無煙映画を探せ  

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トリック劇場版 ラストステージ

2014-01-16 | 2015以前の映画評


「トリック劇場版 ラストステージ」 堤幸彦監督  ○! ☆ 無煙映画賞候補

 2000年夏にテレビの連続ドラマとして始まった「トリックシリーズ」の最終章ということです。
 天才物理学者上田次郎(阿部寛)は、村上商事の加賀美慎一(東山紀之)からレアアース発掘のため力を貸してほしいと頼まれます。採掘権は獲得したもののその地域に暮らす住民が呪術師(水原希子)の言葉を信じて「聖なる地を渡せない」と立ち退きに応じないので、「呪術師のインチキを物理学で見破ってほしい」ということでした。そこで自称超売れっ子天才美人マジシャン山田奈緒子(仲間由紀恵)を伴って現地に乗り込みます。さて、呪術師のトリックを暴くことができるのでしょうか。
 「濃ゆるいキャラ」のレギュラーに加え、現地の医師役の北村一輝がオネエキャラを怪演、笑える小ネタ満載なのは期待通りです。その上なんと「自然を破壊するのは止めよう!」という高度なメッセージ性も備え、微妙に感動のラストです。
 ヒロシマ、ナガサキに落とされた原爆のウランを採掘するときも現地の先住民から「恐ろしいことが起きる、触れてはならない。」と言われたという話を聞いたことがありますが、その話を思い出しました。
 タバコは、高圧的な日本人社員(石丸謙二郎)がタバコを手にして、近くで働いている現地の人に「オイ、火をよこせ」と言うとその人が「ノウ、ノンスモーキン!」と拒否し、なんと銃で撃たれてしまうという場面がありました。喫煙者は怖いですね。結局火は付けなかったので無煙です。(○!) 

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