2020年3月1日(日)
福神さま達が乗った宝船は、大門の港で停泊して、旅の疲れを癒し、またまた次の10日かかって到着する仁川(西宮)まで行きます。
大門は、瀬戸内で潮目が変わる場所でもあります。
潮を見て、天気も良好です。
今度は鶴島、亀島は左右逆に見ながら真南に出ていきます。
そうそう、今は江戸末期から大門の港は埋め立てられて、住宅が建て込んでいて、小さな神社が祀ってある小さな山として存在しているだけですよ。
行っても、地元の人たちでさえ、「は~~?? それなんのことですかぁ??」と返事が返ってくるだけでしょうね。
昨年、皆さんとツアーで行きましたが、私は嬉しかったですねぇ。
地元の方たちに迎えていただきましたね。
山には、海岸に自生している木が、唯一の証明でしょうかね。
さぁ~~宝船の帆をいっぱいに揚げて、いざ出航です。
朝日を左手に見ながら真南に向かい、神島の御崎を過ぎたら左に舵を切ります。
この航路は熟練した船頭でなければ航海は無理ですよ。
黒土瀬戸を通って航行します。高島を右手に見ながら通り越すと105度方向に直進です。
目指すは六口島の像岩です。 近づいたら長嶋との間を航行して櫃石島と鷲羽山との間を航行して行きます。
宝船は、いつも朝日の方向へと進みます。
白い帆に朝日、そして青い海と白い雲。 おお~はじける波の音にもワクワクしたことでしょう。
小豆島を右手に見ながら播磨灘を進みます。
そうそう、10日かかりますから、小島半島にも小豆島にも家島諸島にも、途中、備前の穂波にも寄られたことでしょう。
家島は西島の頂ノ岩もランドマークです。重要なことを教える大事な大切な磐座なのです。
そして絶対にランドマークの島とするのが、クラ掛島と上島です。
上島から真北、コンパスグラスで7度30分方向に手を合わせます。 合わせてもらわねば、海に落とされますよ~~!
だって、大国主命=イエス・キリストの墓がその方角にあるのですから。
いえいえ、その大王の墓守をしている女王卑弥呼さまがそこに居られるのですから・・、そこに行くための船旅なのですから・・。
倭国大乱の前は、姫路の市川を遡って行ったものなのですがねぇ。
どうでしょう・・、もうここまで来れば、一日で目的地の西宮まで行けそうですが、明石海峡の手前の高砂か東播磨港か林崎あたりで一泊されたのでしょうかねぇ。
さぁ~間違いなく明石海峡を通過すると、もう目の前です。
ほどなくしてランドマークの甲山が左手に見えてきます。 みえて近づいたらもう終着港です。
舟は武庫川を遡って、仁川まで行ったのでしょうかね。
到着です! 10日を要しました。
多くの方々が迎えてくれたことでしょう。
お疲れ様でした~~~。
そうそう、余談ですが、私は、一級の小型船舶操縦免許証を持っています。
そう、持っているだけで、もう操縦はできませんね。
持ってるだけと言えば・・一級建築士も・・持っているだけで、活用していませんねぇ。
舟も、建築士も、基本は三角定規と分度儀とコンパスグラスは必需品です。
これだけは、活用していま~~す。