「母性」 廣木隆一監督 ☓☓
湊かなえの同名小説を映画化しました。
女子高生(永野芽郁)が自宅で自殺、それとも他殺だったのか?母親と娘それぞれの回想が同じ場面でも全く異なる親子関係の齟齬を描いています。
お嬢様のルミ子(戸田恵梨香)は母親(大地真央)から褒められることだけを意識した生活をしています。絵画教室の一人田所(三浦誠己)との結婚も母親が田所の絵画を気に入ったことがきっかけでした。そして娘が生まれ3人は幸せに暮らしていましたが、台風の夜大きな災害が襲い幸せを壊してしまうのでした。
母親と娘の関係を考えさせる作品です。戸田と大地、戸田と永野、の母娘関係だけでなく田所の母親(高畑淳子)と娘との関係も描かれます。最も濃密なのが高畑の演技でこの作品の印象は一言でいうと「高畑の烈演」に尽きるでしょう。
タバコは、田所が喫煙者で度々喫煙、田所の妹の調理人の男も厨房内で喫煙していました。