無煙映画を探せ  

映画のタバコシーンをチェック。FCTC(タバコ規制枠組条約)の遵守を求め、映画界のよりよい発展を願うものです。

ジャッジ!

2014-01-14 | 2015以前の映画評


「ジャッジ」 永井聡監督  ×××

 大手広告代理店の太田喜一郎(妻夫木聡)は上司の大滝一郎(豊川悦司)にサンタモニカ国際広告祭の審査員の仕事を押し付けられます。海外では妻を同伴しないとゲイと思われるということで社内でも有能な大田ひかりを拝み倒して偽夫婦として会場に行きます。実は太田は知らされていなかったのですが出品したCM作品を入賞させないとクビになることになっていたのです。しかし、審査会とは名ばかりで公平な審査は全くされていませんでした。ライバル社のはるか(鈴木京香)の作品は彼らの陰謀で予選落ちしてしまいます。正直者の喜一郎のとった行動とは?ひかりとの関係はどうなるのでしょうか?
 しがらみや利害関係を考えずに、「いい物はいい、悪い物は悪い」と判断(ジャッジ)しようよ。というテーマには共感できます。また脚本が澤本嘉光(あのホワイト家シリーズの作者)で広告業界の舞台裏も垣間見ることができます。なお、圧巻はペン回しです。
 タバコは豊川悦司がいつものようにたびたび喫煙していました。(××)火がついていないタバコを持っている場面もありましたが、問題なのは撮影中のスタジオ内で周囲にたくさん人がいるにもかかわらず偉そうに一人だけ吸っていたことです。現実に広告業界では偉そうな人はこういうわがままな態度を取っているのでしょうか。また、編集室のミキシング担当らしい人もくわえタバコで仕事をしていました。(×)広告業界の現場は喫煙率が高いという噂を聞いたことがありますがまさにその噂通りでした。これでは世界に通用する「みんなを幸せにする」ような広告は期待できませんね。

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