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「パラレル・マザーズ」

2022-12-23 | 2022映画評


「パラレル・マザーズ」 R15+ ペドロ アルモドバル監督 仏西合作 ☓☓

 年齢が親子ほど離れた二人のシングルマザーがほぼ同時に女児を生んだことから起きる悲劇を忘れてはならないスペインの歴史とともに描きました。
 写真家として成功しているジャニス(ペネロペ クルス)は内戦で虐殺された曽於祖父らの遺体を発掘してほしいと専門家アルトゥロ(イスラエル エルハルデ)に依頼します。それがきっかけとなり二人は深い関係となりジャニスは妊娠します。出産のとき同じ病室のアナ(ミレナ スミット)と親しくなり二人はほぼ同時に女の子を生みます。
 しばらくして赤ちゃんを見たアルトゥロは「自分に全く似ていない。」と不信感を表します。ジャニスは遺伝子検査をしますが、「生物学的に親子関係はない。」という結果になり苦しみます。
そんな折アナから連絡があり彼女の子が突然死したことを告げられるのでした。

 赤ちゃん取り違え、乳児突然死、その上内戦の記憶保存といったスペインならではの問題、その上母親と娘の関係、集団レイプなど一つの作品にたくさんのテーマがあります。取り違えた病院の責任は全く問われていないことにちょっと違和感はありますが、それを追求すると尺が長くなりすぎかな。

 タバコは、アナの母親が喫煙者で何回か喫煙、ペネロペ クルスもタバコを口にしました。彼女もタバコ露出が多い俳優です。
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