ジェネラル・ルージュの凱旋 3・4

早速読んでみました
『ジェネラル・ルージュの凱旋』
ん～
原作の方が
断然面白かったです

田口公子は却下
田口公平でお願いします

映画を拝見した後なので
それぞれの役を演じられた
役者さんをイメージしながら読む感じな？
と思っておりましたが
堺雅人さん演ずる速水晃一
ジェネラル・ルージュこと
東城大学医学部付属病院救命救急センター部長
かろうじて國村隼さん演ずる高階病院長だけ
イメージが浮かびました

映像を見てしまうと
どうしても
演じた役者のイメージが
付いてきてしまうのですが
負けない！文字で描かれた登場人物達
小生の中では
演じた役者さん
先に挙げたお二人以外は
すべて一掃されましたものの見事に…
海堂氏の高度な
表現力の賜物だと思います



『ジェネラル・ルージュの凱旋』で描かれている
事件と平行して
東城大学医学部付属病院内では
もうひとつの事件
『ナイチンゲールの沈黙』が同時進行しております
既にこちらの作品も拝読させて頂きましたが
見事にリンクし合っているんですね～
それが作品の面白さに拍車をかけている感じです

シリーズなので
それぞれの作品に
共通した人物が登場しているのは当たり前ですが
事件を予感させる言動や進行している調査も
付箋となって描かれているので
後に続く作品が
これまた楽しみなのであります

魑魅魍魎と言っても過言ではない
破天荒なキャラクターが
ひしめき合う中
翻弄される田口先生に
心安らかな日々が訪れる日を願うばかりです

と同時に
日夜
医療現場で働いておられる方々の
理想と現実のギャップを痛感する次第です