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映画のタバコシーンをチェック。FCTC(タバコ規制枠組条約)の遵守を求め、映画界のよりよい発展を願うものです。

ジ、エクストリーム、スキヤキ

2014-01-13 | 2015以前の映画評


「ジ、エクストリーム、スキヤキ」 前田司郎監督 △

 演劇界で数々の賞に輝いている前田司郎が原作、脚本、監督をひとりで行い映画界デビュー作です。
 フリーターの大川(窪塚洋介)のもとに15年も絶縁状態だった学生時代の友人洞口(井浦新)が突然現れます。なんやかんやと話しているうちに大川の同棲相手楓(倉科カナ)とやはり学生時代の友人の京子(市川実日子)の4人で海へ行くことになります。それもどういうわけかスキヤキ鍋を持って。15年前に何かあってその後疎遠になっていたことや、それぞれが抱える将来への思いなどが軽妙なやり取りの中少しずつ明らかになってきます。人生いろいろあるけれど未来に向かって生きて行こうよ。というメッセージがたんたんと押し付けがましくなく伝わってくる作品です。
 筆者はこの手の笑いが大好きで前半は結構笑わせていただきました。特に井浦のスケボーが最高でした。NHKの「日曜美術館」の井浦さんと同じ人には思えない演技力です。
 タバコは、主な登場人物は喫煙せず大変良かったのですが、残念なことに京子の職場の人のお通夜会場の喫煙所でふたりが喫煙し、ひとりが棒付きキャンディをくわえている場面がありました。これもギャグのひとつなのでしょうけど喫煙させてしまうと笑えないのでギャグになりません。(△)権力を笑い飛ばすようなギャグを次回作では期待したいところです。


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