ナイチンゲールの沈黙 5・6

舞台は小児科病
世間を震撼させた「バチスタ・スキャンダル」から9ヵ月後
病棟一の歌唱力を持つ看護師・浜田小夜の担当患者は
眼の癌―網膜芽腫の子供たち
眼球摘出をせざるをえない
彼らに心を痛めた小夜は
患児のメンタルケアを
不定愁訴外来担当の田口に依頼し
小児愚痴外来が始まった



松岡圭祐氏の
『千里眼シリーズ』に以来
止められない止まらない状態
‘超どつぼにはまった’感じです
たまりません

相変わらず
田口先生貧乏くじ？
『ジェネラル・ルージュの凱旋』の出来事と
同時進行で描かれているこの作品です

流れ的には
『ナイチンゲールの沈黙』を読んだ後に
『ジェネラル・ルージュの凱旋』を読むのが本道なのかも知れませんが
さして支障はございませんでした

永遠に光を失ったかと思われた瑞人くんですが
これからは
牧村瑞人のためたけに歌を歌う！
そういい残して連行された小夜さん
その存在は
何者にも代えがたい

今後
何らかの形で
浜田小夜さんや瑞人くんが
海堂氏の作品構想に再び登場してくれることを
切に願うのであります

しかし
速水晃一といい島津吾郎といい
田口先生の同期は
凄まじいく優秀で
強烈なキャラを持つ人がいますね

猛虎・速水晃一の学生時代を描いた
『ひかりの剣』という作品があるようですが
個人的には
速水＆島津＆田口
三人そろい踏みの学生生活…
見てみたい
いや
こちらも是非
外伝として描いて頂きたい！