしく、あまり言うと問題になるからもうほっといているそうだ。

以前はこのわんこ、太ってもなんとか歩いてきていたのが、今では歩くことも困難になりバギーで来店。
感覚がおかしくなっているのだろう、うんちやおしっこをずっと垂れ流し
常におむつをはかせていないとダメ。
バギーの中は糞尿まみれ。
ある時糞尿といっしょにバギーから大量のぎょうざが出てきたらしい。
もうびっくり仰天と同時に、このわんこの命がもはや無いに等しいと思い、切なさにさいなまれたという。

多分からあげという肉すら食べなくなるくらい頭おかしい贅沢犬になってしまったのだ。
味を覚え、更に上を要求し、また覚え、欲望は果てしなく昇る。
からあげ食べないから、あらゆるものを与え、ぎょうざにまでたどりついた。
多分そのぎょうざも食べなくなってしまったのだろう。
ぎょうざなんて犬にとったら完全にアウトだ。
その前に、日頃人間の食べているものをあたえるなんて完全試合ゲームセットである。

飼い主も犬も散歩が嫌いらしく、運動など皆無だとのこと。
食べたいものを食べたいだけ食べ、もう動くことも出来ず
自分の排便にも気付けず、狂ったまま僅か残された日々をおくる犬。
世界一のデブが食う!食う!食う!家から出られず死んでゆく様や
ヤクザに薬漬けにされ身体を売りまくり薬を買いまくり価値がなくなり捨てられ枯れ果てる女性などを想像してしまった。
いけない想像だが、頭ん中が止められず、あまりの切なさに吐き気をもようした。

この飼い主は、このわんこが亡くなったらまた別な犬を飼うのだろうか。
その時はまたこのお店で買うのだろうか。
お店側は、知っていて売るのだろうか。
もしも飼ったとしたら、また同じようにからあげやぎょうざを与えるのだろうか。

今の世の中、ペットの飼い主さまざまいれば、飼い方の価値観もさまざまなのだろう。
もちろん売り方や、指導の仕方もさまざまなのかもしれない。
お店と飼い主、どこまで言えてどこまで聞けるのか
そのラインも情報を発信する側と受け手で多分さまざまだ。
これだけさまざまなのに、当のペットはかやのそとである。
ペットはモノを言えない。
ただ、やっぱりさまざまな関係の仲間にいれてあげて
なにか言わせてあげないとあんまりだと思う。

最後に
自分の足も噛みちぎり食った。
そのわんこの近況だ。
「足なんてどうせ歩けないんだから無くてもいい」と飼い主は言ったという。

狂った現代となにか重なるところありな
そんな気がしてならないが
どうか気のせいであってほしいと願うばかりだ。

めけめけ~。

写真。ぎょうざ。


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