
「クーリエ 最高機密の運び屋」 ドミニク クック監督 英米合作 ✗✗✗
1962年キューバ危機の時代、ソ連とアメリカを行き来し情報を取り次いだセールスマンを描いたスパイサスペンスです。
冷戦時代いよいよ核のボタンをソ連が押すかもしれないと思われたときにアメリカの諜報機関はある普通のセールスマン・グレヴィル(ベネディクト カンバーバッチ)を情報の運び屋にします。一般人で何も訓練を受けていないグレヴィルでしたがスパイとして接触してきたソ連の高官ペレコフスキー(メラーブ ニニッゼ)の人間性と共感し、自身の役割を理解し、何度か情報を運ぶのでしたが・・・。
ネタバレになりますがベネディクト カンバーバッチの身体を張った演技が見どころです。一般にはケネディさんのお手柄とされているキューバ危機回避ですが、その影にはこのような犠牲があったということを再確認させます。あのとき核が使われていたらと思うと、人類だけでなく地球環境のためにもこれからも決して使わせないようにしなければ・・・。
タバコは、モクモク場面がたくさんある作品でしたが、なんと毒入りタバコが登場するのはかなりのマイナスイメージでした。