展示して。

三日続いた展示会が終わった。
今回、なかなか良かった。
春近し、増税近し
来場者の本気さが伝わってきた。
出展者も新しい会社がいくつかあり必死なブースが多々。
みなさん試行錯誤で新しい“面白い”をぶつけてきていた。
本気と本気のぶつかりあい
そういう事が活気を生むのである。
ただ出してるだけ～
危機感のない営業が言われた事だけやってボケ～と立ってるだけ～
みたいなブースはなきにしもあらずだったが
少なくとも当社の周辺には見当たらなかったのもいい。
楽しく盛り上がった良い見本市だったと思う。

営業としては明日からが本番である。
ホントに大変なのはこれからだ。
膨大な数の名刺と伝票を整理して
既存店さんもご新規さんもあらためて売り込む。
新規さんは必ずお店を見にいく！てのが当社のやり方だ。
来られていない既存店さんへご紹介に飛び回る。
気を引き締め、おもいきり売り込み稼いでやる！

しかし、こうして展示会というものを見て
世の中モノがあふれすぎているなと
今さらながらにつくづく思う。
モノを作ることを生業としている身がそんなこと言ってはあれだけど
正直膨大な品々をみていてものすごく圧倒される。
圧倒？圧迫？かな～。
テイストがかぶっているものも多々ある。
変わったものも多々。なにこれ？てのも。
各社打ち出す“イイネ”がこれから世の中に並ぶ。
ピンキリあるが、とにもかくにも並ぶのだ。
並べなきゃメーカーは大変だし、並んでくれなきゃお店も大変。
そして、消費者は並ぶそれらの中から“わたしのこれ！”を選んで買う。
生活必需品であれ、癒しであれ、モノはなければつまらないもの。
新しいモノは日々の生活に張と潤いを与えてくれる。
それは自分に対しても誰かに対してもギフトとして素敵なモノだ。
楽しく生きてゆくために、活きたモノを流通させる。
この流れは健康的だと思う。

たくさんの中から我が会社の商品を選んでもらうのは大変な事だ。
今回の展示会ではそんな話をよく聞いた。
その通りである。
どう考えてます？なんて他社に聞かれたりもした。
いろんなお客様がいらっしゃるから、とおっしゃる来場者さまも。
全てにハマろうとしたら大変である。大変というかブレブレだ。
自分の商品の個性を熟知した上で
自分のトコでしか出来ない“これ”をおもいっきり提案する事が
お客さまに選んでもらえる近道だと思う。
当たり前な事だが、なかなか出来た事じゃない。
ものすごく間口が狭まるし、流行りとのギャップに不安も積もる。
それでも決してブレる事なく打ち出す。
どこも真似できないうちの“これ”を。
気持ちはしっかり伝わると思うし
今はより専門的なものに突出していたほうが良いとすら思う。
選んでいただきやすいもの。
それに、たくさんある中のこの分野はこれ！と取り組んでも頂きやすい。
そんなんが大切で、そんなんがカッコいいと思って信じて僕はやっている。

自分の会社のたくさんのポリシーが
今にしてようやく花開いてきたかなと感じられた展示会だった。
久々に、お腹いっぱいニッコリである。

めけめけ～。