オペラ大好き

オペラ合唱団をコロナや親の介護で休団していましたが、4年ぶりに復活しました。親の介護についても書きます。

舞台に潜む・妖怪まっしろけ 

2005-08-01 13:02:56 | オペラ
オペラ歌手が舞台上で言葉が出なくなったら・・・

「アドリアーナ・ルクヴルール」レクチャーの話のつづきです。


練習では一度も間違えたことの無いような箇所で、ふと言葉が出なくなる・・・そんな体験を話していただきました。

オケが鳴っているところなら、勝手に音楽が進むからどうにかなるのですが、牧野正人さんはセッコ部分を忘れて大変な思いをされたそうです。
ハープシコードはマエストロの演奏で、気を利かせたのか、空白を埋めるかのようにカデンツァを華麗に弾きまくられて・・・音程までわからなくなり・・・(笑
プロンプターに教えられても、動転して何が何だかわからない「妖怪まっしろけ」です。
客席にプロンプターの声は聞こえるし、牧野さんを指差す手まで見えたそうです。

結局、全然歌えなくて、約1ページ飛ばして、次の歌い手さん部分に飛んだとか・・・

コワイですねぇー!

ところで・・・牧野さんのお話の締めくくりです。
「時間にすればそれほど長くないし、オペラをあまり知らないお客様は気付いていないだろうし・・・まあ、いいか・・・と思ったら、全員気付いていました。
飛ばした1ページ分の字幕スーパーが、すごい勢いでパッパッパッパッ変わったんですよ。字幕スーパーが恨めしかったー!
大爆笑!
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