江戸・深川の料理屋「ふね屋」では
店の船出を飾る宴も終ろうとしていた
主人の太一郎が胸を撫で下ろした矢先
突然
抜き身の刀が暴れ出し
座敷を滅茶苦茶にしてしまう
亡者の姿は誰にも見えなかった
しかし
ふね屋の十二歳の娘おりんにとっては
高熱を発して彼岸に渡りかけて以来
亡者は身近な存在だった―
この屋敷には一体
どんな悪しき因縁がからみついているのだろうか
「ふね屋」には五人の亡者が迷っていた
あかんべえする少女
美男の若侍
婀娜っぽい姐さん
按摩のじいさん
宴席で暴れたおどろ髪の男
亡者と心を通わせていくうちに
おりんは
ふね屋の怪異が三十年前にここで起きた
忌わしい事件に関っていることに気づく
幾重もの因縁の糸はほどかれ
亡者は成仏できるだろうか?
ファンタジーとミステリと
人情味が絶妙に溶け込んだ感動の時代長篇
ストーリー
ほんつな:新潮社HPより引用
http://spn03162.co.hontsuna.com/article/1813874.html
http://spn03162.co.hontsuna.com/article/1813876.html
いや~
宮部みゆきさんの描く世界って・・・
登場人物の構成がしっかりしていて
ちかもみんな魅力的で
毎回驚かされる
脱帽・・・