鹿児島高校陸上競技部

監督雑感を中心に鹿児島高校陸上競技部の様子をお知らせします!

九州合宿初日

2014年12月25日 23時55分29秒 | ブログ
みなさん,こんばんは。
Facebookでは,お昼にアップしましたが,本日より宮崎県にて
通称「九州合宿」
正式には,
「2014年度 日本陸上競技連盟U-19強化研修合宿 全国高等学校体育連盟陸上競技専門部強化合宿 九州地区合宿」
という長ーいお名前の合宿に参加しています。

この合宿は,九州各県から各種目の優秀な選手が選抜され行われます。

指導者も各チームの監督はもちろん,各種目で,名だたる指導者が集まっています。


九州各県の名将が一堂に会するのでなかなかの緊張感ですよ。

そんな中,各種目の指導を見ることができますし,
自分のチームの選手はもちろん,他校の有力選手の練習風景も見れます。

そして各校の指導者の先生方との情報交換ができます。
これが,この合宿の醍醐味ですね♪


本校からも,ハードル,跳躍などに選手が参加しています。


たくさんの収穫を得て帰ってきて欲しいと思います。



私も,たくさん勉強してきまーす。




合同練習(吉野公園)

2014年12月25日 00時36分15秒 | 練習日誌
みなさん,こんばんは。
世間はクリスマスです。いかがお過ごしでしょうか?
私は,愛猫のタータンと遊びながら,明日から始まる合宿の準備に追われています。

さて,そんな中,今日の日記は先日イブイブの日に吉野公園で行った合同練習の事について書きます。


冬季練習は,短距離系の選手にとっては,基本的に競技会などがなく
まさにシーズンオフの練習となります。

練習の内容も単調なものになりがちで,我々指導者も
要点を押さえ,かつ選手を飽きさせない練習を組み立てる必要があります。

そんな中,他校との合同練習は,様々な面でメリットがあります。

まず,普段と違う刺激が得られるということ。(体力的にも,精神的にも)

それは,他校との選手との練習することで,競争の楽しみや,臨場感を得られるからです。
また,他校の指導者からの指導を受けることで新しい発見もあるかもしれません。

そして,我々指導者も,いつもとは違った緊張感を持って練習の指示を出すことになります。
他校の選手に指導をする場合,いつもの慣れとは違った気持ちになりますしね。

更に,この日は,吉野公園での野外練習ということで
練習環境すら変化した中で,練習できたわけで,
当然,選手指導者とも良い緊張感の中で,高い刺激をもって練習できたわけです。



練習の内容は,まず,今回の合同練習の発起人である松陽高校堂脇先生の挨拶・説明にはじまり
甲南高校のw.upにのっとりカラダをほぐしました。

このupはオードドックスなupとは違い,多彩な動きつくりの中でカラダをほぐしていくものでした。
当たり前のジョグ体操ストレッチにとらわれることなく,様々なアイデアが必要だと感じました。

次は,私が担当した,上り坂を使ったハードル練習です。
ピッチ・ストライド・疾走速度との関連を説明し,
それらの獲得方法について話した後
今回のハードル練習の意図を考えてもらいました。


ハードルの得手不得手もありますので,
フレキハードルを使い,高さ,インターバルを4段階に分け,
それぞれ練習しました。

各選手当然ながら,前半はなんとか走れるのですが,
4~5台目以降一気に減速が大きくなります。

そんな中,接地のポイントを抑えた選手や,乗り込みのうまい選手は後半のスピードロスを抑えているようでした。

練習後半は,リレーが中心です。
合同練習の最大の醍醐味ですね。
人数も増えますし,チーム数も多いので,走る選手はもちろん,
みている我々もワクワクしながら練習を見ることができました。

最後は,伊集院高校の上村先生が手押し車を中心にした補強を行ってくださり練習終了です。


今回の練習では,期待したとおり,新しい発見が随所に見られ,
また他校の仕上がり具合も確認できますので,
来年の見通しも感じることができます。

我々の目標は全国で戦うことですが,
県を勝ち抜くのも簡単ではない!
それを強く感じた一日でした。


まとまりのない日誌になりましたが,
今回,この合同練習を企画してくださった堂脇先生はじめ
各高校の先生方,選手のみなさんに感謝したいと思います。

またの機会がありましたら,よろしくお願いします。

そして,合同練習いつでもどこでも参加したいと思います。
お誘いお待ちしております。

私からお伺いをたてるかもしれません。
その際は快く受け入れてくださいね(笑)


































磯練習~指導者研修会

2014年12月15日 18時43分16秒 | 練習日誌
指導者研修会

みなさん,こんにちは。
週末はゆっくりしてしまいますので,更新が週明けになってしまいます。

土曜日の事を書きますね。

土曜日は午前中,磯海水浴場にて練習を行いました。
この冬期2回目とあって,選手もだいぶ落ち着いて練習できていたようです。





今回は,砂浜でのハードル走やミニハードルを中心に行いました。







アップがおわったあたりから,雨が降り出し
予定していた変形ダッシュなどは抜きました。



雨で寒くなりテンションが下がるな~っと思った頃,
錦江湾にイルカの群れが現れました!
(写真を撮ってなかった……残念!!!)

群れで現れる自然のイルカが次々にジャンプする姿を見て
選手もだいぶテンションが上がったみたいでした!



そして,この日も最後はリレーで締め。








前回に続き,慶太率いるチームの圧勝でした!





今年の冬期は,慶太が良く声を出して練習を盛り上げてくれています♪

例年,こういう選手が翌年に活躍する傾向があるので,慶太の活躍が楽しみになります。


さて,この日は,練習後の午後に,高体連主催の指導者研修会がありました。

6年後に内定している国体に向けての強化・普及対策がテーマだったと思います。


まず,講師として,岐阜県強化委員長の日下部先生が
2年前の国体で天皇杯(総合優勝)を成し遂げた経緯と内情をお話くださいました。
話の中には,強化委員長にしか解らないであろう苦労とか,
今の鹿児島にも通じる事で,国体に向けてのなにかヒントのような事も
たくさんあり,非常にありがたい話になりました。



次に,県教委の立場から競技力向上係長として,山口良人先生がお話くださいました。
山口先生は,私が中学生の頃から指導者として活躍されており,
長い間,県のハードル界を牽引してこられた先生です。
やはり鹿児島のハードル指導といったら良人先生の指導が基礎になってると思います。
そんな良人先生は,行政の立場から鹿児島国体を
どう捉えたらいいかをご説明くださいました。
強化・普及もそうですが,運営の面も大変な事が山積みになりそうな気がします。



三番目は県強化部長の新開先生のお話でした。
新開先生は,強化部長(国体監督)という立場から,今後の国体をどう戦うか?
我々指導者がどういう気持ちで戦うかといった内容のお話をしてくださいました。
一人一人の指導者が目的意識をしっかり持つことが大切だと感じました。



そして最後は県高体連専門委員長の橋元先生が
「鹿児島から全国へ」というテーマで事例研究を中心にお話くださいました。
橋元先生は,私が中学生の頃,初任で中学教師(串木野西中)をされており,
私は隣の串木野中だった関係で,橋元先生に陸上を教わりました。
私にとって,陸上競技の最初の恩師であり,陸上競技の基本を教えてくださった先生です。
この日も,スプリント観を中心にお話されましたが,
今の私(鹿児島高校陸上部)にとって,課題となっている部分に直結するような内容で,
まさにタイムリーなヒントとなりました。
橋元先生は県内の現役高校指導者で短距離系種目では唯一インターハイ優勝をされている先生です。
(長距離では,有川先生,立迫先生がいらっしゃいます)
インターハイ優勝を目指すにあたり,経験者である方からお話を聞けるということも
非常にありがたいことです。






短い時間ではありましたが,
こうやってありがたい時間をすごすことができました。

また,この日は,夜も,懇親会~2次会~3次会と
陸上談義をすることができ,指導者としてまた経験値がちょっと上がったかな?
っと思っております。




明日からは修学旅行に行ってまいります。

冬季練習(健康の森公園)

2014年12月12日 17時37分55秒 | 練習日誌
みなさん,こんばんは。
本日,鹿児島高校は創立記念日でした。
今から90年以上前の大正11年(1922年)12月12日に津曲学園建学の趣旨が出されました。
創設者は津曲貞助氏です。

詳しい内容は割愛しますが,本校の建学の趣旨には,
「学びたくても学ぶ場のない」生徒の受け入れ,
があったと思います。

ということは,本校に入ってくる生徒は
「学ぶ意欲のある」生徒ということになります。

陸上部のみんなはどうだろう?

そして,建学の趣旨の最後には,
本学園の生徒(学生)は
学問研究に勤しみ
心を一つに協力し
国家・社会の為の奉仕の精神を持つこと。
とあります。


また,本日の創立記念に際し,午前中,現理事長の津曲貞利に講演をいただきました。

理事長は非常に話しの上手な方で,本校の生徒も良く聞き入ってました。

その中で,理事長は
1.未来を切り開く知識を身に着ける
2.チームで創る喜びを身に着ける
3.社会をよくしようという心を身に着ける
(小森園先生のFacebook見て書き直しました.....12/15付け)

の3点について話をされました。

まさに建学の趣旨にそう内容です。

私は話しを聞きながら,本校の陸上競技部に置き換えて考えていました。

1.に関しては,陸上競技についてとことん追求してほしいということ。
まずは,競技力向上です。自分の最大限の目標に対して,どうしたら
その目標を達成できるか? よく考え(研究),そしてよく練習(実戦)して欲しいと思います。

2.に関しては,鹿児島高校陸上競技部の一員であるという自覚を持って
チームの「輪」を大きな「和」になるよう,それぞれが,意識して欲しいと思います。

3.に関しては,鹿児島高校の中において,学校生活で模範となる生徒になって欲しいということです。
陸上部の中だけでなく,学校全体で評価され,応援される存在になって欲しい思います。


長くなりましたが...

今日は,理事長のお話を聞いていて
改めて,鹿児島高校の教員になれたこと
鹿児島高校陸上競技部の監督になれたこと
つまり,鹿児島高校の一員になれたことをとても嬉しく思い,
そして,鹿児島高校にいれることに感謝の気持ちが強くなりました。


あ,今日の表題は健康の森公園の事でしたね。

今日は,午後から部活ができたので,
健康の森公園にでかけました。

逃走中~鹿児島高校バージョン
で,カラダをほぐした後,

坂を使って走りました。

今日も良い練習ができています。

明日は,磯で走る予定です!






冬期練習日誌2014年12月9日10日(雨天練習)

2014年12月11日 09時54分06秒 | 練習日誌
みなさん,こんにちは。
冬季練習も順調にこなしています。

今年の冬期は例年以上に良い感じで練習ができています。
先週末から練習を再開した女子チームも遅れを取り戻したようで,
男子同様,良い雰囲気で練習に取り組んでいました。

本校の短距離系練習日は,毎週,火水金土の4日間のみです。
月木日は原則休みになります。

よって,この練習日の日にきっちりと練習をしておく必要があります。

この二日間は,選手の種目特性に合わせて,
ショートインターバル(折返走形式)
シャトルロングハードル
5歩ハードル
幅跳ドリル
走高跳短助走跳躍40本
ロングバウンディング
サーキット
ウエイト
300mリレー
などなどを行ってます。

さすがに3年生は鹿高での冬期も3回目とあって,元気よく練習しています。

2年生は来年のシーズンをしっかり見据えているのか,
去年より明かに練習に対する「目」が違います。

1年生はまだまだ「練習についていく」といった感じでしょうか。

ですが,冒頭で書いたように,良い練習ができているのは事実です。

昨日は,練習後半からあいにくの雨天になりましたが,
選手の熱気の方が勝ったようで,なんら支障なくトレーニングできています。
また,こうやって雨天でも練習できるグラウンドやナイター施設など(環境)に感謝しないといけませんね。


練習後は,風邪をひかないように指示をして終わりましたが,
みんな大丈夫だったかな?

2年生は来週は修学旅行なので,今週はある程度追い込んだ練習をしようと思います。






冬期練習(磯練習)

2014年12月08日 12時55分28秒 | 練習日誌
冬季練習もまだまだ序盤。
本当は,週末のうちに書くつもりでしたが,週が明けてしまいました。

さて,土曜日の練習です。
前日から,ようやく女子も練習を再開。さて,これからチームがどう成長するのか楽しみです。

この日の練習は磯海水浴場で行いました。

実に3年ぶりの磯です。
前回の日記はこちら

当時からすると人数も増え,ビーチフラッグスもだいぶ時間がかかります。

それでも,個々の能力はだいぶ高くなっているので,練習そのものの質があがり,
みているこちらも自然と楽しくなります。

磯練習といえば,砂浜での走りになりますが,ここでも選手の特徴がよく現れます。

先日,コントロールテスト内で行った60m加速走の疾走分析を行いました。
選手の各区間ごとの平均ピッチ,平均ストライド,平均速度を算出し,フィードバックしましたが,
疾走速度はおおよそ,100mの自己ベスト通りの結果でした。

しかし,この日の砂浜での走りは,その通りにはいきません。

なかには,砂浜での走りを得意としているかのごとく,進む選手。
反発ばもらえず,なかなか進まない選手。

選手の得手不得手がわかり,今後の指導にも役立ちます。


しかし,砂浜をはじめ,こういう野外練習はなんといってもその経験値が大きな収穫だと思います。
単純に競技力向上というだけでなく,
高校生時代の部活動で,みんなででかけて練習をしたという事実であったり,
この日の思い出であったり。
こういう経験がなにより大切なのかな?


練習後に美味しそうに両棒餅をたべる生徒たちをみながらそう思いました♪

選手が楽しそうに練習している姿を見ると,監督は嬉しくなります。


冬期練習日誌2014年12月3日

2014年12月03日 19時48分38秒 | 練習日誌
みなさん,こんばんは。
書けるときはたくさん書いとこうと思います。

昨日に引き続き,今日も冬期らしい練習となりました。
サーキット中心の練習です。

その中でも技術系の選手の一部は専門練習を入れています。

走高跳メインの加治屋と八種の安栖は本日
短助走跳躍を40本。技術うんぬんより,跳躍力強化でした。

ラスト10本は,ゴムバーでなくて,バーをかけてやってます。

近年,冬期練習の雰囲気で,翌シーズンの出来が予想できるようになってきています。

今年の男子チームは,例年以上に,よい雰囲気の中で練習できている感じがします。
選手のスター性というか,ポテンシャルは昨年のチームの方がありましたが,
全員の力の差が大きくないことで,みんなの力がかけ合わさり,どんどん成長している感じがします。

ちょうど,3年前の脇・徳田がキャプテン,副キャプテンになった当時に似ている気がします。

そういえば,その学年も黄色学年でしたね。今の2年も黄色学年

(鹿児島高校は学年が色分けされてて,現在は3年が緑,2年が黄,1年が赤,これが3年間持ち上がりで学年の色となります)

なんかこの学年の色というか,学年の雰囲気というのは,同じ色の学年はなんとなく,似ている気がしますね。
(うちは,基本教員も持ち上がりだから,その影響もあるのかな?)


さて,女子は,まだまだ充電中です。
今,監督である,私が君たちに何を求めているのか考えて欲しいです。

いまのこのままの状況でいいはずがありません。
しかし,いまのこの状況を改善すること,そしてその為になにをすればいいか考え,そして行動すること。
これは,今後自分達が強くなるためのチャンスだと思って欲しいです。

もう一度,書きますがが,行動することが大切です。

後ろを振り返り行動するのか,
前を見て行動するのか,

嫌なこと,辛いこと,よりも
楽しい事,嬉しい事,これからの希望や夢を
来シーズン自分が飛躍している姿を想像してみましょう。

きっとなにか答えがみつかるはずですよ。




冬季練習日誌2014年12月2日

2014年12月03日 00時46分55秒 | 練習日誌
みなさん,こんばんは。

いろいろしていたら,こんな時間になってしまいました。


ながらく暖かい日が続いた鹿児島も,本日はめっきり寒くなり
すっかり12月といったところです。

12月に入り,冬季練習らしい状況も徐々に出てきています。

火曜日の今日は,ショートインターバルを中心にした練習を行いました。

1セット目は60m×7本。ジョグつなぎ。

2セット目は60m+60mの折返走×5本。

やや少ないように感じますが,今年のスプリント動作には,ある課題を持たせて行わせてます。
これまでと少し意識を変えてる選手も多いので,
皆,思った以上に疲労がきているようでした。



一番へばっているように見えるのは800mまでこなす1年生大脇君です♪
(へばっているように見えますがよく見ると笑顔です)



その後,ハードルジャンプを行いましたが,
キャプテンの川田が序盤苦しんでいました。
そこで,ベクトルの話をすると,うまく理解したのか,その後見違えるような動きを見せました。
さすが,理系トップクラスです!


その後は,ややはしゃいでるように見えましたが,
よく見ると,メディシンボールを一生懸命投げていました。




ダウンの頃には,全員が満身創痍に見えましたが,冬期はまだまだ始まったばかりです。

壊れない程度にガッツリ練習しましょう♪




さて,今日の写真には,女子選手が出てきません。
実は,女子チームは本日練習できませんでした。

それは,チーム内にある問題があったからです。
これは,今に始まったことではなく,今年春先からずーっと私が繰り返し言ってきたことです。

陸上競技は,基本競技ですが,学校部活動は,集団で活動します。
個も大切ですが,他を理解する力も必要になります。
これは,陸上競技のみならず,今後の彼女らの人生においても大切な要素になってきます。

最近は,携帯やパソコン(ネットワーク)の普及で,我々が高校生だった頃と比べ,
情報交換などのコミュニケーションはだいぶ取りやすくなったと思いますが,
一つ一つのコミュニケーションがやや軽くなり,一人一人の思いやりが心に届かなくなっているように感じます。

いまさら言うことではないですが,
「相手の目を見て話す」
ことの大切さを改めて考えて欲しいです。