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怪人クンのムフフ日記

ムフフ、ムフフ、時々オヨヨの〝怪人クンワールド〟炸裂!
あの大物も、この人も。愉快な仲間続々登場!

出る前に負けること考える馬鹿いるかよ!

2006年03月24日 | Weblog
<3月23日(木)>

これは“事件”である。ファンにとってはなんともさびしいニュースだ。
13時をすぎたころ、休憩をとる。事務所のテレビはワイドショー(テレビ朝日)を映していた。本日発売の新聞、雑誌の早刷りコーナー。気になる見出しをピックアップする、というもの。次の瞬間、男性アナウンサーの顔がどアップになる。このアナウンサー、もともとギョロッと眼がでかいのだが、彼はさらにめん玉を大きく見開いてその記事を読み上げた。
「大変なことになってるようです。『日刊ゲンダイ』によりますと、“燃える闘魂”アントニオ猪木さんの白金台の事務所がひっそりと閉鎖されていたというんですねぇ。電話をかけてみると“現在使われておりません”というアナウンスが流れるだけ。猪木さんは周囲にこう漏らしているようであります。『しばらくプロレスはやめる』…いやぁ~、驚きました。闘魂の復活に期待したいものですね」。
怪人クン(没収中)も衝撃を受けた。プロレス界には猪木さんが必要だ。猪木さんがいないとつまらない!猪木さんのことだ。絶対何かやる。やってくれるさ!

記事を紹介していたこの男性アナを見るたび、ある出来事を思い出すのだ。あれは確か1990年の2月だったと記憶している。彼は、ビッグマッチ前にくだらない質問をして猪木(当時・参院議員)から張り飛ばされたことがあるのだ。忘れもしない。こんなシーンだった。
東京ドームの赤コーナー選手控え室。この日のメインでタッグマッチに登場する猪木。タッグ・パートナーを務める坂口征二(当時・新日本プロレス代表取締役社長)が横にいた。プラチナ製のシルバーガウンを身にまとった猪木。背中に黒字で大きく「闘魂」の文字が入っている。坂口も背中に荒鷲の絵をあしらったオレンジのガウンだ。2人ともロングガウンがよく似合う。アナウンサーが言葉をかける。
「猪木さん、試合前に恐れ入ります」。そう言うと、“まずは坂口に訊けよ”と顎で彼に促す。仕方なく坂口にマイクを向ける。
「今の心境は?」
「何もありません」(坂口)
再び猪木にマイクを向ける。
「きょうの相手は勢いに乗る若い選手。もし、負けるようなことがあると大変なことになりますが?」
ぴょん、ぴょん、ぴょん。軽いジャンプを繰り返す猪木。この一言でカチ~ン!となったのだろう。猪木の表情が鬼と化す。そして出た言葉はあまりにも有名だ。今でもファンの間では語り草になっている。
「出る前に負けること考える馬鹿いるかよ!出てけ、コラッ!」
バシ~ン!同時に猪木の右手が彼の左頬にヒット。ゆがむ顔。画面右隅には「プッ」と苦笑いを浮かべる坂口の顔があった。“あ~あ、怒らせちゃった。知ぃ~らねぇ…”といった表情だ。
ホントか嘘かは定かでないが、噂では猪木さん、この男性アナのことがあまり好きじゃないらしい。彼は、あの古舘伊知郎氏とテレ朝同期入社なのだ。まぁ、それはどうでもいいか。
あ、そうそう、ついでにもう一つ。この日東京ドーム大会の試合後、「1、2、3、ダーッ!」が誕生したのだ。この遥か昔から猪木さんは試合に勝つと「ダーッ!」と右手の拳を突き上げては叫んでいたが、現在のスタイル、ファンと一緒に雄たけびをあげたのはこの時が最初である。怪人クン(没収中)もアリーナ席、前から6列目(3万円)で“歴史の証人”の1人に加わっていたのだ。懐かしいなぁ。

ついつい話が長くなってしまった。
うたさんからも、この記事のことで昼間メールが届いた。とっても気になるよねぇ。
22時すぎに東京のダチキン君からケータイにメールがある。うたさんと飲んでいるという。すぐにダチキン君のケータイに電話した。
なぜだかわからないが、ダチキン君と電話で話すと必ず電波障害が起こるのだ。彼の声が途切れろ切れになってしまう。おかしい。変だ。どうも電話では相性が悪いみたいだ。今度東京へ行ったら彼とも飲む約束をした。うたさんが“いいところ”へ案内してくれるようだ。ウハウハウハハ~、それは楽しみ。今から“ネオン街のホームレス”の血が騒ぐぜ!ムフフフ…。


※都庁(写真)。


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